屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

屋久島の山小屋でのテントの張り方

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今回使用するテントは、ダンロップのプロモンテという4人用テントです。 素早くテントを張れるのが長所ですね。
雨の多い屋久島では、雨が降っているときも素早く張れるテントということで、ガイド青木が長年使用しているテントです。

まず、黒いシートを下に置きテントを広げます。 そして、ポールをつなげてテントの上に十字に置きます。

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十字に置いたポールをテントの角にあるポケットに差し込みます。その時、片方のポケットにポールをまず差し込み、
ポールをアーチにしてもう片方のポケットに差し込みます。 で、もう一本のポールも同じようにアーチをかけて差し込みます。
2本のポールをテントの4ツ角のポケットに差し込むと写真のように十字になり、手を放してもポールは倒れません。

 

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ポールを十字に立たせた後、フックを下から順番に着けていきます。コツをつかめば超簡単で、ここまでの設営時間は約3分ぐらいでできます。

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テントとポールをつなぐフックはこんな感じで、右にひねるだけで取り付けられます。
ダンロップの特許みたいです。

 

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フックをすべてつけ終わったら、今度はフライシートを入り口に合わせて覆い、4ツ角にある、雄雌に分かれているフックをカチンとつければ、完成です。 ここまで約5分でできました。

 

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屋久島の山小屋でテントを張る場合、下が花崗岩なので、フライシートを張る場合ペグが使えません。
ですので、麻ひもなどを使って石にくぐりつけてフライシート張るようにしています。
日によっては朝方夜露がひどい時もありますので、フライシートをピーンと張ると快適なテントになりますね
限られたテントスペースですので、みんなで譲り会いながら楽しくテントを張りましょう!

 

 

 

ヤクシマシャクナゲが咲きはじめました。

カテゴリー別 屋久島の花公開日時

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ヤクシマシャクナゲの花が咲きはじめました。 今年は例年に比べると1週間ぐらい早く咲きはじめた感じですね。
ヤクシマシャクナゲは、ツツジ科の植物で、日本には8種11変種であるといわれており屋久島にだけ見られる固有種です。
ヤクシマシャクナゲの特徴は、標高の低い所のものは葉も大きく、葉裏の綿毛も少ないが、標高が高くなるほど葉が小さく厚くなり、葉裏に茶色い綿毛が密生します。
頂上付近ではつぼみがたくさん見られるので、これから1週間ぐらいが見頃な感じですね。

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ツクシタニギキョウ(筑紫谷桔梗)をやっと撮ることができました! 昨日(5月22日)縄文杉コースの大株歩道で咲いていました。
タニギキョウよりもかなり小さな花ですが、ブレることもなく撮れたのがこの一枚です。
キキョウ科タニギキョウ属の多年草
花期は5月~8月
北海道~九州の山地の木陰に分布

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チャボシライトソウ ユリ科 シライトソウ属、特徴は草丈15~40cmの多年草でシライトソウに比べて小型で、今出葉は卵型。
5月22日、トロッコ道わきにたくさん生えていました。

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ナナカマド バラ科ナナカマド属の落葉高木。ただ今、満開です。(遠くから見るとなんかカリフラワーみたい)
「ナナカマド」という和名は、”大変燃えにくく、7度かまどに入れても燃えない”ということから付けられたという説が、広く流布している。その他に、”7度焼くと良質の炭になる”という説や、食器にすると丈夫で壊れにくい事から”かまどが7度駄目になるくらいの期間使用できる”という説などもある。
秋になると真っ赤紅葉するナナカマドですが、屋久島では北海道のようにあんなに真っ赤に紅葉はしません。やはり温度差があったほうが赤くなりますよね。  屋久島では屋久杉に着生しているナナカマドが秋になると屋久杉の上で紅葉してきれいですね。

 

 

 

 

 

 

屋久島の照葉樹林はもう初夏です。

カテゴリー別 植物, 西部林道公開日時

 

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いい天気が続く屋久島ですが、この日も朝から快晴でしたので、屋久島の西側にある世界自然遺産地域、
西部林道に植物やサル、シカの観察をしに行ってきました。

この地域は照葉樹林という常緑樹の森で、カシやシイ類のどんぐりがたくさんつく樹木が多いです。
タブ、マテバシイ、ヤマモモ、モクタチバナ、バリバリノキ・・・・と多種多様な樹木で構成されているのが特長です。

5月中旬になると、この常緑樹の新芽が芽吹き、新緑が鮮やかできれいですね~
屋久島ではもう海に入れるぐらいの気温になります。(晴れると28度から30度ぐらい)
春というより、もう初夏という感じですね。

 

