屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

雲水峡線で自然観察

カテゴリー別 植物公開日時

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宮之浦から白谷雲水峡へ車で上がる行く途中で撮った一枚。
下の方には宮之浦の町と、海が見えていますね!
先日のブログでご紹介させてもらった白谷雲水峡の入口までは、この白谷雲水峡線という道路を通ってアクセスすることになります。
またこの道路が里から標高600mまで上がっていくので、所々で眺めがいい場所があったり、季節が変わると花や山の様子が変わったりして、運転をしていてもなかなか楽しませてくれます!
というわけで、今回のブログではこの白谷雲水峡線で見つけた特徴的な植物などを紹介したいと思います。

 

 

 

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ヌルデ  ウルシ科  花期 8~9月
小さな花をびっしりとつけていたヌルデの花が満開でした!
北海道~沖縄までほぼ日本全国に自生している樹木で、みなさんの住んでる地域でも普通に見れるかもしれないですね~。
かぶれることで有名なウルシの仲間ですが、ヌルデは比較的かぶれにくいほうで、よほど敏感な人でないとかぶれないようですね。
全国に生えていて一般的な樹木なので、古くから色々と利用されてきた歴史があります。
その中でも面白いのは、この葉には大きな「虫こぶ」ができるのですが、その「虫こぶ」を使ってお歯黒などを染める原料としていたようです。
ちなみに「虫こぶ」というのは、虫が植物に産卵や寄生した結果、植物が反応してこぶ状に発育(異常成長)した部分のことをいいます。
いつも思いますが、植物の利用法とかは誰がはじめに考えたんでしょうね?
調べてみると色んな使い方をしていて、昔の人の知恵は本当にすごいな~と感心してしまいます。

 

 

 

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ウラジロフジウツギ  ふじうつぎ科  花期 7~10月

 

所々に紫色の花が咲かせているのはこちらのウラジロフジウツギ。
四国以南に分布するコフジウツギの変種で、四国南部と九州に自生している高さ1.5mほどの落葉低木。
「ウラジロ(裏白)」というのは、葉っぱの裏側に星状毛が密生していて白く見えることから。
「フジ(藤)」は花がフジのように房状につくことから名前がつけられました。
白っぽい紅紫色の花は可愛らしいですが、木全体としてはサポニンを含む有毒植物です…。
毒と聞くと怖いですがこのサポニンは水にとけて石鹸のように泡立つことから、昔はサポニンを高濃度で含む植物を石鹸がわりに洗濯などで用いていました。

 

 

 

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そして、かなり目立っていたので気になったのがこちら!
見るからに怪しい雰囲気をもってますね(笑)

 

 

 

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クワズイモ  さといも科

 

その正体はこちらのクワズイモの実です。
四国、九州南部、琉球に分布していて、亜熱帯を連想させてくれるような見た目をしています。
屋久島の里地ではあちこちに生えていてよく見かけますね。
見た目はさといもに似ていますが、シュウ酸カルシウムという毒を含んでいて食べられないので「食わず芋」。
かなり大きな葉っぱで雨が降っても雨宿りが出来てしまうようなものもあります!
観葉植物として結構人気があるようで、小さな可愛いサイズのクワズイモがネットでもたくさん売られていました。
さすがにこの写真のサイズを買う人はいないですよね…(笑)

 

 

以上で今回の植物紹介を終わります!
この他にも以前に紹介した、サキシマフヨウも綺麗に雲水峡線で咲いていましたよ。
みなさんも運転に気をつけながら、ぜひ道路脇の植物達にも目をやってみて下さいね!

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原生林コースのススメ!

