屋久島を知り尽くした現地ガイドブログ

冬も楽しめる! 冬の屋久島7つの魅力

 これからオフシーズンに入る屋久島ですが、皆さんはご存知でしょうか?
屋久島は春から夏が人気の観光地ですが、実は冬でもたっぷり満喫できることを!

それは冬ならではの魅力が7つあるからなんです!

1,なんと桜や梅も!冬に咲くきれいな植物がいろいろある。

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 1月下旬になると人里では梅の花が咲き始めます。
メジロもたくさん飛んできて、もうすぐ春だなあ~と思わせる季節です。

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 標高600m付近にある白谷雲水峡などの山では1月下旬ぐらいから
このオオゴカヨウオウレンの花が咲き始めます。
屋久島固有植物でよーく見るとが黄色い花弁が可愛らしいですね。

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なんと、2月上旬にはソメイヨシノや大島桜などの桜が咲き始めます。
3月になると山桜も咲きはじめ、屋久島ではもうすっかり春になります。

 

2,冬だけの特典!絶景の冬景色。

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この写真のように、屋久島では標高1700m付近から山頂部では2m~3mの雪が積もります。
 しかしながら、人里の海岸線あたりではぎりぎり亜熱帯の気候で、
冬でもハイビスカスやブーゲンビリアの花が咲いています。
沖縄から北海道までの植生が凝縮している島。これが屋久島の最大の特長なんですね。
このハイビスカスを見ながら雪山も見るというのも冬でしか体験できない屋久島の魅力の一つです。
この雪山は永田岳と言いまして、九州でも2番目に高い山になります。
冬に屋久島に来られる方は是非見ておきたい雪山ですね

 

3,真冬でも見れる緑あざやかな常緑樹の森。

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屋久島の西側にある真冬の照葉樹林。世界自然遺産にもなっている地域です。 
真冬に来てもこのように緑あざやかな常緑樹の森なんですね! 
ヤクザル、ヤクシカをたくさん見ることができます。

 

4,天気さえよければ、暑くない快適なトレッキングを楽しめる。

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2月上旬の写真で、晴れるとこのぐらいの服装でトレッキングすることができます。
歩いているとそんなに寒くもなく非常に快適なトレッキングを楽しむことができます。

 

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ただ、年によっては寒波が南下してきて、このように雪化粧することもあります。
白谷雲水峡あたりの標高ですとゴムアイゼンという簡易スパイクを履いていれば問題なく歩くことができます。

もちろん当店が無料でお貸しいたします。 
雪化粧した苔の世界もなかなかいい感じですよ。

 

5,人が少ないので、静寂した森をゆったり過ごせる。

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静寂した森に流れる沢でコーヒーでもいかがですか?。贅沢なひとときです。

 

6,オフシーズンだから交通費や宿が安くてお得!

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夏のハイシーズンと比べると飛行機代がかなり安くなります。 
最近はLCCなどの格安航空券を見ると驚くような安さだったりします! 
ちょっと調べてみましたが、
東京から鹿児島までが冬の時期ですと8000円から、
鹿児島から屋久島までが7500円から 
伊丹空港から屋久島までの直行便が19900円から 
福岡から屋久島までが15200円から

屋久島に泊まるホテルなどもハイシーズンと比べれば割安になっています。
 

7,女性も安心! 冬だから虫が出ません。

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 特に女性の方は虫が嫌いな方が多いですが、
冬のシーズンはいろんな虫がほとんどいませんので、
快適に森の中で過ごせるかと思います。

 

以上、冬も楽しめる!冬の屋久島7つの魅力をご紹介しましたが、
そんな冬の屋久島を楽しめるエコツアーは
島周遊エコツアー

白谷雲水峡トレッキングツアー」があります。

エコツアーのお問い合わせ、ご予約は下記より。

 

宮之浦岳縦走登山 

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 標高1300mにある淀川登山口を7時に出発です。
今回の屋久島エコツアーは2泊3日で行く宮之浦岳縦走登山です。

屋久島ガイドの青木がわかりやすく、
屋久島の生い立ちや独特な自然、屋久島の固有植物の不思議などを解説いたします。

1日目は花ノ江河~石塚小屋泊、
2日目は宮之浦岳登頂~高塚小屋泊。
最終日は縄文杉と白谷雲水峡をみて下山するという、
屋久島ゴールデンルートを登山します。

今回は淀川登山口から宮之浦岳までの登山ルートをご紹介いたします。

 

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この日は朝から快晴で、
ツガ、モミ、スギの巨木に着生しているコケが逆光になり
森に差し込む光が神々しかったです。

 

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登山口からゆっくり歩いて約1時間ぐらいのところにこの淀川が流れています。
この川の近くに淀川小屋があり、多くの登山者が宿泊に利用しています。

