屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

秋の名物!自然薯掘り!

カテゴリー別 生活公開日時

先日、地域の子どもたちと一緒に秋の名物でもある自然薯堀りに行ってきました!
自然薯(じねんじょ)とは自生している山芋のことです。
その味と質はスーパーで売られている山芋とはまったく別物だという話…本来なら大人は先生役で子どもたちに自然薯掘りを教えたりサポートする立場なのですが、僕は初めてだったので完全に子どもたちに混じっての参加になりました(笑)

 

 

 

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まずは里の林に入って、自然薯の葉っぱを見つけます。
葉っぱの特徴はハート型、そしてこの時期は自然薯の葉は黄色くなるのでどことなく目立つのですが…。
けっこう似ているものもあって中々見つけるのが大変でした(汗)。
それぞれの班ごとに葉っぱをみつけたら、つるを辿って自然薯掘り開始です!!

 

 

 

 

 

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ここからがさらに大変です。
自然薯掘りはかなりの重労働!
本体が出てくるまでひたすら掘り続けます!

 

 

 

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ちなみにこれが自然薯のつるですね。
ちょっと上のほうで根が広がってる部分があるのが特徴なようです。
自然薯掘りをやっていると、このつるを切らないように本体を取りだすことに夢中になります(今回は途中で折れてしまいましたが…)。
これは開始20~30分ぐらいですかね?まだまだ本体はまったく見えません…。

 

 

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自然薯掘りに欠かせないのは、写真の男の子が持っているこの「きんつき」という道具。
この男の子は自然薯堀りも数回目ということで、きんつきを使いこなしてましたね!
深くなってくると、1人ずつ交代しながら掘っていきます。
11月だというのに、かなりいい天気でみんな汗ダラダラ状態(笑)
土壌が柔らかい場所ということもあって、この自然薯はめちゃくちゃ深いところにありました。

 

 

 

 

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掘り続けること約2時間…。
掘り出した僕たちの班の自然薯達です!
途中で折れたのは残念でしたが、長い格闘の末にやっと手に入れました!
いい汗かいた~。終わった時には、子どもたちも僕も土にまみれてドロドロです(笑)

 

 

 

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みんなで掘り起こした自然薯。
この後は場所を河原に移動して、お楽しみの昼食準備を開始します!

 

 

 

 

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河原では、焚き火でご飯を炊く人と自然薯を洗う人に分かれて準備を進めます。
大人も子供も慣れたてつきで石のかまどを作って飯ごう炊飯をする光景がすごかった…。
火の扱い方も、もっと勉強していきたいですね。

 

 

 

 

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みんなでひたすら自然薯をすりおろします!
この時に市販の山芋との違いがはっきりと分かりました!
屋久島の自然薯は粘り気が強くて、すったものを箸で持ち上げると塊で持ち上がるんです。
こんな粘り気のある山芋は初めてでしたね~。

 

 

 

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すった山芋はぐるぐると混ぜてだしとあえてそのまま食べるのと、こちらの寸胴で作った豚汁に入れるものに分けて使いました。
寸胴で作る豚汁、豪快な感じがいいです(笑)
びっくりしたんですが、自然薯を塊で鍋に入れると団子みたに固まるんですよね!
本当に団子みたいで美味しかった~。

 

 

 

 

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こちらが今日の昼食。
自然薯入りの寸胴豚汁と、麦入り焚き火ご飯のとろろ丼です!
いや、もうこれがまた絶品でした!!
みんなで苦労して掘ったかいがありました…。
自然で自分でとったものを食べるのは大変ですが、最高やな~と心から感じましたね~。
子ども達に混じって、自然の恵みのありがたさを実感する幸せな一日になりました!

