屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

環天頂アーク(かんてんちょうあーく)

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こんにちは。青木亜紀子です。

普段はPCワークと子育てをやっているのですが、これから始まるゴールデンウィーク(仕事の繁忙期)

に備えて(笑)森に入って充電しようと思い、気の置けない友人と一緒に森に入りました。

「4時半出発するよ~」と友人。ん?朝の?? 私が、普段その森へ入るときは、早くても朝の7時。

ちょっと緊張の中、観光客気分で友人が車を走らせて森の入口へ。

 

キャンプをしたとき森で目覚めたことはありましたが、仄明るくなりかけたような、

自分の足元が見えるか見えないかの明るさの、日の出前の森歩き体験は初めて。

 

鳥たちもまだ起きていません。

 

でも、元気よく二人でおしゃべりしながら、歩きました。

何回も何回も歩いているところなのに、全然違う森に感じてとても新鮮でした。

 

行きの行程の3分の1ほど歩き、森の木立や木の葉などもはっきり見えだした頃、

不意にミソサザイが正に鈴を転がすような素晴らしい鳴き声で鳴き始めました。

しばし耳をそちらへ傾け、深呼吸。

 

再び他愛もないおしゃべりをしながら歩きます。

苔の森の手前のやわらかい水を口に含み、水分補給。

 

遠くからざわぁ~~~~という風のなる音がして、見上げると森の林冠部が大きく揺れています。

 

その樹々の上をみると雲がかかっているようないないような・・・。

 

太鼓岩の上はどうなのだろう。 想いを馳せながら歩みをすすめます。

 

おたがいにこの森で お気に入りの岩や樹々を語りながら歩くのはとても楽しいですね。

そしてたどり着いた太鼓岩。

うぁ、飛ばされそうな勢いの北西の風!!

登りでかいた汗を一瞬で吹き飛ばすような風圧です。

 

ちょっとした心配はあたっていて、奥岳(宮之浦岳を中心とする奥にそびえる山々)は半分雲に隠れていました。

 

さむ~~っ。でも着いたね!!と二人でぴょんぴょん飛びながら喜びました。

 

少しでも風を避けようと岩の裏側へ行き、朝ごはん。私は玄米のおにぎり。

山の景色の代わりに二人で飛び去る雲たちを眺めていました。

 

しばらくして、友人が

「彩雲が出てきたよ!もしかしたら虹がでるかも!!」とほぼ確信に近い期待を込めた口調で言いました。

私は寒いのとお腹がすいたのとで、それを聞き流しながらもぐもぐしていました。

 

すると

友人「でた~~~!!!!!!!」「アーク!!!」

私「ん?、何それ」

友人「環天頂アークだよ~。」と教えてくれました。

それは俗にいう「逆さ虹」という珍しい現象でした。

彼女はいろんな虹をよく観察していて、どうやら虹を引き寄せるパワーを持っているようです(笑)

 

そこからは、アークが気流にのり、色んな表情を見せてくれてさながら天体ショー(大気圏内ですが)。

赤みが強まるときが あったり、黄色だったり、紺色だったり、上を向きすぎて首が固まってしまうほどでした。

寒いけど、この寒さと風と雲が素晴らしい色彩を創り出し、私たち二人を楽しませてくれました。

「二人だけ」ということも特別感が2割増という感じ。

 

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これが「環天頂アーク」

樹のシルエットも入れたかったのであえて斜めの角度で撮りました。

ふたりとも

「すごい、やばい、すごい、やばい」の単語しか繰り返さなかったような・・・(苦笑)

 

そうこうしているうちに、どんどんと雲を風が吹きちぎり、振り向くと「宮之浦岳はここですよ~」と

教えてくれんばかりに雲が窓のような形になりました。

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雲が丸で囲んでいるようなところが宮之浦岳、その左が翁岳です。

 

めぐまれたタイミングに思わず普段出さないおっきな声で

「ありがとう~~~~~~!」と叫びました。

思いっきり 今、この場所、この空間を楽しんだあと、数名太鼓岩へ登ってきました。

 

そろそろ下ろうか、と、名残惜しそうに空を仰ぐとこんな形をみせてくれました。

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下山したのは午前10時。

この日は一日中虹色につつまれているような感覚で過ごしました。

 

この日に誘ってくれて本当にありがとう!

 

また、行こうね(^^)/

 

 

そして、ママのわがままを受け入れて、ちゃんと自分たちで起きて朝ごはんを準備して食べて遅れずに登校した子どもたち!