この静寂した淀川でしばしの休憩。
「あ~涼し~~ 」
コマドリのさえずりが森に響き渡る。
「あ~きれいですね~~」 

 

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お昼頃、花の江河に到着です。花の江河は日本最南端にある高層湿原です。
(この辺の深い話はエコツアーで解説)
正面には黒味岳もよく見えてますね。
「ここでゆっくりお昼ご飯にしましょう!」
ヤクシカも優雅に高層湿原で遊んでいます。

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投げ石平から約30分登るとこの白骨樹があります。 

屋久島では標高1700m付近で森林限界になってきます。
日本本土の山ではまだまだ森があってもおかしくない標高ですが、
島という環境なので風が強く、屋久島では標高1700m付近で森林限界になります。
その標高帯に来ると、このように杉がほぼ風化してしまい白骨樹になります。
葉が生えていてまだ生きている杉の白骨樹もたくさん見かけます。
森林限界のぎりぎりまで過酷な環境に耐えて杉は生きているんですね。

 

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森林限界を超えてくると、ヤクザサ、ヤクシマシャクナゲ、ミヤマビャクシンの世界です。
それと屋久島固有の高山植物が時々咲いています。

 

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ヤクシマノギラン ノギランの矮小型で、花柄が長く総状花序になる傾向が多い。
絶滅危惧種第2種に入っています。 標高が高くなると環境が厳しくなるので、
ほとんどの植物が矮小化してきます。

 

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花の江河から投げ石平まで約1時間歩き、さらに尾根沿いを約2時間歩いたところ。
左奥にある山が翁岳、正面が栗生岳(1868m)
さあ~頂上、宮之浦岳までもうちょっとだ!

 

 

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 九州最高峰でもあり百名山の一つでもある宮之浦岳(1936m)。

宮之浦岳頂上手前30m。 もう少しで頂上です。
 一歩、一歩。 歩いていきます。

 

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 Sさん!おめでとうごいざいます!
日本百名山の一つでもある、宮之浦岳頂上です!!
360度快晴で絶景でしたね!

 

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 宮之浦岳頂上から撮ったパノラマの写真です。
正面の山が屋久島で2番目に高い(九州でも2番目)永田岳(1886m)です。
これから宮之浦岳を越えて焼け野三叉路まで降りていきます。

そこにおおきな荷物を置いて、手ぶらで永田岳麓まで歩くのが贅沢なんですね!
また焼け野三叉路の脇道に水場がありおいしい水を汲むことができます。

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この道を歩いていきます。 
結構道が荒れていますので、ストックは持っていった方がいいですね。 
永田岳麓の鞍部にも水を汲むことができます。 

水の島屋久島。
こんなに標高の高いところでも水場があるのが嬉しいですね。

 

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 こんな頂上付近の過酷な環境でも猿と鹿は生きていけるのですね。

 

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ヤクシマショウマ。屋久島の固有植物。

頂上付近に生息している高山植物も過酷な環境で生息しているので、
矮小化といって、ものすごく小さくなってしまう現象。

 

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焼け野三叉路から永田岳に行く道を振り返ったところの宮之浦岳 。
ヤクザサとシャクナゲの世界が広がります。

このあとは、新高塚小屋をめざして歩き、翌日は縄文杉を見て、
白谷雲水峽から下山になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクシマシャクナゲが咲きはじめました!

カテゴリー別 屋久島の花公開日時

こんにちは!ガイドの青山です。
5月も半分が過ぎてしまい、忙しかったGWも過去の記憶になりつつあります(笑)
屋久島は5月下旬になると、いよいよシャクナゲ登山の時期がはじまります!
先日、5月17~18日にかけて標高約1300mの淀川登山小屋での1泊キャンプをしてきたのですが、
途中でシャクナゲの花が咲いているのを見つけました!
最新のシャクナゲ情報を今回のブログではお伝えしたいと思います。

 

 

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こちらが5月17日に、淀川登山口~淀川小屋へ行く途中で見つけたヤクシマシャクナゲです。
淀川小屋までのルートやと、5月18日までの時点では、この1カ所で咲いている姿を見かけました!
ひとつの花に、赤、ピンク、白など様々な色が混じっていてとても綺麗です。
今年は全体的に花の開花が早いような気がしますね~。

 

 

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この写真はまったく同じ場所で、次の日の5月18日に撮影したものです。
この日は夜中から雨が降っていて、あたりが雨と霧で包まれていてちょっと分かりづらいかもしれませんが、シャクナゲ花の色が変わっているのがよく分かります!
赤⇒ピンク⇒白 という風に変わっていく感じなのかな?個人的には、色んな花の色が混じっている時が好きですね。
よく見ると蕾になっているシャクナゲの花が左側にあるんですけど、分かりますか??

