屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

屋久島の照葉樹林へ

カテゴリー別 屋久島の海公開日時

seibusawa

屋久島の西側にある通称、西部林道という世界自然遺産地域の照葉樹林へ行ってきました。
屋久島が世界自然遺産になった一番大きな理由は、海岸線沿いからそびえたつ急峻な山に亜熱帯の植生から亜寒帯の植生までが垂直分布していること。 沖縄から北海道までの植生をぎゅうぎゅうっと凝縮したような島になっているのが屋久島の最大の特長なんですね。
「屋久島」というと、縄文杉とか苔の森とか、もののけの森とか、屋久杉・・・・といったイメージですが、「ここもまた屋久島なのか!」とみなさん言われる森がこの西部林道の森なのです。 また、ヤクザルやヤクシカさんともたくさん出会える森でもあります。

akou

アコウの巨木。 クワ科

アコウの種子は鳥類によって散布されるが、その種子がアカギやヤシなどの樹木の上に運ばれ発芽して着生し、成長すると気根で親樹を覆い尽くし、枯らしてしまうこともある。そのため絞め殺しの木とも呼ばれる。これは樹高の高い熱帯雨林などで素早く光の当たる環境(樹冠)を獲得するための特性である。琉球諸島では、他の植物が生育しにくい石灰岩地の岩場や露頭に、気根を利用して着生し生育している。

このアコウの上に大きな葉が着生しているのが、オオタニワタリです。

葉がお猪口型になるのは、落ち葉をここに集めて、自分が成長するための肥料とするための適応と考えられる。ここに溜まった落ち葉はやがて腐葉土になり、葉の間から出る根によって保持され、株の成長とともに株の下部に発達する根塊の一部となる。このように、大量の根が樹上に大きなクッション状の構造を作るため、ここに根を下ろして生育する植物も出現する。沖縄ではオオタニワタリやシマオオタニワタリの大株には、必ずと言ってよいほどその下の根の部分から着生性のシダ植物であるシマシシランが多数の葉を垂らしているのを見かける。同様な着生シダのひとつコブランもこのようなところに生育する。また、ここにもぐりこむ昆虫もおり、東南アジアにはこの仲間の根塊にのみ穿孔生活をするクロツヤムシの存在がよく知られている。このように、タニワタリ類の根塊は一つのまとまった生物群集を支えることとなる

このアコウの巨木にはサクラランも多く着生していますので、これから初夏にかけて咲くのが楽しみですね!

 

gajumaru

ガジュマル クワ科

樹高は20m。実は鳥やコウモリなどの餌となり、糞に混ざった未消化の種子は土台となる低木や岩塊などの上で発芽する。幹は多数分岐して繁茂し、囲から褐色の気根を地面に向けて垂らす。垂れ下がった気根は、徐々に土台や自分の幹に複雑にからみつき派手な姿になっていく。ガジュマルの名の由来は、こうした幹や気根の様子である「絡まる」姿が訛ったという説がある。気根は当初はごく細いが、太くなれば幹のように樹皮が発達する。地面に達すれば幹と区別が付かない。また、成長した気根は地面のアスファルトやコンクリートなどを突き破る威力がある。こうした過程で、土台となる木は枯れていくことから別名「絞め殺しの木」とも呼ばれる。観賞用に、中の枯れた木を取り除いて空洞状にした木も存在する。枝には輪状の節があり、葉は楕円形または卵形、革質でやや厚く、毛はない。イチジクのような花序は枝先につき、小さい。
ガジュマルの名は、沖縄の地方名だが、由来は不明。前述の「絡まる」の他、一部には『風を守る』⇒『かぜまもる』⇒『ガジュマル』となったという説がある。

このガジュマルの巨木は去年の台風の影響で左が上部がかなり折れてしまいましたね~
今は大きな明かりが森に生まれ、シダやクワズイモなどのパイオニアの植物が芽生えはじめています。
自然の循環ですね。

(ウィキペディア)参考

 

 

 

 

 

 

関連の記事

  • トローキの滝に大接近!!2013年9月6日 トローキの滝に大接近!! つい先日、代表の青木と一緒にカヌー研修&取材を兼ねてトローキの滝へ行ってきました。 今日はその様子をレポートしたいと思います。 前々から、カヌーでトローキの滝へ行ってみよう!という話をしていたのですが、使用する代表のカヌーは川用のカヌー…。 「海やとひっくりかえるのではないか…」という話を2人でしながら、とりあえず出航です!! はじめは、比較的波もなく […] Posted in 屋久島の海, リバーカヤック,
  • ヤクシカさん、こんにちは!2013年2月9日 ヤクシカさん、こんにちは! 屋久島の西側に西部林道と言われている、 世界自然遺産地域がある。 そのエリアが一番サルやシカが多く生息しているところで、 そこに行けば必ずと言っていいほど、サル、シカに出会えます。 屋久島にはヤクザルがおよそ1万頭ぐらい、ヤクシカも1万頭ぐらい 人間が1万4千人。。。 あくまで、推定です。実数を調べるのはかなり困難です。 日本の鹿の中では一番小さ […] Posted in 屋久島の海
  • ぱしふぃっくびーなす、神戸~屋久島2013年4月16日 ぱしふぃっくびーなす、神戸~屋久島 ぱしふぃっくびーなすという日本のクルーズ船に、 屋久島の自然を紹介する講師として乗船してきました。 屋久島か伊丹空港まで飛行機で飛んで、伊丹空港から高速バスに乗って三宮まで行って、 1泊ビジネスホテルに泊まって、翌朝10時にぱしふぃっくびーなすに乗船。 天気も良く気持ちいのいい船旅になりそう!   乗船前にクルーズ船を掃除して […] Posted in 屋久島の海
  • 2日間で満喫!屋久島まるごとトレッキングツアー2019年7月8日 2日間で満喫!屋久島まるごとトレッキングツアー 樹齢約3千年の紀元杉。 「屋久島といえば縄文杉だけど、一日に22キロを10時間かけて歩くのはとても無理!」 「もっと手軽に歩けて、屋久島の自然を満喫したい!」 という方におすすめなエコツアーを企画しました。 […] Posted in 屋久島の海, 屋久島の森, 屋久島パーソナルエコツアーについて