屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

屋久島の初雪です!!

カテゴリー別 屋久島の森公開日時

こんにちは。11月も下旬に入って寒く感じる日が多くなってきました。
特に11月19日は非常に寒く、人里でも朝の気温が12℃程度まで冷え込んでいました。
この日の朝は淀川登山口まで行ってきたのですが、行ってみると驚いたことに…。

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雪が降ってました!
屋久島ではこれが初雪になります。
この時の淀川登山口の気温は約2℃程度で、パラパラとみぞれが降ってましたね。
寒かったので長袖シャツの上にフリース、レインウェアを着てしばらく淀川周辺を探索してきました。

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淀川小屋の屋根にもバッチリ雪が積もっています。
前の晩は相当寒かったと思われます…。
行動中は長袖シャツ、フリース、レインウェアの重ね着でも暑くなってちょうどいいぐらいでしたが、止まると寒く感じます。
休憩中にすぐ着れる薄手の軽いダウンがあると温かくていいですね。

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登山道を進んで標高が上がる毎に、雪もドンドン深く積もってきました。
10㎝以上は確実に積もってましたね~。
軽アイゼンを準備してなかったので、
途中で何度も滑りそうになりながらも花之江河まで行く事を決めて慎重に進んでいきます。

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こちらは雪の小花之江河です。
もう完全に冬の景色ですね(笑

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花之江河も雪に覆われてました。
雪の花之江河はいつもと雰囲気が違ってすごく神秘的でしたね~。
人里ではハイビスカスなんかが今も咲いているのですが、
山に行くとこんな雪景色が見れるのは本当に屋久島ならではで面白いですね!

この日はここまでで下山しました。
今回は普通の登山靴で歩きましたが、やっぱり雪の上は滑るので危ないです…。
これから宮之浦岳縦走や屋久島の高所への登山を考えている人はアイゼンを必ず持ってきて下さい。
あとはフリース、薄手のダウン、手袋、ネックウォーマ―、カイロなど防寒用の服や装備も必需品ですね。

 

青山

 

 

新しいエコツアーメニューにしよう!!

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屋久島の標高1300m付近にある淀川。 
すぐ近くに淀川小屋があり、その小屋に泊まって宮之浦岳を目指す方も多いですね。
当店、屋久島パーソナルエコツアーでは
来年からこの淀川までの日帰りエコツアートレッキングコースを催行しようと考えています。
この淀川トレッキングの魅力は何と言ってもこの静かに流れる清流で、
この川のほとりでコーヒーでも飲みながらゆっくりするのがなんとも贅沢な時間です。

超お勧めなのが10月下旬から11月中旬ぐらいの時期で、
この淀川のほとりに生育している
コハウチワカエデ、ナナカマド、ヒメシャラ、マルバヤマシグレなどの紅葉が見事です。
鏡のような清流に映し出される紅葉が何とも言えませんね~

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 また、新緑のきれいな4~5月もおすすめの時期ですね!
ミソサザイ、ヤマガラ、ウグイス、トラツグミなどの求愛時期で
たくさんの野鳥の声や姿を見ることができます!
わたしが制作している屋久島自然音CDがあるんですが、
早朝、明け方に録音したテイクがたくさんあります。

 

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 苔の種類もこのコースは豊富で、いろいろ観察しながら歩くのもおもしろいですね
登山口から淀川までのコースタイムは1時間ぐらいになりますが、
当店のエコツアーでは2時間ぐらいかけて歩く、ゆったりコースタイムにしたいと考えています
また、この淀川トレッキングコースはほぼ最初から世界自然遺産エリアなので、
原始の針葉樹の森を体感したい方はおすすめのコースです。
途中、ツガやモミの巨木や、名もなき屋久杉の巨木が見られます。

 

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ナナカマドの紅葉。 淀川登山口入り口にたくさん見られます。 11月上旬が最高ですね!

 

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コハウチワカエデ。 淀川のほとりに紅葉しています。
屋久島は針葉樹と常緑樹の森ですので、森全体が燃えるような紅葉をするわけではないのですが、
ところどころに紅葉しているのがまたきれいですね~!!

 

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よーし!このブログを書いてて、
ますますこの淀川トレッキングコースのエコツアーを催行したくなりました!
ガンガン歩くツアーじゃなく、
静寂した森をじっくり体感できるエコツアーにしたいですね!

