屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

口永良部島大噴火

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すでにみなさまご存知かと思いますが、

昨日、52910時ごろ
屋久島の隣の島、口永良部島の新岳から爆発的な大噴火が発生しました。

みなさまから沢山のご心配メールをいただき、ありがとうございました!

私たち、屋久島の住民は無事です!!

噴煙は一時高さ9千メートル以上まであがり、屋久島の上空をほぼ覆いました。

昨日は快晴でしたが、突然、皆既日食みたいに暗くなり
空を見上げると、ものすごい大きな雲がどんどん屋久島を覆ってきました。

 その後、屋久島の南西にある、西部林道、栗生、尾の間あたりに火山灰が降ったようです。

(私が住んでいる安房は一時的に硫黄のようなにおいが漂いましたが、火山灰はほとんど降りませんでした)

 

口永良部島は屋久島町になりますが、テレビ放送でも、屋久島町、屋久島町・・・

と言っているので、
屋久島に大噴火があったように思っている方が多かったんですが
屋久島から約12キロ離れた島になります。

宮之浦港から太陽丸で1時間ぐらいで行ける島です。

屋久島は花崗岩が隆起した島で、火山島ではないので、
屋久島が噴火することはありません。

しかし、この影響で、
硫黄島、桜島、阿蘇山、あたりに影響がでるかもしれませね。。。

 

529日に噴火当日、
宮之浦岳の麓まで清掃活動に行っていた
パーソナルエコツアーのスタッフ青山と吉村の情報によりますと、
屋久島の山頂付近も火山灰に覆われ、シャクナゲやヤクザサが灰色に染まっていて、
水場がねずみ色になっていたとのことです。

 

そのため、今日予定していた宮之浦岳縦走キャンプツアーは水を確保できないため、
エコツアーは中止になりました。

 

ただ、今日は昼から強い雨が降っていますので、
屋久島にとっては恵みの雨になりそうです。

これで火山灰を洗い流してくれるといいですね!

 森もこのシャワーで喜んでいるようです。

 

昨日、縄文杉キャンプツアーに行っていた岡ガイドの情報によりますと、

縄文杉ルートは何も問題なく、水も大丈夫なようです。

 屋久杉ランド、白谷雲水峡も火山灰はなく、問題はない様です。(よかった~!!)

 

 今後、1か月は口永良部島の噴火はいつ起きてもおかしくない状態なようですので

最新の情報を確認しながらのエコツアー催行になりそうです。

現在、口永良部島の住民の方々は宮之浦の公民館などに避難しています。
有志の方々などで炊き出しなどもされているようです。

 

先ほど、宮之浦公民館前を通ったら、凄まじいマスコミの車でビックリしました~(笑

スーパーに行くと迷彩服を着た自衛隊の方がたくさんいて
なんか「非常事態発生!」みたいな異様な感じの屋久島です。

 

口永良部島の方々の避難生活が長期化することが心配されていますが、
いつもの生活に早く戻れるよう祈るばかりです。

 

 

 

ヤクシマシャクナゲが咲きはじめました!

カテゴリー別 屋久島の花公開日時

こんにちは!ガイドの青山です。
5月も半分が過ぎてしまい、忙しかったGWも過去の記憶になりつつあります(笑)
屋久島は5月下旬になると、いよいよシャクナゲ登山の時期がはじまります!
先日、5月17~18日にかけて標高約1300mの淀川登山小屋での1泊キャンプをしてきたのですが、
途中でシャクナゲの花が咲いているのを見つけました!
最新のシャクナゲ情報を今回のブログではお伝えしたいと思います。

 

 

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こちらが5月17日に、淀川登山口~淀川小屋へ行く途中で見つけたヤクシマシャクナゲです。
淀川小屋までのルートやと、5月18日までの時点では、この1カ所で咲いている姿を見かけました!
ひとつの花に、赤、ピンク、白など様々な色が混じっていてとても綺麗です。
今年は全体的に花の開花が早いような気がしますね~。

 

 

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この写真はまったく同じ場所で、次の日の5月18日に撮影したものです。
この日は夜中から雨が降っていて、あたりが雨と霧で包まれていてちょっと分かりづらいかもしれませんが、シャクナゲ花の色が変わっているのがよく分かります!
赤⇒ピンク⇒白 という風に変わっていく感じなのかな?個人的には、色んな花の色が混じっている時が好きですね。
よく見ると蕾になっているシャクナゲの花が左側にあるんですけど、分かりますか??