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ヤマモモの新芽がたくさん芽吹いてきました。 ちょっと赤みがあってきれいな色彩ですね。
屋久島では低地の林内に多く自生しています。 6月になるとヤマモモの赤い実がたくさんつき、ジャムなどにて食べられます。
関東から南に分布してますので、知っている方は多いかと思います。

 

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バリバリノキ(クスノキ科) 屋久島では標高600m付近まで自生している木で、宮之浦岳から下山している時にこのバリバリノキが出てくると、「あーもうだいぶ標高さがってきたな~」と思います。
温帯の森の代表的な樹木。 屋久島の西部林道から白谷雲水峡ぐらいまで見ることができます。

 

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アブラギリ(とうだいぐさ科) 中国原産の落葉高木。 今屋久島では、道沿いをドライブしていると必ず見るのがこのアブラギリです。
「種子から桐油を取るために江戸時代に中国から持ってきたも」と書いてありますが、今度その身で実際どのようにして油が取れるのか実験してみたいですね(笑

 

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ウラジロシダ 新芽がたくさん出てきてきれい! このデザインがいいですね。
正月によく飾るシダですね。(売るほどある)
お正月そうそう腹黒くないように。。ということでこのウラジロシダを飾るそうです

 

 

 

 

 

 

 

ヤクシマミツバツツジ、オオカメノキ

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

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ヤクシマミツバツツジ(屋久島の固有変種)サイゴクミツバツツジによく似ていますが、歯が小柄で少しとんがっているのが、ヤクシマミツバツツジです。 1600m付近より高所の岩場によく見られる。 ちなみにこの写真は、淀川登山口から2時間30分ほど歩いた小花ノ江河より手前の黒味岳展望台から撮りました。 新緑の森に紫色のツツジがひときわ身だって咲いています。
こn花が終わると次はいよいよヤクシマシャクナゲですね!

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オオかカメノキ (スイカズラ科)  全国に分布しています。屋久島が分布の南限になります。
5月上旬に、小さな花の集まりのまわりに、大きな白色の両性花があって美しいですね。
これもまた、黒味岳展望台正面に咲いていました。
来週まで、ヤクシマミツバツツジとオオカメノキは見頃ですね!

 

 

 

 

 

 

 

特定非営利活動法人 Nature Serviceの推進パートナーになりました。

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屋久島パーソナルエコツアーが目指しているミッションは、
「都会生活で生まれる日々のストレスを屋久島の大自然で解消していただきたい」ということです。

ほとんどの大手旅行代理店が企画する「日帰り縄文杉ツアー」は、往復22キロ、所要時間10時間とかなりハードコースになります。人が多く、あわただしいマラソンみたいなトレッキングツアーでは、ただただ疲れるだけになってしまい、せっかく屋久島まで来られても全く癒されません。
屋久島パーソナルエコツアーでは、森の中でゆっくり深呼吸をして新鮮な空気を体全体で味わい、川のせせらぎや鳥のさえずりを目を閉じて耳を澄まして聞いてみると心が落ち着く。森の匂い、川の匂い、海の匂いを嗅ぎ、太古から伝わる遠い記憶がよみがえる。自然を五感で感じることを最も大切にしたエコツアーを目指しています。

先日、特定非営利活動法人 Nature Serviceの共同代表理事をしている赤堀哲也さんが屋久島パーソナルエコツアーの屋久島大縦走2泊3日キャンプツアーに参加していただき、キャンプでの夕食時に、ネイチャーサービスの今後の活動について熱く語っていただきました。

「人工物に囲まれる事に慣れてしまい、心の元気がなくなり、自然に入る選択肢をも忘れている人達に、素晴らしい自然を見せる事で「気付かせ」、素晴らしい自然に入りやすいライトなメニューを用意する事で「試しに自然に気軽に入り」、それを繰り返すことで「自然に入る事が習慣になる」ことを目指し、最終的には心も体も元気になり、国民が多く元気になる事で日本が元気になるような、社会活動をしていきたいと考えております。」と。

当社とネイチャーサービスの目指しているテーマとはかなり共感するところが多く、
このたび、ネイチャーサービス様の推進パートナーとして今後も一緒にいろいろな企画をしていきましょう!ということになりました。

「自然に入る選択肢をも忘れている人達。。。」そんな方たちに、
そんなにハードなコースではなく屋久島の原始の森を体感していただき、人間が本来持っている五感をじっくり感じ、日々のストレスから開放していただくツアーをネイチャーサービス様と共に企画していきたいと考えています。

みなさま!こうご期待!