カテゴリー別 屋久島の森, 白谷雲水峡公開日時

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9月22日、プライベートで白谷雲水峡を歩いてきました。
20、21日の土日と、23日の祝日を挟んだ日やったので、「それなりに多いかな?」と軽く考えて行ってみると予想以上にたくさんの車が止まっていました!!
話を聞いてみると、どうやら前日の9月21日に縄文杉へ行った人たちが翌日白谷雲水峡へ集まったのでかなり人が集中したようです。
たしかに1日目縄文杉→2日目白谷雲水峡というのは一番多いパターンなので、これも仕方ないのかもしれないですね。
人が多い時間帯とはちょうどズレて出発したので、登山道ではそんなにすれ違いはなかったのですが…。

 

 

 

 

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白谷小屋、苔むす森、太鼓岩などのスポットはたくさんの人が集中してましたね。
こちらは昼過ぎの苔むす森の様子ですが、ちょうど白谷小屋から登ってきた人と太鼓岩から下ってきた人が集まって大混雑してました。
個人的には静かにゆっくりと景色を見ながら森を歩きたいな~と思っていたので、太鼓岩と苔むす森を早めに後にしてあまり人がいないであろう原生林コースのほうへ行ってみる事にしました!

 

 

 

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行ってみるとやはり大正解!
もう一つのコースと比べると、人と出会う頻度はぐっと減ったので静かな森をゆっくり歩くことが出来ました。
ブログでも何度か紹介してますが、この原生林コース(今は奉行杉コース)は白谷雲水峡の中にあるコースの一つ。
アップダウンがあり立派な山道にはなっているのですが、苔の緑はかなり深く、途中にある沢もめちゃくちゃ綺麗で、森の雰囲気はまさしく原生林!
そして何よりも通る人が少ないので、静かな森の中で沢や鳥の声に包まれながらトレッキングできるのが最高に気持ちいいです。
白谷雲水峡に来られる際はぜひ通ってほしいオススメの道です!

 

 

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ゆっくりと歩いているとこんなものも見つけました~。
なんじゃこりゃ!と思って調べてみるとどうやら「クチベニタケ」というきのこの仲間。
夏から秋にかけて山の中の崖地などに発生する小型のかわいらしいきのこです。
日本では各地で普通に見られるのですが、世界的には珍種で海外の研究者の人に見せると感激する人もいるそうです!
面白いですね~。予想通りですが…残念ながら食べることはできません(笑)

 

 

 

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原生林コースの途中にある不思議な形をしたヒメシャラです。
普通に僕らがイメージする木の形とはまったく違う形をしてますよね(笑)
この他にも原生林コースには面白い形をした木や、見所がたくさんあります!
当店では、白谷雲水峡は3コース設定があり、「白谷雲水狭スペシャルコース」と「原生林コース」のツアーでこの道を通ることになっています。
屋久島で白谷雲水峡に来られる際はぜひこちらのコースを通ってみて下さい!
特に屋久島の苔むした緑の森を静かに歩きたい…という方にはすごくオススメですよ!

 

 

白谷雲水峡のコース一覧はこちら

http://www.relaxin-yaku.com/shiratani.html

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

サキシマフヨウが咲きはじめています

カテゴリー別 屋久島の花公開日時

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こんにちは!屋久島パーソナルエコツアーの青山です。
9月もあっという間に半分が過ぎてしまいましたね~。
屋久島も里のほうでは朝晩はとても涼しい風が吹いていて、もうすっかり秋めいてきたな~という感じがします。
そんな屋久島の秋を代表する花の一つである、サキシマフヨウが道沿いに咲きはじめています!
これからの時期屋久島に来られる方は、車で県道沿いを走っていると必ずと言っていいほど目にする花です。

 

 

 

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サキシマフヨウ  あおい科  花期  9~12月

 

海岸や低地に生える落葉低木で、屋久島では県道沿いなどでよく見かけます。
九州南部~沖縄にかけて分布している南方系の植物なので、本州に住んでいる人はあまり見たことがないかもしれないですね~。
沖縄の先島諸島(サキシマショトウ)に多く自生するので、この名がついたそうです。
ハイビスカスと同じあおい科の仲間です。
花の最盛期は10月中旬ごろで、屋久島のあちこちで綺麗に咲いてくれます。
面白いことにこのサキシマフヨウの花の色は個体によって微妙に違いがあり、白や薄いピンクなど様々な色の花をつけます。
この写真のサキシマフヨウは薄いピンク色をしているタイプですね。