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

 

 

11月上旬屋久島の高地で見つけた植物 果実編

カテゴリー別 植物公開日時

前回のブログでは、おもに登山道で見つけた花についてブログでアップさせてもらいました。
今回のブログではちょっと秋らしい内容で、実をつけていた植物について紹介していきます!
秋になると色んな植物が実をつけていきますが、特に目立っていたものに絞ってのせていきますね~。

 

 

 

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ヒメツルアリドオシ  あかね科

 
高所の登山道沿いの苔の上などで、ヒメツルアリドウシの可愛い小さな実をたくさん見つけました!
1㎝にも満たない小さな果実ですが、濃い緑色の苔に混じると赤色が目立つので綺麗でしたね~。
花は夏ごろに2本の小さな白い筒状のものを咲かせるのですが、その花の元(子房の部分)がくっついているため、
果実をみるとその痕が2つの点として残っています。
花も実もとても可愛らしく、見てると心をほっこりさせてくれます。

 

 

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サルトリイバラ  さるとりいばら科

 

 

ヤクザサや、高地で背丈が小さくなった植物の間からたくさんのサルトリイバラの実が姿を現していました。
つる性の半低木で、名前の由来としては茎についている葉で猿がひっかかって捕まってしまうことからというのが一般的。
別名では「かからん(かから)」とも呼ばれています。
屋久島名産の和菓子には、「かからん団子」というものがあるのですが、それはこのサルトリイバラの葉でよもぎと黒糖(黒飴)を練り込んで作った餅を包んだものです。
屋久島だけでなく鹿児島でも作られている伝統のお菓子で、僕は屋久島に来てからその存在を初めて知りました。
けっこう美味しいので、ぜひ鹿児島で見つけた際は食べてみて下さいね!

 

 

 

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ヤマボウシ  みずき科

 

 

登山道にたくさん落ちていたのは、こちらのヤマボウシの実です。
本州~九州にかけて分布している落葉の小高木で、屋久島が分布の南限になります。
秋になると綺麗に紅葉している姿も見せてくれるのですが、ぜひこの実にも注目してみて下さい。
じつは熟したヤマボウシの実は食べる事ができるんです。
しかも野生で採れる果実の中では、なかなか美味しい部類に入ると個人的には思います(笑)
落ちているのをそのままパクっといってもらってぜんぜんオッケーです!
秋の山の恵みやと思って、試しに味わってみてもいいと思いますよ~。
ネットでは、ジャムや果実酒にして食べるという方法ものっていました。

 

 

というわけで、屋久島の高地で見つけた実がなっていた植物についての紹介でした!
普段は花をアップすることが多いですが、果実も可愛いものや食べられるものなど色々と個性があって面白いですね~。
また面白いものを見つけたりしたら、ブログにものせていきたいと思います!

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月上旬屋久島の高地で見つけた植物 花編

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

こんにちは~。屋久島パーソナルエコツアーの青山です!
11月のはじめの連休から、キャンプツアーが続き山の中で泊ることが多かったのですが気温がだいぶん下がっているのを肌で感じてます。
先週の大縦走キャンプツアーへ行った際は、高塚小屋周辺の夜は気温が5度以下になるほど冷え込みました。
この時期は気温の変化が激しく服装の用意などが難しい時期ですが、薄手のダウンジャケットやカイロなどの準備をしっかりされることをオススメします。
さて、屋久島の高地では紅葉が見ごろな時期ですが、それ以外にも登山道沿いに咲いている花や面白い実などが目に着きました!
今回のブログでは11月上旬に屋久島の高地で見つけた植物達を紹介していきますね!
まずは花編です。

 

 

 

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モミジバキッコウハグマ きく科
淀川登山口から淀川小屋へ行くまでの登山道でよく見かけたました!
10月に紹介させてもらったホソバハグマとよく似ていて、花はほとんど一緒です。
葉っぱの形が明らかに違いますね~。
この葉っぱが亀の甲羅に似ていることから、キッコウ(亀甲)という名がつけられました。
この葉っぱの形が色々と変化していて、屋久島には他にもマルバやタマゴバという名前がつく種類もいます。

 

 

 

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ヒメキクタビラコ  きく科

 

 