ありがとう。誇りに思います。

 

 

 

 

 

縄文杉の最新情報

カテゴリー別 縄文杉公開日時

 

先週お逢いした最近の縄文杉さんです。 今日もこの森の中でひそやかに悠久の時を刻んでいます。
推定樹齢7200年。 諸説いろいろありますが、人間には想像もつかない太古の昔から生き続けている縄文杉。
間違いなく、屋久島の聖老人です。

昨夜、屋久島ガイド部会の総会があり、縄文杉の現在の状況や縄文杉周辺にある展望デッキの使用、あとは新しく作った迂回路の使用について話し合いをしました。

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現在、縄文杉正面の大枝の根元が空洞になっていることがわかり(昨年の11月に発見)、
その折れそうな大枝を上部の枝からワイヤーで吊っている状態です。

安全確保のため正面デッキの半分以上が立ち入り禁止状態になっていて、この左側のデッキでしか縄文杉を見ることができません。
ゴールデンウィークはかなり混雑しますので、デッキ上での説明は控えるようにということになりました。
屋久島パーソナルエコツアーでは日帰りでの縄文杉ツアーは催行しないことにしました。(キャンプツアーのみ催行)
今後、正面デッキは撤去され縄文杉左側にデッキを新たに作る計画があるようで、現在、検討委員会で話し合われています。

 

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林野庁は安全第一のため今後も正面デッキの立ち入り禁止は解除されないようです。。。
新たにできる予定のデッキが早く完成することを願います。

大至急作られた木道の迂回路。屋久島ガイドのみなさん、お疲れ様でした!! これで根っこが露出して痛々しかった森もこれ以上荒れないで済みますね。
ありがとうございました!
ただ、下りで滑りやすいので慎重に一段一段降りたほうがよさそうです。
混雑時はみんなで助け合いながら歩くようにしましょう!
いつか必ず倒れる縄文杉。。。 生を得たものは必ず死にます。
縄文杉の延命のため、どこかの桜や松みたいにワイヤーで吊ったり人の手を入れるのはいかがなものか?
屋久島にとって縄文杉の観光は非常に大きな経済効果があり、僕もその恩恵を受けている一人ですが、
太古から受け継がれている自然そのまんまというのが屋久島の最大の魅力なわけです。
どうかこれ以上、人間の手を入れないで、あるがままの縄文杉でいてほしいです。

 

 

 

 

屋久島大縦走 後編

カテゴリー別 屋久島大縦走公開日時

屋久島大縦走

2日目、早朝から投げ石平を登り森林限界を超えたあたり。周りにはヤク笹やヤクシマシャクナゲなどの風衝低木の世界に入ってきました。ヤクシマコケリンドウなど屋久島の固有植物も咲いていましたね。

 

宮之浦岳が見えてきました!! 九州最高峰で1936mの山です。 天候にも恵まれ最高に気持ちい登山になりました。
今日は新高塚小屋まで行けばいいので、かなり余裕がありますので休み、休み行きましょう(笑

翁岳、栗生岳を超えいよいよ宮之浦岳まであと20分ぐらいのところです。この辺が一番つらいところですがちょっと足を止めて振り返るとこの景色。 栗生岳の祠で手を合わせて安全祈願もしてきました。 後ろにいる青いザックを背負っているのは、屋久島パーソナルエコツアーの研修生の青山。 食糧は彼が全部背負ています。


宮之浦岳(1936m)登頂! おめでとうございます!! よく頑張りました! とりあえずみんなでガッツポーズ。天気も良く頂上からの景色は絶景でしたね!!

 

宮之浦岳を下り、焼野三叉路で荷物を置いて、手ぶらで永田岳鞍部までちょと贅沢な散策。この辺の景観がいわゆる屋久島の核心部でまさにグレート屋久島!!とう絶景を堪能できます。 最高に気持ちいい!!
このあと、平石の岩屋で昼食をして、第2展望台→第一展望台→新高塚小屋までのゆっくりロングトレイル。

 


最終日は、新高塚小屋を6時30分に出て約1時間ぐらいで縄文杉到着。
そして、この写真の大王杉→ウイルソン株→白谷雲水峡というルートで下山してきました。
2泊3日の屋久島大縦走キャンプツアーで屋久島を丸ごと満喫コースできましたね!!
赤堀さん!お疲れ様でした! またお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋久島大縦走 前編

カテゴリー別 屋久島の森公開日時

黒味岳展望台

屋久島大縦走2泊3日キャンプツアーにご参加の赤堀ご夫婦。
旦那さんの哲也さんは特定非営利活動法人Nature Serviceの共同代表理事をされている方で
これから屋久島ともいろいろ関わっていきたいということで、この屋久島大縦走コースに参加されました。
1日目は淀川登山口から石塚小屋。
2日目は宮之浦岳登頂から新高塚小屋
3日目は縄文杉を見て白谷雲水峡
という2泊3日で屋久島の世界自然遺産地域をほとんど歩いてしまうという屋久島満喫コースになります。