 

 

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ちょっとアップしてみました!
次の日にはもう咲きそうな雰囲気になってます!。
去年のヤクシマシャクナゲは当たり年やったので、今年は去年と比べると少ないのかもしれないですね。
でも、どちらにしろ綺麗な姿を見せてくれて、奥岳の山を彩ってくれるのは間違いないので、どんな景色になるのか楽しみです♪

 

というわけで、最新のシャクナゲ情報でした~!

 

 

なおき

 

4,5月に奥岳で咲いていた花達(草本編)

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

こんにちは!
今回のブログは4、5月に奥岳で咲いていた花達の中の中でも、草花に注目して紹介していきます!
屋久島の奥岳の草花は全体的にどれも小さくて、かわいらしい印象をうけるものが多いです。
写真を通して、奥岳に咲く小さくてもたくましい花達の姿が伝わると嬉しいです!

 

 

 

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オオゴカヨウオウレン(大五加葉黄蓮) きんぽうげ科 おうれん属

 

分布 屋久島の固有種

 

屋久島固有植物のオオゴカヨウオウレンです。
標高400~600m以上ぐらいから見れるようになってきて、白谷雲水峡などでは2、3月ごろにたくさん咲いてくれます。
奥岳になると標高が高くて気温が低い関係からか、4月でも咲いている姿を見かけることができましたね~。
この写真に撮ったオウレンは一本の茎から花を3つ出していて、「お、珍しい!!」と興奮して夢中になって写真を撮ってしまいました(笑)
苔の上に生えると白色とのコントラストが綺麗で思わず見入ってしまう花です。

 

 

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コミヤマカタバミ(小深山傍食) かたばみ科 かたばみ属

 

分布 北海道~九州(屋久島が分布の南限)

 
黒味分かれ~黒味岳までの登山道沿いでひっそりとコミヤマカタバミが咲いていました!
図鑑でみたコミヤマカタバミはもっと茎の高さがあったのですが、写真のカタバミはかなり背が低くてかなり可愛らしくなってしまってました(笑)
同じ仲間のミヤマカタバミよりも小さいので、「コ」がついています。
ネットでも調べてみると、花の色がピンク(紫?)っぽくなる個体もあるようです。
ちょっと色が変わってしまうのはよく聞く話なのですが、同じ種類の植物の花やのに不思議な現象やなぁ~と思います。

 

 

 

 

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ツクシショジョウバカマ(筑紫猩々袴) ゆり科 しょうじょうばかま属

 
分布 九州

 

投石平付近でみかけたツクシショウジョウバカマです!
ショウジョウバカマの仲間は日本全国に分布しているのですが、こちらのツクシショウジョウバカマは九州に分布する種類のようですね。
いくつか見かけたのですが、どれも花の色が微妙に違ってて面白かったです!
写真のショウジョウバカマは特に色合いが不思議な感じで、お気に入りになった個体の一枚です。
どうやら色の変化が激しい?種類のようで、調べてみると色んな色のショウジョウバカマが出てきました。

 

他にも色とりどりの花が咲いていたのですが、あまりに多すぎるので印象的やった花達を今回は紹介させてもらいました!

また季節の情報や、面白い情報があったらぼちぼちアップさせてもらいますね!