 

 

 

 

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こちらの写真のサキシマフヨウは白色のタイプです。
今回は見つけられませんでしたが、図鑑などではかなり濃い赤紫色をしたサキシマフヨウの花もありました。
通りがかかった時に、自分のお気に入りの花を見つけたりしても面白いかもしれないですね!
ただし、お気に入りの花を見つけても次の日にはもう咲いてる姿を見る事はできません…。

 

 

 

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実はこのサキシマフヨウの花は朝に開いて夕方にはしぼんでしまう「一日花」なんです!
秋から冬にかけてずーっと咲いているように見えますが、それは別の花が次から次へと咲いているからなんですね。
いま見ている花はその日にしか見れない花なんやなぁ~と考えて見てみると、またサキシマフヨウの見方も変わってくるような気がします。
屋久島に来られる方はこのサキシマフヨウの花をじっくりと観察してみて下さい。
とても優しい色と雰囲気をもった花なので、心を和ませてくれますよ~!

 

 

 

青山直樹

 

 

沢の水の力を借りながら!縄文杉キャンプツアーレポート

カテゴリー別 ツアー公開日時

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9月12~13日にかけて縄文杉キャンプAコースに参加してくださった伊藤さんご夫婦です!
歩きだす前は縄文杉まで行けるのか不安なようでしたが、お2人とも健脚でガシガシと歩かれていました。

写真は途中の沢で休憩している様子ですが、今回のツアーでは沢で休憩する度に足を水につけて疲れを回復させていましたね(笑)
自然の冷たい水に足を付けるのは最高のクールダウンになります!
これをすると、足の疲れが一気に吹き飛んでしまうんですよね~。
最後まで調子で歩けたのはこのおかげかもしれないです(笑)

 

 

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初日は野生のヤクシカとも何度も出会うことができました!
こちらのヤクシカちゃんは餌を食べる事にかなり夢中になっています。
お2人との距離がかなり近いですよね。

伊藤さんは奈良県からお越しだということで、ヤクシカの小ささにはびっくりされていましたね~。
「奈良公園のシカと全然違う。」とおっしゃってました(笑)
ヤクシカは日本に生息するニホンジカの亜種の中でも特に小型で、実物を見てみるとそのサイズの小ささに驚かれることが多いです。
小さなヤクシカは本当に可愛いのですが、人間の手から餌を与えたりはしないようにくれぐれも注意して下さいね。

 

 

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トロッコ道から登山道に入ってしばらくすると現れる、まるで屋久杉の門のような場所。
ちょうど深い森に入っていく時にこの杉の門が現れてくるので、僕は勝手に森への入り口のような感覚でいつもここを通っています(笑)

 

 

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12時過ぎにウィルソン株に到着。
切られる前は樹齢約3000年はあっただろうと考えられている巨大な屋久杉の切り株です。
最近は中から見えるハートマークが有名で、ガイドブックなどにもよく紹介されています。
ちょうど人が少ない時にウィルソン株に着いたので、ゆっくりと中で写真撮影をすることが出来ましたね!
ハートマークばかりが話題になっていますが、中はとても不思議な空間が広がっています。
ウィルソン株に立ち寄られる時は、ぜひその場の空間の雰囲気も味わってほしいです。

 

 

 

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縄文杉にも無事に到着することができました~!
沢の水の力を借りながらお2人ともここまでよく頑張りました!
この後は人もいなくなった静かな森の中で縄文杉とゆっくり対面しました…。
自然の緑や音に囲まれた中で過ごす時間は本当に心が落ち着きますね。

 
伊藤さん2日間どうもありがとうございました!
屋久島をかなり気に入ってもらえたようで、僕も嬉しかったです。
今度はぜひ今回行けなかった白谷雲水峡に行きましょうね~。

 

 