 

屋久島大縦走
アメリカの自然をよく知っていられる赤堀さんから教えていただいたロングトレイルとは、
そうガツガツ頂上を目指す登山ではなく、周りの景色や植物を堪能しながら、その地域の文化や歴史を楽しむ歩き方ということ。
まさに、屋久島パーソナルエコツアーが今までにしてきたエコツアーそのものだと感じました。
2泊3日の屋久島縦走ロングトレイルの始まりです。

 

屋久島大縦走
このようなロープ場も何か所かありますが、女性の方でもゆっくり行けば問題ありません。
屋久島は花崗岩の山なので、奥さんのように登山靴はソウルのグリップがしっかりした奴がいいですね!
雨でなくてもザックカバーはしてたほうがいいですね。
屋久島はいつ雨が降り出すかわかりませんし、ザックを下す時に汚れませんので。
また、ザックカバーの隙間にレインウエアーを挟んだり、水稲が落ちづらかったり、、意外と便利なんです。(笑

 

屋久島大縦走

花ノ江河に到着! 日本最南端の高層湿原でもある花ノ江河(はなのえごう)です。
初日はここから2時間ぐらい歩いた石塚小屋泊。
明日2日目は、早朝からいよいよ九州最高峰でもある宮之浦岳(1936m)にアタックします。
百名山の100番目でもある宮之浦岳。
今日は飲みすぎずに早めに寝ましょうね。。。。(でも山小屋での宴会が盛り上がるのでした。。。。)

屋久島大縦走キャンプ前編でした。 後半もお楽しみ!!

 

 

 

 

縄文杉登山情報

カテゴリー別 屋久島の森公開日時

縄文杉

昨年の11月に林野庁が縄文杉を調査したところ、この縄文杉正面の枝の裏が空洞になっていることがわかりました。
林野庁では、この正面の枝が落ちて危険であるということから、昨年暮れから現在も縄文杉の正面デッキを立ち入り禁止にしています。
この空洞になっているのは何年も前からあったわけですが、発見してしまったため、林野庁としては責任問題になることから立ち入り禁止にしています。
この写真は去年の夏の朝方撮った縄文杉ですが、現在ではこの正面の枝をその上にある枝からワイヤーで釣っている状態です。

わたくし個人の意見としましては、折れそうな枝は折れた方がいいと思います。
折れた枝に明かりが差し込み、また新たな枝が生えてくる・・・そのようなことを縄文杉は長年にもわたり、何度も繰り返してきたわけです。

倒れそうな樹は倒れたほうがいいと思います。巨木が倒れた後には、大きなギャップが(空間)が生まれそこに新たな命が芽吹き、また森に還っていく。そのような大きなサイクルの中のほんの一瞬なわけです。

今後もワイヤーで吊られた、サイボーグみたいな縄文杉を見るのはなんかつらいですね(涙。。。

現在、正面デッキが立ち入り禁止のため左側のデッキでしか縄文杉を見ることができません。
一日400人ぐらいの人が行き来しますので縄文杉の下にある木の階段下では、かわすことができません。
現在、迂回路を暫定的に作って歩いていますが、雨が降るとかなりぐしゃぐしゃになり、根っこが露出して、植生には大変よくない状況です。もちろん、縄文杉にも非常によくないわけです。
枝が落ちて誰かが怪我して、林野庁に訴えられても困るということから迂回路を作って、森が荒れて、結果的に縄文杉にはよくないとは。。。
なんかもう、わけがわからないわけです。

以上の状況から判断して、屋久島パーソナルエコツアーでは自然環境を壊すようなエコツアーはしたくありませんので、
日帰りで行く縄文杉ツアーは催行しないことにしました。

縄文杉登山の今の様子はこちら。
http://www.relaxin-yaku.com/jyaranai.html

屋久島パーソナルエコツアーでは1泊2日で行くキャンプツアーを催行しておりますので、
縄文杉に行かれる場合は強くこのキャンプツアーをおすすめしております。

縄文杉ひとりじめキャンプツアー
http://www.relaxin-yaku.com/1haku-joumon.html

 
 

 

 

 

 

 

ぱしふぃっくびーなす、神戸~屋久島

カテゴリー別 屋久島の海公開日時

ぱしふぃっくびーなすという日本のクルーズ船に、
屋久島の自然を紹介する講師として乗船してきました。

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屋久島か伊丹空港まで飛行機で飛んで、伊丹空港から高速バスに乗って三宮まで行って、
1泊ビジネスホテルに泊まって、翌朝10時にぱしふぃっくびーなすに乗船。
天気も良く気持ちいのいい船旅になりそう!

