屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

屋久島のコケ紹介

カテゴリー別 屋久島の森, 植物公開日時

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屋久島も森を歩いてみて人々が驚くのは、屋久島の森に生息している「コケ」の美しさです。
本土では見たこともないような深いモスグリーンのコケの森の美しさは多くの人々の目を引きつけます。
日本に産する1600種類あまりのうち、実に600種類ものコケが深い森と豊かな雨に育まれて屋久島に生息しています。
屋久島はまさに世界有数のコケの宝庫といえます!

コケを正確に調べるには顕微鏡が必要ですが、今回は普段屋久島の森でよく見かけるコケ達をいくつか紹介したいと思います。

 

 

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オオシラガゴケ シラガゴケ科

茎の長さは5㎝以上になり、葉は白緑色で光沢がない。
シラガゴケ科の仲間は葉の中央部の細胞にだけ葉緑体があり、周辺の細胞にはないため白くみえます。
コケの中では大きく色が白くて特徴的なのでよく目につくコケの一つです。
日本では本州~琉球に幅広く分布しており、海外では中国、アジアなどにも分布している熱帯系のコケになります。

 

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アラハシラガゴケ シラガゴケ科

オオシラガゴケと同じくシラガゴケ科の仲間ですが、茎の長さは2㎝ほどで小さめです。
写真のように平たくて大きな群落になり、時々饅頭のような塊(蘚座)を作ります。
図鑑によるとそのような性質から別名で「マンジュウゴケ」とも呼ばれているとのこと。
屋久島にはさらに小型で密生するホソバオキナゴケも分布していますが、こちらは数が少ないようです。
写真にぜひ納めてみたいですね~。

 

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ヤマトフデゴケ シッポゴケ科

茎の長さは6㎝ぐらいで、葉は細長く黄緑色~黒緑色をしている。
屋久島のものはしばしば葉が茎からはずれる。
非常に繁殖力が強いので、外れた葉から再生してたちまち裸地一面を覆い尽くしてしまいます。
しばしば葉先が白い綿毛のようになって筆のように見えることから「フデゴケ」の名前が付けられました。

 

 

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シッポゴケ シッポゴケ科

茎の長さは10㎝に達し、葉は細長く約1㎝。
植物体は黄緑色~淡緑色をしている。
群落をつくって生息していますが、ふわっして柔らかいような印象を受けます。
和名のシッポゴケは葉が一方に鎌のような形でなびき、植物全体が動物の尾に似ていることにちなんでいます。

 

以上で今回のコケ紹介を終わります。
屋久島には本当にまだまだたくさんのコケがあるので、また写真を撮ってドンドン紹介していきたいと思います!

 

青山直樹

 

 

 

屋久島ガイドレポート:賑やかな太鼓岩ツアーでした!

カテゴリー別 ツアー, 太鼓岩, 白谷雲水峡公開日時

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今回、屋久島パーソナルエコツアーに参加された谷口さんファミリーです。
屋久島には約5日間ほどの滞在日程で様々なツアーに参加されたのですが、3月27日は白谷雲水峡太鼓岩ツアーにご案内させて頂きました。

 
とっても仲の良い雰囲気が伝わってきて、ご家族のやりとりを聞いているとこちらも思わず笑顔になってしまいました。
子どもたちもすごく元気で、動物に点数をつけて見つけた人がポイントをゲット出来るゲームをしながら歩いたりしてすごく面白かったです(笑)
この日は一日中ワイワイとした賑やかなツアーでしたね!

 

 

 

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ヤクシカ、ヤクザル、ヤクシマヒメネズミ、ヤマガラ…など色々な動物をこの日は見ましたが
その中でも一番点数の高い動物(昆虫)はこの子でした!

 
名前に「ヤクシマ」の名前をもつヤクシマルリセンチコガネです。
本州のオオセンチコガネとは違った色をしているので、分類ではオオセンチコガネの屋久島亜種とされています。
「糞ころがし」などの糞中の仲間で、ヤクシカの糞などを巣穴に引き入れて餌にして幼虫を育てる森のお掃除屋さんです。
体が瑠璃(ルリ)色に輝いていてとても綺麗な昆虫です。糞中とは思えないですね…(笑)
ルリセンチコガネさんいつも屋久島の森を綺麗にしてくれてありがとうございます。

 

 

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太鼓岩に無事到着でーす!みなさんよく頑張りました!
いい笑顔されてますね~。

子どもたちもけっこう早めのペースで歩いてましたが、まだまだ元気いっぱいです!