青山直樹

屋久島の固有植物、ヤクシマリンドウ

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

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こんにちは!屋久島パーソナルエコツアーの青山です。
先日、宮之浦岳に登った時に奥岳の岩の割れ目に株をつけている植物を見つけました。
もしかして…!と思って近づいてみると屋久島固有のヤクシマリンドウが蕾をつけていました!
今年はもう見れないかもしれないな…と思ってたので、これは嬉しかったですね~。

 

 

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ヤクシマリンドウ  りんどう科
屋久島の固有植物を代表する植物で、標高1700m以上の岩の割れ目に生息する多年草。
葉の形が特徴的で、幅2mm長さ15mmほどのとがった葉が3~4枚輪生してついています。
花期は8月の下旬~9月の上旬ごろで、茎の先に咲かせる釣状の青紫色の花がとても美しいです。
盗掘などで数が激減している植物で、絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧種ⅠA類にも指定されています。
なかなか見つけるのが難しい花ですが、もし山で見つけたりしても手を出すことをせずにそっとしておいてあげて下さい。

 

 

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このヤクシマリンドウは直射日光が十分に当たらないと開かない花で、曇ると閉じてしまいます。
この日は登ったのが少し遅かったこともあり、もう雲も出てしまって花は開いてなかったですね…。
屋久島は雨が多く特に奥岳は雲がかかりやすいので、なかなか咲いている姿は見る事ができません。

 

 

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こちらは、去年佐々木さんが撮影したヤクシマリンドウが咲いている写真です!
こんな風に咲いている姿をいつか見てみたいですね~。
屋久島の山間部に生育している固有植物は本州に近縁種をもっている種類が多いのですが、ヤクシマリンドウは台湾、中国の雲南省に近縁種が確認されています。
屋久島は氷河期の時代に日本列島と陸続きであったと考えれれてますが、中国大陸ともつながっていた歴史があるのかもしれないですね。

 

青山直樹

 

 

トロッコ道沿いで発見!

カテゴリー別 動物, 屋久島の森, 屋久島の花公開日時

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日帰りで縄文杉に行く方はもちろんですがツアーで縄文杉キャンプに行くときも、必ず通るトロッコ道。
この日のツアーでも、日帰りの人がみんな出発してかららゆっくりと荒川登山口を出てトロッコ道を歩きはじめました。
ゆっくりとトロッコ道を歩いていると、咲いている植物や動物などの発見がありなかなか楽しいです!
今回のブログでは、トロッコ道で発見した花や生き物を少し紹介したいと思います。

 

 

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ノリウツギ  ゆきのした科  花期  7~9月

 

 

トロッコ道がある標高では今の時期あまり多くの花は見られませんが、一番よく目立っているのはこちらのノリウツギ。
屋久島を分布の南限としている落葉低木で、ヤクスギランドへ向かう道の途中でよく見かけたりもします。
花のように見えるのは4枚の白いがく弁で装飾花とよばれるもので虫を誘うなどの働きをもっています。
ノリウツギという名前は樹皮で製紙用の糊(のり)を作ったことからつけられました。
芯が柔らかくて抜けやすいので、アイヌの人はこの木の枝を使ってキセルを作ったりしていたみたいです。
調べてみると樹木にも色々な使い方があって面白いですね!

 

 

 

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シマサクラガンピ  じんちょうげ科  花期  7~8月

 

 

トロッコ道沿いに黄色い花が落ちてるな~と思って上を見てみると、わずかにシマサクラガンピが小さな花をつけていました!
四国、九州に分布している落葉低木で、標高500m辺りからの明るい林道脇や尾根筋などに生育しています。
サクラに似ている樹皮をしていて、とても丈夫です。
このガンピの仲間は樹皮の繊維が強いので、古くから和紙の原料として使用されてきた歴史があります。
なんでも奈良時代ぐらいから製造が始まっていんだとか!
ガンピで作った雁皮紙(がんぴし)は、光沢があって丈夫で虫害にも強い高級和紙とされているようで昔は重要文書や金札に使われていたようです。

 

 

 