 

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乗船前にクルーズ船を掃除している人。
窓枠の錆を落としているようですが、
こんなに高いところを掃除するのは大変でしょうね。。。
お疲れ様です。

 

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午前11時に神戸港を無事出航!
次の日の朝8時に屋久島に到着予定です。
海もべた凪で今回は酔わなそう。
快適な船旅のスタートです。
この日の前の日に、淡路島で震度6の地震があり、ちょっと心配していましたが、
クルーズ船の方に「地震は大丈夫でしたか?」と聞くと、
「船の上は全然揺れないんですよ!笑」とのこと、2年前の東北大震災の時もちょうど東北沖に船は浮いてたようですが
津波も全然大丈夫だったようです。
地震には船は強いようですね!!

 

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出発セレモニーでは、クルーズ船専属バンドが生演奏。
「ダイアナ~」をみんなで合唱!

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昼食の後、いよいよ私の出番。
「森と水の島、屋久島」というタイトルでの45分間の解説でした。
屋久島の写真と自然音を入れながら、屋久島疑似体験。
楽しんでもらえたでしょうか?
今回でぱしふぃっくびーなすに乗るのは5回目なんですが、
今回はあまり緊張もせず、ちょっと余裕をもって屋久島の自然の特長を話すことができました。

今度は、5月中旬にまた神戸から乗船する予定です。

今回、「森の水の島、屋久島」を聞いていただいたお客様、
ご清聴ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

屋久島白谷雲水峡ツアーに行ってきました!

カテゴリー別 白谷雲水峡公開日時

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白谷雲水峡ツアーにご参加の公江ご家族です。
春休み最後の日に屋久島パーソナルエコツアーに参加していただきました。
この日は雨は降りませんでしたが、立ち止まるとちょっと寒い感じでしたので、
レインウエアーを着ています。

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4月の上旬はヤクシマオナガカエデの新緑がとてもきれいですね!
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今年最後の山桜を堪能できてよかったですね~
明日からは暴風になるみたいなので、太鼓岩からの山桜は今日が見納めですかね。。

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二大大杉の前にて。
ものすごいでかい屋久杉なんですが、
樹齢はおよそ400年ぐらいの切り株更新(または自然更新)した二大目の杉です。
今は切り株の中には入れませんが、ひとり暮らしなら十分住めそうなスペースがあります(笑
ここで喫茶店でもやれたらすごいんですけどね(笑

無事怪我もなく、白谷雲水峡ツアーを楽しめましたね!
十分、森林浴できましたでしょうか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイノキを食べてるヤクサル

カテゴリー別 動物, 白谷雲水峡公開日時

やくざる
ハイノキを食べまくっているヤクザル。
高所に住むサルはこのハイノキを主食にしているようですが
屋久島ではこのハイノキがたくさんありますので、
ヤクザルは飢え死にすることはまず無さそうですね(笑

白谷雲水峡・太鼓岩ツアー 

カテゴリー別 白谷雲水峡公開日時

太鼓岩4月
4月5日、白谷雲水峡から太鼓岩までのトレッキングツアーに行ってきました。
去年の写真を見ると、4月6日が山桜が満開でしたが、今年はだいぶ早く3月下旬あたりが、
満開でしたね 昨日、今日の暴風でかなり散ってしまったかな。。。

太鼓岩4月5日
ヤクシマオナガカエデの新緑がとてもきれいですね。
僕としては、3月下旬から4月の上旬あたりが春爛漫という感じで、
一番好きな季節にですね~ 陽が差し込むと気持ちい~

白谷の沢研修に行ってきました!

カテゴリー別 , 白谷雲水峡公開日時

6nin午前中まで降っていた雨も止み、新緑がとてもきれいでした。

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雨で岩が濡れていて、場所によってはかなりすべりますので、磯足袋はあったほうがいいですね。。若干1名はだしで歩いていますが。。。

 

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途中の沢 結構険しいですね。。

taki夏はここで飛び込んだら最高でしょうね!taichi
傾斜のきついところで懸垂下降の練習。 だいぶみんな慣れてきましたね!
ロープがあれば結構いろんなところまで行けそうだね!

 

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今日の目的地の滝です。水しぶきを浴びて最高に気持ちよかったですね!
今度は5月に屋久島パーソナルエコツアーガイドの沢研修をしましょう!
みなさん、お疲れ様でした!