 

 

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帰りにはバッタリとヤクシカちゃんとも遭遇できました。
谷口さんファミリーと完全に目があっています(笑)
目の前でじーっと止まってくれたので、みんなで大興奮してました!
このあと必死で木に生えているシダを食べようよする姿が可愛かったですね。

 

 

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谷口さんファミリーのみなさん一日どうもありがとうございました。
僕もツアーを通してみなさんからたくさんの元気をもらえました!

今回の屋久島旅行は満喫できたでしょうか??
また会える日を楽しみにしてますね~。

 

青山直樹

 

 

 

 

屋久島登山レポート:樹木が真っ白…!七五岳、高盤岳登山

カテゴリー別 ツアー公開日時

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屋久島の奥岳には不思議な形をした様々な奇岩があるのですが、
その中でも高盤岳山頂にあるこのトーフ岩はひと際目を引きつけられます。
一週間ほど前にリピーターのYさんと佐々木さんのツアーに参加させてもらい、
湯泊歩道を通ってこちらの高盤岳と七五岳という山に登ってきました!

 

 

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一日目はここ最近では一番冷え込みが激しい日だったので、奥岳は氷点下2℃~3℃ぐらいの気温になっていました。
3月の下旬とは思えないような寒さでしたね…。
黒味岳展望台に行くと樹木が霧氷に包まれて真っ白…!
こういった風景を見ると屋久島は本当に日本列島(沖縄~北海道まで)を凝縮したような島なんやなぁ~と実感します。

 

 

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お昼過ぎに湯泊歩道から高盤岳へ登り、トーフ岩に到着しました。
普段は遠くから眺めるばかりで分からないのですが近づいてみると相当大きな岩で、間近で見れば見るほどどうしてこんなに綺麗に岩が割れるのか不思議になります…。

このトーフ岩へと続く登山道は入口が非常に分かりづらく、湯泊歩道もほとんど人が入らないので道がかなり荒れていて危険です。
けっして気軽に立ち入らず、単独での登山などはしないようにして下さいね。

 

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2日目は湯泊歩道を下って途中の分岐から七五岳を目指します。
目印のピンクテープも少ないので、登山道の途中で地図とコンパスを使って道を確認しながら進みました。
普段の登山道でも当然ですが、こういった人がほとんど通らない荒れた道を歩くときは地図とコンパスは必需品です。
他にもビバーク用のテントや非常食なども必ず持って行くようにしましょう。
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目印も少なく急峻な登山道を慎重に登り、七五岳山頂へ無事に到着です。
昨日の天気が嘘のように2日目は晴れてくれて眺めが最高でしたね!
山頂からは海と南西部の色々な集落を眺めることができました。

この七五岳の名前の由来は、七つの子(ご)が神隠しにあったからという説や、標高が奥岳の7合目あたりにあたるからだなど諸説あります。
神隠しの伝説は少し怖いですね…(笑)

 

 

 

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七五岳の山頂は360℃の大パノラマで、奥岳の山々も望むことができます。
昨日はほぼ一日中ガスが出ていて寒かったので、2日目が晴れてくれて本当に良かったです…!

屋久島にはまだまだ知らない風景や場所がたくさんありますね!
これからも色々な場所に行って色んな体験をしていきたいと思います。

佐々木さん、Yさんどうもおつかれさまでした!

 

青山直樹

 

3月に咲いている屋久島の植物②

カテゴリー別 屋久島の森, 屋久島の花, 植物公開日時

以前のブログの続きで、3月に咲いている屋久島の植物達を紹介したいと思います。

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リンゴツバキ ツバキ科

ヤブツバキの変種で、屋久島の照葉樹林を代表する樹木です。
屋久島の他にも四国や九州の南部などにも分布しています。
街路樹としても植えてあるので、今の時期は森でも町でもたくさんのツバキの花が見れます。
蜜が非常に甘くヤクザルもよく花を真っ二つに裂いて花の蜜をすったりしています。
リンゴのような大きく赤い実をつけるので「リンゴツバキ」という名がついているのですが、木になっている実物を見ると本当にリンゴそっくりでびっくりしますよ!