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今回見つけて一番興奮したのはこちら!
ヤクシマオニクワガタのメスが足元にいるのを偶然発見しました!
標高約600m~約1300mのヤクスギ帯に生息する屋久島の固有種。
幼虫はミヤコダラなどの大きな倒木の中で生活し、その木を食べて砕くことで木を土にかえす役目を果たしています。
女性のお客さんの手にのせて撮影させてもらったのですが、「オニ」という名前がついている割には小さくて可愛いやつです。
オスではなかったのが残念ですが、やっぱりカブトムシやクワガタを見つけると今でも興奮しますね~。
そのへんは子どもとあまり変わらないかもしれないです…(笑)
というわけで、最近トロッコ道で見つけた花や生き物を紹介させてもらいました。
毎回気づくものや見つけるものは違うので、次のツアーではまたどんな発見があるのか楽しみですね~。

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨が降っても元気よく!太鼓岩ツアーレポート

カテゴリー別 ツアー公開日時

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9月6日、関東からお越しの女性4名様を太鼓岩にご案内させて頂きました。
午前中に屋久島空港に到着、お昼ご飯を買ってそのまま白谷雲水峡へ行ってツアーを開始したので、
もしかしたら移動の疲れもあるかな…?と心配をしてましたがまったく関係なかったですね!

みなさんとてもお元気で、ワイワイとおしゃべりしながらの楽しいトレッキングになりました~。

 

 

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この日はコロコロと空模様が変わって、雨が降ったりやんだりするようなお天気。
雨が強まってきたので、途中でレンタルをしたレインウェアを着ることにしました。
レインウェアは屋久島でトレッキングをするための必需品ですが、購入すると高いですよね…。
当店ではツアーに参加して下さるお客様に限り登山用品のレンタルサービスも行っているので、ご希望の方はぜひお問い合わせください!

 
雨が降ってきてもみなさんのテンションは変わらず、むしろ雨の森を歩くのを楽しんでおられましたね~!
またこの4人のレインウェアの色合いがなかなかカラフルで、「まるで戦隊ものみたい!」と言って写真を見ながら笑っていました(笑)

 

 

 

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白谷小屋の近くにある切り株で、去年名前がついたばかりの「シカの宿」。
実際にこういった切り株の下ではヤクシカが雨宿りをしている時があります。
人が雨宿りをするのにもちょうど良いのですが、さすがに人間4人はちょっと定員オーバーでしたね(笑)

 

 

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雨もずっと降っているわけではなく、お昼ごはんを食べる時や太鼓岩に向かう時はほとんどやんでくれてました。
太鼓岩までの登山道をがんばって登っていると、雲の隙間から差し込む光が森に入ってまるで光のシャワーのような光景が!
とにかくめちゃくちゃ綺麗で、これまでの登りの疲れを忘れさせてくれましたね!

 

 

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太鼓岩に無事到着!みなさんおめでとうございまーす!
不安定な空模様にも関わらず、太鼓岩からの景色も十分楽しめました!
ガスに包まれると目の前が真っ白になるのですが…本当にタイミングが良かったんでしょうね~。

 

 

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少し時間が遅かったこともあって、あまり人のいない太鼓岩を満喫することができました。
今回のツアーの個人的なベストショットはこちら!
4人の楽しんでいる様子が伝わってきますね~!
このあと下山中にまた雨足が強まってきたのですが、ほとんど気にせずに最後まで元気よく歩いてましたね(笑)

 

みなさん1日どうもおつかれさまでした!
翌日の縄文杉キャンプも楽しんでいただけましたか??
まだまだ見れてない場所が一杯あるので、またぜひ屋久島に遊びに来て下さいね~。

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月に咲いている屋久島の高山植物達②

カテゴリー別 屋久島の花公開日時

それでは、前回に引き続き奥岳で見かけた植物達を紹介していきます!