 

 

 

直樹

 

 

参考文献
新版 屋久島の植物
屋久島高地の植物

 

 

 

 

4,5月に奥岳で咲いていた花達(樹木編)

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

どうも!ガイドの青山です。
この前アップさせてもらったブログに引き続き、またまた花についてのブログを更新したいと思います!
今回は4~5月の間で咲いていた花達について紹介します。
「いつかブログにのせたいな~」と思って撮っていたのですが、なかなかタイミングがなかったのでこの機会にいくつかのせていきますね!
まずは屋久島の奥岳(屋久島の標高の高い山々の総称)の樹木に咲いていた花達からです。

 

 

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アセビ(馬酔木) つつじ科 あせび属

 

分布 本州(屋久島が分布の南限)

 

4月下旬ごろに奥岳で咲いていたアセビ達!
白谷雲水峡や縄文杉までの道などでもぽつぽつ見ることはできますが、屋久島ではどちらかというと黒味岳や宮之浦岳までの登山道沿いで見かけることが多いです。
白いスズランのような花が綺麗ですね~。
すごく可愛らしいように見えますが、アセビは有毒食物で漢字の「馬酔木(アセビ)」は馬がアセビを食べて足が痺れる様子からきているそうです(汗)
登山道沿い脇にたくさん咲いているのを見ると、さすがにヤクシカもアセビは食べれないんでしょうね~。

 

 

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シキミ(樒) もくれん科(今ではしきみ科?) しきみ属

 

分布 関東以西、沖縄

 

花之江河から黒味岳への登山道の途中で撮影したシキミです!
こちらは、白谷雲水峡などの標高が少し低いところでも普通に見かける植物ですね。
アセビと同じくシキミも有毒植物で、特に実の毒性が強いようです…。
花はクリーム色と、咲きはじめは薄いピンク色がかかったりして綺麗なんでけどね~。
まぁ、触ったりするのは問題ないので、見つけたら葉っぱをちぎって匂いを嗅いでみる事をオススメします!「スー」とした感じの清涼感のあるいい匂いがしますよ!

 

 

 

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アクシバモドキ(灰汁柴擬き) つつじ科

 

分布 屋久島の固有種

 

屋久島固有種のアクシバモドキの可愛い花も咲いていました~!
スギや他の樹木によく着生しているのを見かける植物です(逆に着生せずにはえている姿はみたことないかも…)。
写真では分からないかもしれませんが、花がめっちゃ小さくて1㎝にも満たない程度しかありません。
登山道で見つけると、思わず嬉しくなってしまうような花ですね!
いちおう分類ではつつじの仲間なのですが、あまり似てない気がするので個人的には「本当に!?」と疑ってしまいます(笑)

 

とりあえず、今回のブログはここまで!
次回は、奥岳で見つけた草本の花達について紹介していきますね~。

 

直樹

 

 

参考文献
新版 屋久島の植物
屋久島高地の植物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月上旬、屋久島の花情報(トロッコ道、白谷)

カテゴリー別 屋久島の花公開日時

こんにちは~。
先日は、大迫力の滝の様子をブログでお伝えしましたが、今日のブログでは趣向を変えて、5月上旬に見かけた花達の情報をお伝えしたいと思います!
今回は比較的たくさんの人が歩くトロッコ道沿いや、白谷雲水峡で見つけた花をいくつか紹介していきますね~。

 

 

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コガクウツギ(小額空木)  ゆきのした科 あじさい属

 

分布 伊豆諸島以南

 

トロッコ道沿いや、白谷雲水峡の入口にたくさん咲きはじめた「コガクウツギ」です!
暗いところでは、葉っぱが紺色(暗青色)っぽくなることから別名では「コンテリギ(紺照り木)」とも呼ばれます。
本州に分布するガクアジサイの仲間で、屋久島のものを「ヤクシマコンテリギ、ヤクシマガクアジサイ」という固有種とする文も見られましたが、実際はどうなんですかねー??
かなりマニアックですが、個人的にはそのあたりのことをを考えてみるのもなかなか面白かったりします(笑)
がくが花っぽく変化した、白い「装飾花」が綺麗で清楚な印象を受けます!