 

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森でこんな形のものが落ちていたらこれがリンゴツバキの実です。
果肉がとても厚いので実が大きくなっているのですが、種子そのものの大きさはヤブツバキと変わりません。
昔は種子から椿油を採取したりして利用していました。

 

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コショウノキ ジンチョウゲ科

常緑低木で花はジンチョウゲの花に非常によく似ています。
本州では関東以西の四国、九州、沖縄に分布しています。
名前の由来は赤い果実がコショウのように辛いところからきているとされています。
インド原産の香辛料に使われているコショウは多年生のつる植物の実からとるものなので、こちらの植物とはまったく関係ありません。
ちょっと紛らわしいですよね…(笑
花は甘くてめちゃくちゃいい匂いがします。森で見つけたらぜひ匂いをかいでみて下さい!

 

 

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シキミ シキミ科

関東以西の四国、九州、沖縄など比較的暖かい地域の山地に見られる常緑小高木です。
以前はモクレン科に分類されていましたが、今では独立してシキミ科に分類されています。
樹皮や葉を乾燥させて抹香や線香として使用したり、枝葉を仏壇に供えたりするなど仏事と関連の深い樹木です。
綺麗なクリーム色の花を咲かせていますが、実は樹木全体に毒があり特に果実は猛毒です…。
けっして口にはいれないように注意して下さいね!
ただ、葉をちぎって香りを嗅ぐとスーッとして匂いがしてとても気持ちがいいです。

 

以上で今回の屋久島の植物の花紹介を終わります。
まだまだ紹介できていない植物やこれからまた咲きはじめる植物達もたくさんいるので、
また機会があるごとにブログで季節の植物達を紹介していきたいと思います!

 

青山直樹

 

 

屋久島ガイドレポート:のんびりと過ごす白谷雲水峡スペシャルツアー

カテゴリー別 ツアー, 太鼓岩, 白谷雲水峡公開日時

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3月24日、屋久島パーソナルエコツアーの白谷雲水峡スペシャルツアーに参加された波多野さんです。
ツアー前日に日帰りで縄文杉へ行って来られたのですが、バスの時間の関係であまりゆっくりと出来なかったそうです。
「今日は出来る限りのんびりと森を味わいたいです!」とのことでしたので、
この日のツアーは波多野さんのペースで本当にの~んびりとしたツアーになりました!

写真は苔むす森での一枚。
ちょうど日の光が差し込んできていて森全体がキラキラしていましたね~。

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途中で気になるところでは写真を撮ったり、立ち止まってぼ~っと森を眺めたり、深呼吸をしたり…
ゆったりと屋久島の森を歩くと日々のストレスから解放されます。
僕もガイドをさせてもらいながら波多野さんと一緒に思う存分森を楽しませてもらいました!
小さな発見が色々とあって面白かったですね~。

白谷雲水峡スペシャルツアーは早朝に出発して、
一日かけて白谷雲水峡を歩いていくツアーですのでのんびりと屋久島の森を味わいたい人にはすごくオススメです。

前日の縄文杉ツアーは歩いていても寒かった…とのことでしたが、
この日は白谷の気温が約13℃ぐらいで、トレッキングにはちょうどいい気温でしたね!

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原生林コースの途中の沢で一休みです。
この川の水もそのまま飲めてしまうのが屋久島のすごい所です…!
「屋久島の水を飲むと体に沁みる感じがしますよね~」と波多野さん。

本当にその通りだと思います!
屋久島の水は超軟水ですので、体にスーッと入ってくるんですよね…。
この水で淹れたコーヒーやお茶を森の中で飲む時間は最高に贅沢な気分になれます♪

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太鼓岩もいいお天気で良かったですね~。
後ろには九州最高峰の宮之浦岳がバッチリ見えています!

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ここでもゆっくりとの~んびりしながら過ごします…。
ポカポカとした日差しを浴びながらぼーっとするのは最高です(笑)

やっぱり屋久島の森をせかせかと歩くのはもったいな~と改めて感じました。
森をゆったりと味わいながら歩いていると色々な発見とかがあって面白いですよ!
せっかくの屋久島なんで、思う存分楽しんで行きましょう~。

波多野さんどうもありがとうございました!
今回のツアーのキーワード〇〇のことは忘れません(笑)
またぜひ屋久島にいらして下さいね~!

