屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

4月になると屋久島でよく咲いている花

山桜
白谷雲水峡の太鼓岩からの山桜。
4月の屋久島は常緑樹の新芽が芽吹き新緑がとてもきれいな季節になります。

そんな春爛漫の屋久島でよく見かける花たちを紹介していきます。

サクラツツジ ツツジ科

高知県、鹿児島県以南に分布しています。
屋久島では人里から標高1600m付近まで分布していますので、
3月上旬から5月中旬まで花を楽しむことができます。
園芸種のツツジとは違い、野生種のツツジはおひとやかできれいですね。
サクラ色をしたツツジ。

 

サツマイナモリ アカネ科
関東から南の暖かい地方から沖縄の林の中に群生している多年草です。
沢沿いなどの暗い林床でよく見かけます。
名は、薩摩産のイナモリソウからついています。
京セラの社長、稲盛和夫さんに送ってあげたいですね笑

 

コミヤマカタバミ  カタバミ属

屋久島では標高600m~1300m付近の森の中でよく見かけます。
葉はハート型をした三枚の葉になっていて人里にもあるカタバミの葉と一緒ですね。
シュウ酸カルシウムを含んでいて、植物の消化を阻害する働きがあるため
わずかに毒性があります。なので、ヤク鹿も食べないので森の中でよく見かけるのだと
思います。

 

ヤクシマミヤマスミレ  スミレ科
屋久島、種子島に分布しています。 固有変種
4月中旬ぐらいから白谷雲水峡の岩場でよく見かけます。
ヒメミヤマスミレがもっと小さくなったものと考えられています。

 

ミヤマシキミ ミカン科
有毒植物で葉や果実にアルカロイドのスキミアニンやジクタクミンが多く含まれています。
誤食すると痙攣をおこす。
どうりで、ヤク鹿もヤク猿も全く食べないわけである。
かつては、頭痛や目まいなどの民間薬として使用されていたようである。

 

ヤクシマオナガカエデ カエデ科
屋久島の固有植物
新芽の頃は葉が赤茶色でゆっくり緑色に変わっていきます。
葉が赤いのはアントシアニンといって赤や紫色の色素が多く含まれています。
アントシアニンは有害な紫外線を吸収する働きがあります。
新芽には葉緑体が十分にまだ育っていないので、
紫外線の有毒から身を守るため
アントシアニンが多く含まれているんですね。

 

 

シキミ マツブサ科
花や葉、実、茎まですべてが毒成分が含まれています。
特に八角形のような実が猛毒で、食用すると死亡することもあります。
日本では昔から枝葉を仏前に供えています。
葉をちぎって嗅いでみるといい香りがします。
葉を乾燥させ粉末にして線香にしたりもします。
「悪しき実」ということからシキミと言われています。

 

アセビ ツツジ科

馬酔木と書き、馬が葉を食べればひっきりかえるほどの毒性があります。
アセビは庭樹や盆栽などで観賞用によく利用されています。
最近では殺虫効果を自然農法として利用する試みがなされています。

 

ツクシショウジョウバカマ ユリ科

ショウジョウバカマの変種で、猩々というほどのピンク色はしていなく、
白い花が多いです。屋久島の山頂部で紫色になている花もよく見かけます。
ツクシショウジョウバカマは九州にだけ自生しているので筑紫がつきます。

 

タツナミソウ シソ科

白く波模様の花が同じ方向に向いて花を咲かせているところから
立浪ソウという名がついています。
変種が多く、種を同定するのは難しいです。
屋久島では大川の滝の岩場にたくさん咲いています。

 

まだまだありますが。。。汗。
4月になると屋久島でよく見かける花でした。