 

実りの秋です

カテゴリー別 植物公開日時

こんにちは。
最近は秋が深まってきて、紅葉が見ごろになってきてますが、
山を歩いていると色んな植物が実をつけているのにも気が付きます。
今回は、そんな今の季節に実をつけている植物達を一部紹介したいと思います。

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ミヤマシキミ みかん科 果期 10~11月

山地に生える常緑低木で、屋久島では標高500m以上で見られる。
高さ1m前後で、樹陰に生え、スギに着生しているものもある。
晩秋に赤く熟した実が枝先にまとまってつく。
和名はシキミに似て、深山(ミヤマ)に生えるのでこの名がある。

ヤクスギランドの沢沿いに赤々とした実がなっていて、すごく目立ってました。
図鑑にはシキミに似て…と書いてあるのですが、個人的にはあまり似てない気もします(笑
サルとかもよくこの実を食べているようです。

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センリョウ せんりょう科 果期 10~12月

低山地の林内に生える常緑小低木。
高さは1mほどで、葉の縁にはするどい鋸歯がある。
冬、枝先に径6~7mmの赤い実をまとまってつける。
和名は「千両」で、生花にすると金がたまるというので、
マンリョウ(万両)と共に正月の縁起物として床の間に活ける。

このセンリョウも登山道沿いにたくさん実をつけてました。
名前が縁起よくて良いですね~。
実が黄色いのもあるらしく、そちらはキミノセンリョウというそうです。

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アマクサギ くまつづら科 果期 9~11月

山野に普通に見られる中低木。
高さ3m程、葉は対生で広く、
独特の臭いがあることから、和名は「臭木」。
若葉を摘んで、煮たり炒めたりして食べる。
果実は熟すと濃紺色になり、紅色のがく片と相まって美しい。

林道沿いを走っている時に色と形から、
花や!と思って車を止めてみると、実やったのでびっくりしました…。
匂いが独特らしいですが、加熱すると匂いも消えるようです。
若葉を油で炒めて味噌汁入れるとうまいとも書いていたので、一度食べてみたいですね~。

普段なんとなく見過ごしてしまいますが、
植物一つ一つを調べると色々な事がわかって面白いです。

白谷雲水峡散策

こんにちは。青山です。
先日、ガイドとは別の仕事で白谷雲水峡に行ってきたついでに散策をしてきました。
この日は朝方雨の予報でしたが、そこまで大ぶりにはならず、
気温も15~16℃ぐらいで歩くのにはちょうどよかったです。

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サザンカ つばき科 花期 10~11月

山野に自生する常緑の小高木。高さ5~6m。葉も幹もツバキに似るが、ツバキよりかなり小さい。
晩秋から初冬にかけて、径5~8㎝程のやや大きな5弁花を咲かせる。
「山茶花」と書いて「サザンカ」と読み、お茶席の一輪ざしに欠かせない。

白谷でいま一番目立っている花はこのサザンカですね。
登山道を歩いていると、たくさんの花びらが落ちているのが分かります。

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サザンカの花びらも目立つのですが、さらに目を引くのはこの紅葉して落葉した葉っぱです。
緑のコケの上にまるで絨毯のように敷き詰められています。
これも秋ならではの風景ですね~。

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太鼓岩からの景色も、紅葉した樹木が目立ってますね。
一年を通して景色が変わっていくのは本当に面白いです。
雨もしとしと降っていて、太鼓岩からは何も見えないかも…と思っていましたが、
意外にも雲もあがってきていて、景色を楽しむことができました!
でも…風が強かったので結局すぐに下山したのですが…笑

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ただ、帰りにちょうど雨も上がってきて、雨上がりの白谷雲水狭を満喫できました!
雨上がりは森もキラキラしていて、すごく綺麗なんですよね~。
特に朝の森は気持ちいいので、この日は散策するのには最高の日でした。

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サキシマフヨウ あおい科 花期 10~11月

海岸や低地に生える落葉低木。高さ2~3m。
枝先に白や薄いピンクの直径10~13㎝ほどの美しい花を咲かす。
一日花で日ごとに新しい花が咲く。

帰りの道路沿いには、このサキシマフヨウの花が見事に咲いていました。
10月ごろから人里でもたくさん咲き始めていて、ドライブしてるとすごく目をひきます。
屋久島の秋を代表する花のひとつです。

最近は森に入る度に、秋がだんだんと深まってるのを感じます!
今の時期は人も少ないので、ゆっくりと静かな森を歩くのにはすごく良いですよ~。

 