 

 

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ナナカマド(七竈)  ばら科 ななかまど属

 

分布 北海道~九州の山地帯(屋久島が南限)

 
ナナカマドの花も咲いてくれています!
四月はまだ新芽の時期で、「お、ナナカマドの葉っぱ伸びてきたな~」とか思ってたのに、もう花の時期なんですね~。
ナナカマドは秋になると、葉っぱと実が真っ赤に紅葉してくれて、とても綺麗です!
屋久島ではちょうど標高500~600m以上ぐらいになると見ることが出来るようになってきます。
本州から来られる人であまり植物に詳しくない方も、ナナカマドは知ってるよ~という人が多い気がしますね。
屋久杉にもよく着生しているので、杉にくっついたナナカマドが紅葉する姿が今年も楽しみです♪

 

 

 

 

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ヤクシマミヤマスミレ(屋久島深山菫)  すみれ科 すみれ属

 

分布 種子・屋久島の固有変種

 

 

トロッコ道沿いや白谷雲水峡の登山道沿いに、ここ一週間ぐらいでたくさん咲きはじめてくれた「ヤクシマミヤマスミレ」です!
特にトロッコ道沿いでは、足元にもたくさん咲いてくれていて、長いトロッコ道歩きもスミレ達を探しながら歩くと時間が早く感じられたりします。
本州に分布する「ヒメミヤマスミレ」によく似ている種で、図鑑では種子島と屋久島の固有種となっていました!
とても小さくて可愛らしいすみれです。

 

 

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花の先に、とても小さな虫がついています。
なんでもない虫なのですが、スミレと一緒やとなぜかめっちゃ可愛くみえてくるんですよね(笑)
雲水峡の管理や整備などをしてくれている知り合いの方が言ってましたが、このスミレを珍しいからということで抜いて持って帰る人もいるそうです…。
植物は自然の状態で咲いているのが一番やと思うのですが、なんか悲しいですね…。
なるべくそうしたことをする人が少なくなることを願います…!

 

トロッコ道沿いや、白谷には他にも、サクラツツジ、ハイノキ、ムベ、タツナミソウ…など色んな植物が花をつけています!
みなさんも、登山道沿いの小さな花達にぜひ目をむけてもらうと嬉しいです♪

 

 

直樹

 

 

参考文献
新版 屋久島の植物
屋久島高地の植物

 

 

 

 

千尋の滝が…

カテゴリー別 公開日時

こんにちは!ご無沙汰してます!
屋久島は忙しかったGWも終わり、少しずつ落ち着きを取り戻してきました。
今は台風6号が接近中で、これからどうなるのか、天気予報とにらめっこをする日が続きそうな感じです(汗)

 
昨日、5月10日に前日まで縄文キャンプをご一緒したお客様と一緒に島周遊をしてきました。
色んな場所を回る島周遊ですが、昨日は朝から大粒の雨が降って滝を見るのが楽しみな日でした!
なかなか大迫力な滝の様子を見れたので、ブログでも紹介させてもらいますね!

 

 

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ちなみに、こちらが普段の千尋の滝の様子です。
これでも水量は多いほうですね!
左側の花崗岩の大岩が印象的なとてもダイナミックな滝です。
で、昨日の千尋の滝はどんな感じかというと…

 

 

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さらに水量が増していました(笑)
写真では伝えられませんが、「ゴゴゴゴゴー」という滝の音が遠くからも聞こえてきたのが印象的でしたね~。

 

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この左側の大岩を上昇する、水蒸気がまたすごかったです!
大量の水が滝壺に落ちて発生した水蒸気(水しぶき?)が、一気に高いところまで上昇をしていました。
大雨が降ったからこそ見れる光景ですねー…こんなのを見ると、「すごい…」という言葉しか出てこないです…。

 

 

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滝壺付近のアップ写真です。
写真からも迫力が伝わってきますね(汗)
その場にいると、水がもつ力強さが伝わってきます!
人間の力では、自然の力にどうやっても勝てないことを実感させられます…。

 

 

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というわけで、昨日の千尋の滝の様子をお伝えしました!
この滝の前に見た大川の滝の迫力もものすごかったです…。
そちらまで紹介すると終わらなさそうなので、今回はこのへんで終わります(笑)
里で雨が降った日は、やっぱり滝巡りがオススメですよ!

 

 

直樹