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

 

3月下旬の屋久島トレッキングの服装について

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3月24日 晴天の白谷雲水峡トレッキングに行ってきました。
この日は朝から快晴で気持ちのいい一日でした。

3月の下旬の屋久島の気温は、天気がいいと人里では20度~22度ぐらいになります。
ここ白谷雲水峡は標高が約600m~850m付近にあり、気温差がだいたい5~6度違います。
宮之浦岳頂上付近は標高が約1900mぐらいありますので、気温差がだいたい14度~15度ぐらい違ってきます。

同じ島でも急峻な山がある屋久島は登る山によってかなり服装が違ってきますので注意してください。
南国の島というイメージがみなさんやはり強く、「冬になると頂上付近では雪が2m以上積るんですよ」
と言うとみなさん大変びっくりされます(笑
「でも、人里ではハイビスカスとかブーゲンビリアなどが一年中咲いてるんですよ!
ハイビスカスを見ながら雪山を見るというのも屋久島ならではの風景なんですね~」(笑)

 

 

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早朝、苔むした緑の森にこぼれ日が差し込んできました。
すーっとしたマイナスイオンを深呼吸。 体に染み渡るこの感覚が気持ちいですね!

白谷雲水峡の気温は3月下旬から4月上旬ぐらいは15度ぐらいになりますので、
トレッキングしている時は長袖のシャツで十分暖かいです。
ただ、朝方は少し冷え込みますので、薄手のフリースがあるといいですね
それでもまだ寒い方はレインウエアーを羽織ると風を遮りますので、それでかなり暖かいです。
また、手袋も忘れずに!

 

 

 

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これは川の源流になります。
苔に何重にも濾過された水ですのでおいしい水が飲めるんですね。

屋久島でトレッキングされる方はぜひとも、空のペットボトルを持って行くことをおすすめします。
特に白谷雲水峡は沢がたくさんあり、おいしいお水を飲むことができますよ!
屋久島の水は超軟水なので体に染み渡りやすく、お茶やコーヒーにすると格別においしいです。
屋久島特産の三岳という焼酎で割ってもとろみが出て甘さが増す感じなんですよね~(笑

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白谷雲水峡はこのような沢がいくつもあります。
ただひたすら歩くだけじゃなく、このような沢で休憩しながらおいしい水を飲んだり珈琲を入れたりしながら
ゆっくりトレッキングするのがおすすめですね!

沢沿いでゆっくりしているとやはり冷え込みますので、フリースとかレインウエアーがあるといいですね!

新緑がきれいな3月下旬の屋久島トレッキングは気持ちがいいです。
これから山桜が咲いてくるのが楽しみですね!

青木高志

 

 

 

 

 

 

 

 

縄文杉デッキが撤去されました。

カテゴリー別 縄文杉公開日時

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昨日(3月19日)お伺いしてきた縄文杉さんです。
先週の寒波の影響で屋久島はかなり冷え込み縄文杉周辺にも積雪がありましたが、
昨日の時点ではもう雪はまったく見られませんでした。

縄文杉は正面の大枝の根元に大きな空洞が見つかり(2012年11月)、
安全確保のため正面デッキの半分が立ち入り禁止状態になっていました。

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ロープの右奥が立ち入り禁止になっている正面デッキです。
去年は1年中この状態のまま放置されていましたが、
今月からこちらの正面デッキおよび階段の解体撤去工事が行われていました。

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こちらが現在の正面デッキ跡の様子です。
工事はほとんど終了しており、撤去したデッキの残骸なども見られません。

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以前はデッキへと続く階段がありましたが、こちらも綺麗に撤去されていました。
仕方のないことですが、デッキのあった場所は大分荒れていますね…。
林野庁はこれからデッキ跡地の植生保護と新展望デッキの整備を進めていくということですので、
少しでも早く植生が回復され、縄文杉にとってより良い方向に事態が進むことを願います。

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デッキが撤去されたおかげで、下からすっきり見えるようになりました!
今までとはまったく違う角度から縄文杉を見る事ができるようになったのは嬉しいですね。
といっても、18年前(僕は5歳…)のデッキがなかった時代はこのように縄文杉を眺めることができていたようです。

ただ、デッキを使える範囲が広くなったわけではないので
今後も日帰り縄文杉ではデッキ上での混雑が予想されます。
せっかく屋久島に来たのにゆっくり森で過ごせず、縄文杉を少しだけ見て慌ただしく帰るのは悲しいですよね…。
やはり静かな森と朝夕の縄文杉をゆっくりと堪能したいという方は、縄文杉1泊2日キャンプツアーがおすすめです!