 

 

淀川小屋1泊2日キャンプツアー GW

カテゴリー別 黒味岳登山公開日時

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今年は黒味岳1泊2日ゆったりキャンプツアーにご参加の3人娘。
2年前には縄文杉ひとりじめキャンプツアー、昨年はなんと2泊3日の屋久島大縦走キャンプツアーに参加していただきました、
リピータ様の3人ガール。 今年も皆さんの笑顔が見れてうれしかったです!

ただ、今年は吉本さんが左足をツアー前に捻挫してしまい、ゆっくりなら歩けるということでしたので、
石塚小屋まで行くのはあきらめ、淀川小屋キャンプツアーに変更することにしました。

 

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淀川登山口から淀川小屋まで通常1時間ぐらいの距離ですが、3時間ぐらいかけてゆっくり自然を観察しながらのツアーになりました。
それでも、朝8時30分ごろ出発でしたので、12時前には淀川小屋に到着。
GWということもあって、さっそくテントを張りました(はやっ!)
昼からは荷物を淀川小屋に置いて、お弁当をもって行けるところまで世界自然遺産の森を歩き、いいところで昼食。
最高に贅沢な散歩でしたね~(笑

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夕方からは三岳(焼酎)のお湯割りで乾杯! 屋久島の自然水で割った三岳は甘さが増す感じでおいしかったですね~
この日はわたくし青木が、インドカレーをキャンプでは初めてのトライ。
ターメリック、コリアンダー、クミン、ガラムマサラ、塩、プチトマト、オリーブオイル、ニンニク、ショウガ、ジャガイモ、グロッコリーのインドカレーを作りました。
淀川キャンプだからこそできる手作りインドカレー!  自分で夕のもなんですが、おいしかったですね(笑
ただ。。。。お米が。。。。ちょっと。。。失敗してしまい。。ちょっと芯がある。。
みんな食べた瞬間、無言。 やばーい!

しかし、元インドカレーの店主はあわてず、「じゃーチーズカレーリゾットにしようか!」
なんと新しいメニューが完成されました。めちゃうまかったです!!(自分で言うのもなんですが。。)

 

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黒味岳頂上にたどり着いた3人。研修生の青山君が一緒にご案内。
最高の天気に恵まれ、絶景の黒味岳でしたね~

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淀川小屋で醤油ラーメンを食べて、コーヒーを飲んでゆっくりした後、夕方5時に淀川登山口に下山しました。
みなさん、お疲れ様でした!! 今日はゆっくりお風呂に入りたいね~
また、お会いできる日をスタッフ一同、楽しみにしております!!

 

 

黒味岳ゆったりキャンプはこちら
http://www.relaxin-yaku.com/1paku-kuromi.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカウミガメを救出!

アカウミガメ

今年は例年に比べると1か月ほど早く、4月上旬からアカウミガメが産卵しに永田いなか浜に上陸しています。
今日は島周遊エコツアーで屋久島を1周してきたんですが、途中いなか浜を散策してみると、岩場にはまってしまっている
アカウミガメと遭遇しました。 夜中に産卵しにくるアカウミガメですが、このカメはずーっと岩場から出れなかったようで
午前10時にやっと救出することになりました。

アカウミガメ救出中

ウミガメ観察のボランティアの方々が駆けつけ救出作戦開始! かなり重いですがお尻を持ち上げなら前に押し出します。
がんばれ!もう少し!!

 

アカウミガメ救出成功!
やっと、岩場を抜け出すことができました。 怪我などしておらず、いたって元気そうなアカウミガメ。
ここまで来ればあとは自力で海へ帰れるでしょう!

海に帰るアカウミガメ!

無事、海に帰ることができたアカウミガメさん。
良かったですね~ またこのいなか浜へ帰ってきてね~!!

 

海へ帰るアカウミガメ

1シーズンでおよそ1000頭以上のアカウミガメが上陸しにくる屋久島永田のいなか浜。
屋久島の中でも一番大きな砂浜がこの永田のいなか浜なんです。
一回の産卵で80cmぐらいの穴を掘り、約120個ぐらいの卵を産み、だいたい40日ぐらいで孵化した子ガメが海へ帰っていきますが、生存率はわずか5000分の1ぐらいだそうです。(厳しい!!) で、1頭のウミガメが1シーズンに2、3回産卵しにやってきます。
また興味深いのが、穴を掘った地中の温度が29・7度を超えるとメスになり、それ以下だとオスになるそうです。
今年はアカウミガメの上陸が1か月ほど早いのも、海中の温度が暖かいのでアカウミガメがオスとメスを調整するために産卵を早くしているようです。
ですからこの時期に産卵した卵はオスのウミガメになり、6月以降に産卵した卵はメスのウミガメになるということです。
なるほど~ うまくオスとメスを調節して産卵いるんですね~ すごーい!!

今年も無事、産卵が終わりますように!