今年も見つける事が出来ました!屋久島の固有種のヒメキクタビラコです!
登山道沿いでは数が減ってきているのか、今回花の姿を見れたのもこの写真を撮った一カ所だけでしたね。
絶滅危惧ⅠB類にも指定されている貴重な植物です。
標高1600mを越える高所の湿った日陰に生育していて、頭花も5mmほどで全体的にとても小さい印象を受けます。
屋久島の高地には本当に小さな植物が多いですね~。

 

 

 

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ヤクシマダイモンジソウ ゆきのした科

 

10月のブログで詳しく紹介させてもらったヤクシマダイモンジソウの姿も見かけることができました!
こちらも屋久島の固有植物ですね。
見つけのはやっぱり沢沿いでしたが、まだまだそこではたくさん咲いていて驚きでした。
調べてみるとダイモンジソウの葉はアクが少なくて美味しく食べられるのだとか!
天ぷらの他にも、おひたし、サラダなどとしても使える優れた美味しい野草のようです。
意外ですよね…まぁ、屋久島のダイモンジソウは葉が小さすぎるとは思いますが…(笑)

 

 

 

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あとはこちらの写真のハナヤマツルリンドウやヒメウメバチソウなども咲いていましたね~。
花が少ない時期なので、山の中で花を見かけると嬉しくなります!
次回のブログでは、花ではなくて秋らしく登山道で見つけた実について紹介したいと思います!

 

 

 

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

朝日を浴びる縄文杉

カテゴリー別 縄文杉公開日時

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こんにちは!11月5日~6日にかけて、縄文杉ひとりじめキャンプツアーへ行ってきました。
シーズンオフが近づいてきて、屋久島の森も大分静かになってきました。
高塚小屋も利用者は9人ほどでとても快適にすごすことができましたね。

 

2日目の朝、空を見てみると綺麗な星空の姿が!
もしかすると、朝日を浴びる縄文杉の姿を見れるかもしれない…と思い、
朝ご飯を食べた後お客さんと一緒に薄明かりの中縄文杉のデッキへと向かいました。
朝日を浴びる縄文杉の姿は1泊のツアーでしか見れない光景ですが、毎回見れるというわけではありません。
僕自身もとてもワクワクした気持ちで、朝日が昇るのを待っていました。

 

 

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ここからはちょっと写真多めになります。
デッキに着いてからしばらくすると、東の空から朝日が昇ってきました!
時間がたつにつれて、朝日を浴びた森の姿がはっきりと浮かびあがってきます。

 

 

 

 

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朝日の色に森がドンドン染まっていきます。
個人的にはもちろん朝日を浴びる縄文杉も好きですが、この周囲の森が朝日で染まっていく様子も大好きですね~。
1分、1秒ごとに姿を変えていくので、まったく目が離すことができません(笑)

 

 

 

 

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朝日を浴びて、縄文杉も赤く染まってきました。
1泊の縄文杉ツアーでは、色んな姿の縄文杉を見ることができますが、この朝日を浴びた縄文杉は最も神々しく感じます。
もうこのあたりになると、デッキの上では大興奮です(笑)
まるで子供のように夢中で写真を撮ったり、眺めて「すごい!すごい!」を連発していました(笑)

 

 

 

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5分ほど時間がたつと、さらに強い光が森に差し込みます!
朝日の光がまぶしくて、浴びていると全身がポカポカしてきます!

 

 

 

 

 

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森全体が朝日を浴びて輝いています。
これがまた最高に綺麗でした…。
こんな光景を見れるのも一泊ツアーならではの醍醐味ですね!!
朝の輝いた森の中でのトレッキングも、めちゃくちゃ気持ち良かったです。

いや~、やっぱり森の中で1泊して過ごす朝の時間は大好きやなぁ~と改めて思いましたね!
みなさんもぜひ、屋久島の森の中で1泊過ごしてみて下さいね!
普段とはまったく違う、非日常的な時間を体験することができますよ~。

 

 

 

 

青山直樹