縄文杉1泊2日キャンプツアーの詳細はこちら
http://www.relaxin-yaku.com/1haku-joumon.html

 

青山

3月に咲いている屋久島の植物①

カテゴリー別 屋久島の花公開日時

こんにちは。
3月に入ってから山の様子も日に日に変わっていき、今は新緑がとても美しいです!
さらに新緑だけではなく色々な花も咲き始めていてすごく面白いです。
というわけで、今回は3月に見かけた花達を少し紹介したいと思います。

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オオゴカヨウオウレン キンポウゲ科
屋久島の固有種で、1月中旬~3月上旬にかけて咲いている花です。
森の中の苔むした切り株や倒木の上に生育します。
大体標高600m付近から見られる植物なので、里では見る事ができません。
オウレン(黄蓮)の根茎は漢方では胃腸薬として用いられます。

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白谷雲水峡では写真のように、たくさんのオウレンが苔の上に咲いてました!
緑の苔の上に咲くのですごく目立ってましたね~。
小さくてとても可愛らしい花です。

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ナンバンキブシ キブシ科
高さ3m~4mほどの落葉低木で、屋久島では春を告げる代表的な花の一つ。
薄黄色の花をすだれ状に垂らしてつけていて、よく道路沿いでも見かける。
花のつき方が独特で面白いですね。
車とかを運転しいていてもついつい目を惹かれてしまう花です。

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ハドノキ イラクサ科
林道脇や川筋でよく見かける高さ2~3mの常緑低木。
花っぽくはないですが、葉の下の枝に密集してついているのがハドノキの花です。
昔はヤギやウサギの飼料としても使用していました。
僕はまだ聞いたことがないですが、屋久島では「ゴメジョンキ」とも呼ばれるそうです。

 
花が色々咲き始めるとやっぽり春やなぁ~と実感しますね。
ヤマザクラも里の方から順にどんどん咲いてきていて、めちゃくちゃ綺麗ですよ~。
他にもたくさんの花が咲いているので、また改めて色んな植物を紹介したいと思います!

青山

 

屋久島ガイド研修~照葉樹林の新緑がきれいでした!

 

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屋久島ガイドの研修ということで新人青山と屋久島の西部地域にある照葉樹林を歩いてきました。
屋久島パーソナルエコツアーで催行している「ガジュマル巨木の森」
とにかく圧倒される大きさです!
ガジュマルは屋久島が日本の北限にあたり鹿児島では自生はしていません。
インドが原産で亜熱帯植物の代表的な植物のひとつですね
気根という空気中で水分を得ている根っこがだらーんとたくさん垂れていて、
この気根が地中に達するとどんどん幹になっていきます。
また、その気根が他の植物にからみつき絞め殺してしまうケースも多くあり、
「絞め殺し木」とも言われています。
ガジュマルの幹を切ってみると、たいてい芯にはほかの木が入っていて年輪もなく樹齢はよくわかりません。
このガジュマルの巨木もひょっとしら千年ぐらい経っているのもしれませんね。

 

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タブの木の新芽

タブノキはスダジイなどともに日本の代表的な常緑広葉樹です。
タブノキの葉は互生し、枝の先端に集まってつき、縁には鋸歯がない長楕円形、革質で厚く、光沢がある。
日本の常緑広葉樹が特に照葉樹と呼ばれるゆえんです。

3月に入ると落葉樹や常緑樹の新芽が芽吹く時期になります。
今日は朝からとても天気がよく、日中の気温は20度を超え
やっと春らしい季節になってきました!

タブの木は耐陰性、耐潮性、耐風性が強いので、
海岸近くの防風・防潮樹に適しています。
暖帯な海岸付近の極相林を構成する代表的な構成種のひとつですね

 

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ヤクシマオナガカエデ カエデ科
新緑がとてもきれいですね!
3月に入ると照葉樹林が壊れた西部林道沿いにたくさん見ることができます。
昭和40年代にこの西部林道が作られましたが、その道を作るときに照葉樹林の森が壊され
森に大きなギャップ(空間)が生まれ、その後明かりが大好きな落葉樹がたくさん道沿いに生えてきています。
ですから、この道沿いに生えている植生はパイオニア系の明かりが大好きな植物が多いため
道沿いの植生と常緑樹の森の中とでは全然違う植生になっていることがわかります。

 

 

 

 

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ヤクシカさんたちとたくさん出会いました。
全然逃げず、ちょと警戒していますがずーっとこっちを見ていました(笑
耳がピーンと立っているのは警戒している時です。
なんかかわいい!!

 

 

 

 

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途中の沢でちょっとコーヒータイム。
誰もいない森の中で、沢の音を聞きながら深呼吸。
体内に染み渡るこの感覚、あ~きもちい~!!

3月中旬から4月上旬ぐらいまでが新緑がとてもきれいでおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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