 

 

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イッスンキンカ  きく科  花期  8~9月

 

 

本州に分布するアキノキリンソウを極端に小さくしたようなイッスンキンカの花。
屋久島の固有変種で、標高1500m以上の登山道脇や岩の割れ目に生育しています。
高さが3~6㎝ほどしかないことから、イッスン(一寸=3㎝)という名前がつきました。
なので、和名は「一寸金花」。
よく似ているアキノキリンソウは高さが70~80㎝ほどもあるので、屋久島の奥岳でかなり矮小化していることがよく分かる花です。

 

 

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ツクシゼリ  せり科  花期 7~9月

 

固有種ではないですが、屋久島を分布の南限とするツクシゼリです。
標高1500m以上の登山道脇や岩の割れ目に生えています。
屋久島以外では、岡山、九州の山地に生息しているのですがそちらのツクシゼリは高さが20㎝以上にもなるようです!
しかし、屋久島の奥岳の山頂付近では高さ3㎝ほどに矮小化しているので、屋久島の固有種または固有変種とする説もあります。
屋久島の奥岳に行くと色んな植物がグッと小さくなってしまうんですね~。

 

 

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ヤクシマフウロ  ふうろそう科  花期  7~9月

 

ヤクザサの中から1輪だけ顔を出していたヤクシマフウロの花を見つけました!
今回僕が見つけられたのは、この1か所だけでしたね。
屋久島の固有変種で、標高1800m付近の高地の岩場に他の植物に混じって生育しています。
高さは15㎝ほどの草丈に、約2㎝ほどの赤紫色の筋が入った綺麗な花を咲かせます。
実は環境省の絶滅危惧ⅠA類(絶滅の危険性が極めて高い)に指定されている植物で、数がかなり減っています。
貴重な高山植物の盗掘などは絶対に!やめて下さいね。

 

 

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コバノフユイチゴ(マルバフユイチゴ)  ばら科  果期  8~9月

 

花ではないですが、コバノフユイチゴが実をつけていました!
屋久島が分布の南限で、標高500mより高所に生育しています。
葉は約4㎝ほどで、植物全体が多くの短毛や棘に覆われていますが、実は食べることができます。
僕もさっそく食べてみましたが、なかなか甘くて中に固い核が入っていたのが印象的でしたね~。
プチプチとした食感が好きな人にはオススメかもしれないです(笑)

 

以上で、今回の高山植物紹介を終わります。
これから、屋久島の奥岳に行かれる方はぜひ足元にも目をやってみて下さい!
他にもいくつか面白い植物を見れたのですが、それも紹介すると長くなりそうなのでとりあえずこのへんで…。
また機会があったらブログを通して紹介させてもらいますね~。

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

 

9月に咲いている屋久島の高山植物達①

カテゴリー別 屋久島の花公開日時

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こんにちは!屋久島パーソナルエコツアーの青山です。
先日、休日を利用して宮之浦岳まで行ってきました。
上まで登ってみると、宮之浦岳から見る永田岳に雲がかかっていてめちゃくちゃ格好よかったです!
最近奥岳に行く機会がなかったので、久しぶりの奥岳登山は楽しかったですね~。

 

しかも、9月は屋久島固有の高山植物が見ごろの時期です!
7、8月のブログでも紹介させてもらいましたが、また9月に入って奥岳に咲いている花が変わっていました。
これから2回に分けて、今回の宮之浦岳登山で見つけた植物をいくつか紹介させてもらいますね~。

 

 

 

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ヤクシマママコナ  ごまのはぐさ科  花期 8~9月

 

小花之江河に近づいてきた辺りから、登山道脇にたくさん生えていたヤクシマママコナ。
屋久島の固有変種で、標高1600m前後の登山道沿いの日陰でよく見かけます。
「ママコナ」という不思議な名前は和名で書くと「飯子菜」で、若い種子が米粒に似ていることからつけられました。
このママコナという植物の仲間は半寄生という面白い生態を持っています。
緑の葉っぱを持っているので自分で光合成をして栄養を作ることもできますが、他の植物に寄生して栄養を奪うことも出来てしまいます!
可愛い花をしていますが、なかなかのちゃっかり者ですね(笑)

 

 

 

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ヤクシマコオトギリ  おとぎりそう科  花期 6~9月

 

 