 

11月の縄文杉コースの様子

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11月6日 今日の屋久島はぽかぽか天気で気持ちいいですね。 人里での気温は23~25度ぐらいの陽気でとても過ごしやすいです。
ただ、山では日に日に秋めいてきまして、縄文杉付近(標高1300m)では朝方、8度ぐらいになります。
ナナカマド、ヒメシャラ、コハウチワカエデ、マルバヤマシグレなどの広葉樹の紅葉が今、見頃です。
あと1週間ぐらいでしょうか。。

11月2~4日までの3連休はものすごい人で、3日の日には、縄文杉に日帰りで行く方が600人ぐらいいまして久しぶりの大賑わいでした。
今回の連休は宮之浦岳(1936m)を1泊2日縦走で行く方が多く、新高塚小屋も高塚小屋も満員でした。
テントを持ってこないで小屋に来る方が多いのですが、満員でいくら詰めても入れないときがあります。
この連休も満員で小屋では寝れず、しかも雨が降っていましたので、小屋の玄関で膝を抱えて一晩過ごしている人も数名いました。

屋久島の山小屋を利用する方は必ずテントも持っていくことをお勧めいたします。
今は軽くていいテントがありますので、そのぐらいは担ぎましょう!

 

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秋の大王杉の様子。 大王杉の周りに紅葉するヒメシャラ。なんかお姫様が大王様のまわりを囲んでいるようで、ハーレム状態の大王様(笑
 

 

 

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ひときわ屋久杉の森の中で目立つのがこのヒメシャラです。
冬場にかけて幹の皮がぽろぽろ剥けていくので、屋久島の森の中では苔が付かないのでよく目立ちますね。
また、水分が非常に大好きな樹なので、雨が多い屋久島の環境がたまらなく好きなようです。
本土ではまず見られないヒメシャラの巨木が林立しています。

 

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コハウチワカエデ。  秋ですね~  登山道沿いにも色鮮やかなコハウチワカエデの落ち葉がきれいです。

 

 

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11月、朝日の縄文杉。  この時期の朝日はどんどん色が赤くなり、秋を感じます。
気温が8度ぐらい。 6時30分過ぎに縄文杉に朝日が差し込みます。
秋の屋久島もまたいいですね!

 

涼しくなってきましたね~。

カテゴリー別 屋久島の森, 植物公開日時

こんにちは。もう11月に入ったということで、屋久島も大分涼しくなってきました。
朝晩が冷え込んできて、秋やなぁ~という感じがします。

今の時期に森に行くと、ところどころで赤や黄色に紅葉(黄葉)している葉っぱをみる事ができます。
緑色の常緑樹の森の中に、赤や黄色が混じっているのが綺麗なんですよね~。
ちょうど昨日森を歩いてきたので、その時に見かけた植物が紅葉している写真を紹介します。

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この紅葉している植物は、屋久島の固有植物のヤクシマオナガカエデです。
低地~山の中腹にかけて生息しています。
光が大好きな「パイオニア植物」の仲間で、土砂滑りなんかがあった後の裸地にいち早く生えてくる植物です。

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こちらも、オナガカエデが紅葉している写真です。
白谷雲水峡の入り口や、縄文杉ルートのトロッコ道沿いなどでもたくさん紅葉していて、
今がちょうど紅葉を楽しめる時期ですね。
真っ赤ではなく、ちょっとオレンジ色っぽく紅葉しています。

個人的には、この太陽のようなオレンジ色がけっこう好きですね~。

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スギなどによく着生しているナナカマドです。
この植物も赤く紅葉している姿を森で見かけます。
この他にも、ハリギリや、コハウチワカエデ、ヒメシャラなども紅葉しています。

屋久島は本格的な紅葉を見る場所ではないですが、涼しい森の中で所々で色づいている植物を見ながら歩くのも気持ちいいですよ~。

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真っ赤な朝焼けと、密かに下のほうでオナガカエデが映っています(笑

この日の朝、白谷雲水峡の入口の気温は12~13℃ぐらいでした。
平地よりもやっぱり寒かったですね…。
分厚~い防寒着はまだ必要ないですが、薄手のフリースやシャツ、ウィンドブレーカーなど重ね着できるものを用意されると快適にすごせると思います。
縄文杉でキャンプなどをされる人の場合は気温がさらに下がるので、防寒用のダウンなどを用意して下さいね…!