こちらも屋久島の固有変種のヤクシマコオトギリ。
6月の末頃から9月頃まで咲いている植物で、僕が花を見れるのはこれが今年最後かもしれないですね~。
高さは約10㎝ほどで、一緒に写っている苔からも花の小ささが分かってもらえるかと思います!
四国、九州などに分布するナガサキオトギリにとても近い種類です。
オトギリソウは薬草としても用いられている植物で、茎葉根を乾燥し煎じて使用することで止血や月経不順効いたりするようですね。

 

 

 

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ヤクシマアザミ  きく科  花期  8~9月

 

紫色が目立つヤクシマアザミの花も見かけました。
種子島と屋久島の固有種で、標高1400m以上の林道や登山道脇に生える多年草です。
屋久島の高地で見かけるアザミはすべてこの種類になります。
葉の棘が本当に鋭くて、触れるとかなり痛い思いをします…。
奥岳で登山される方は、くれぐれもこのヤクシマアザミの葉っぱには注意して下さいね!
僕も何度かこの棘にはやられたことがありますが本当に痛いです…(笑)

やっぱり奥岳には個性的な植物が多いですね~。
次回も引き続き、屋久島の高山植物達を紹介させてもらいます!

 

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

偶然って面白いですね!:白谷雲水峡スペシャルツアーレポート

カテゴリー別 ツアー公開日時

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今回、白谷雲水峡をご案内させて頂いた山本さんご夫妻です。
以前に僕が住んでいた高知県からお越しで色々と通じる話が多かったのですが、なんと偶然にも同じ大学の出身で2人とも先輩!
さらに職場もよく知っている場所で、屋久島トーク以外にも色々な高知トークで盛り上がってしまいました(笑)
こういった偶然もあるもんなんですね~。

 

 

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お2人が参加して下さったのは白谷雲水峡スペシャルツアー。
まだ人も少ない早朝の森に入ると、木漏れ日がさしてきてとても綺麗でした!
木漏れ日を浴びながら、早朝の森をゆっくりと歩くのは気持ちがいいです!
最高の森林浴ですね~。

 

 

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苔むす森にも光が差し込んできて、なんともいえない光景に…。
思わず見とれてしまいますよね~。
朝が早かったおかげで、まだ人も少なく静かな苔むす森を体感することができました!

 

 

 

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屋久島や高知のお話をしながら歩いていると、ふと小さな花が咲いているのを発見!
とても可愛らしい花ですね。注意していないと見逃してしまいそうになります…。
こちらは、「ヤクシマヒメアリドオシラン」というらん科の植物です。
「ヤクシマ」という名前が付いているのは、最初の発見地が屋久島であったことにちなんでいます。
ですので、屋久島の固有種というわけではなく本州にも分布しており、長野、四国、九州、沖縄などでも発見されているようですね。
屋久島では標高1000m前後の薄暗い林内で、湿った苔の上で生育しています。
山でこういった小さい花を見つけると心が和みますね~。

 

 

 

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お天気に恵まれたこともあり、太鼓岩へ行ってみると屋久島の奥岳が一望できました!
お天気が良すぎて日差しが暑いぐらいでしたね(笑)
8月はもう過ぎてしまいましたが、屋久島の山は日差しが強いです。
特に頂上付近の日差しは強烈なので、縦走などをされる方は帽子や頭にまくタオルなどをお忘れなく!

 

 

 

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昼からは白谷雲水峡の原生林コースをゆっくりと回って楽しみました~。
写真は原生林コースの途中にある三本足杉です。
今にも動きだしそうな雰囲気がありますね…。
この原生林コースには名前はなくても、面白い形をしている木が多いので歩いていてもなかなか飽きない道になっています。
色々見ながら過ごしていると、一日もあっという間でしたね!

 

 

山本さん今回はどうもありがとうございました!
久しぶりに懐かしい話ができて楽しかったです!
ものすごい偶然でしたね(笑)
また高知で会うこともあるかもしれないので、その時はよろしくお願いしますね~。

 

 

青山直樹