 

 

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ちょっとアップしてみました!
次の日にはもう咲きそうな雰囲気になってます!。
去年のヤクシマシャクナゲは当たり年やったので、今年は去年と比べると少ないのかもしれないですね。
でも、どちらにしろ綺麗な姿を見せてくれて、奥岳の山を彩ってくれるのは間違いないので、どんな景色になるのか楽しみです♪

 

というわけで、最新のシャクナゲ情報でした~!

 

 

なおき

 

4,5月に奥岳で咲いていた花達(草本編)

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

こんにちは!
今回のブログは4、5月に奥岳で咲いていた花達の中の中でも、草花に注目して紹介していきます!
屋久島の奥岳の草花は全体的にどれも小さくて、かわいらしい印象をうけるものが多いです。
写真を通して、奥岳に咲く小さくてもたくましい花達の姿が伝わると嬉しいです!

 

 

 

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オオゴカヨウオウレン(大五加葉黄蓮) きんぽうげ科 おうれん属

 

分布 屋久島の固有種

 

屋久島固有植物のオオゴカヨウオウレンです。
標高400~600m以上ぐらいから見れるようになってきて、白谷雲水峡などでは2、3月ごろにたくさん咲いてくれます。
奥岳になると標高が高くて気温が低い関係からか、4月でも咲いている姿を見かけることができましたね~。
この写真に撮ったオウレンは一本の茎から花を3つ出していて、「お、珍しい!!」と興奮して夢中になって写真を撮ってしまいました(笑)
苔の上に生えると白色とのコントラストが綺麗で思わず見入ってしまう花です。

 

 

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コミヤマカタバミ(小深山傍食) かたばみ科 かたばみ属

 

分布 北海道~九州(屋久島が分布の南限)

 
黒味分かれ~黒味岳までの登山道沿いでひっそりとコミヤマカタバミが咲いていました!
図鑑でみたコミヤマカタバミはもっと茎の高さがあったのですが、写真のカタバミはかなり背が低くてかなり可愛らしくなってしまってました(笑)
同じ仲間のミヤマカタバミよりも小さいので、「コ」がついています。
ネットでも調べてみると、花の色がピンク(紫?)っぽくなる個体もあるようです。
ちょっと色が変わってしまうのはよく聞く話なのですが、同じ種類の植物の花やのに不思議な現象やなぁ~と思います。

 

 

 

 

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ツクシショジョウバカマ(筑紫猩々袴) ゆり科 しょうじょうばかま属

 
分布 九州

 

投石平付近でみかけたツクシショウジョウバカマです!
ショウジョウバカマの仲間は日本全国に分布しているのですが、こちらのツクシショウジョウバカマは九州に分布する種類のようですね。
いくつか見かけたのですが、どれも花の色が微妙に違ってて面白かったです!
写真のショウジョウバカマは特に色合いが不思議な感じで、お気に入りになった個体の一枚です。
どうやら色の変化が激しい?種類のようで、調べてみると色んな色のショウジョウバカマが出てきました。

 

他にも色とりどりの花が咲いていたのですが、あまりに多すぎるので印象的やった花達を今回は紹介させてもらいました!

また季節の情報や、面白い情報があったらぼちぼちアップさせてもらいますね!

 

 

 

直樹

 

 

参考文献
新版 屋久島の植物
屋久島高地の植物

 

 

 

 

4,5月に奥岳で咲いていた花達(樹木編)

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

どうも!ガイドの青山です。
この前アップさせてもらったブログに引き続き、またまた花についてのブログを更新したいと思います!
今回は4~5月の間で咲いていた花達について紹介します。
「いつかブログにのせたいな~」と思って撮っていたのですが、なかなかタイミングがなかったのでこの機会にいくつかのせていきますね!
まずは屋久島の奥岳(屋久島の標高の高い山々の総称)の樹木に咲いていた花達からです。

 

 

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アセビ(馬酔木) つつじ科 あせび属

 

分布 本州(屋久島が分布の南限)

 

4月下旬ごろに奥岳で咲いていたアセビ達!
白谷雲水峡や縄文杉までの道などでもぽつぽつ見ることはできますが、屋久島ではどちらかというと黒味岳や宮之浦岳までの登山道沿いで見かけることが多いです。
白いスズランのような花が綺麗ですね~。
すごく可愛らしいように見えますが、アセビは有毒食物で漢字の「馬酔木(アセビ)」は馬がアセビを食べて足が痺れる様子からきているそうです(汗)
登山道沿い脇にたくさん咲いているのを見ると、さすがにヤクシカもアセビは食べれないんでしょうね~。

 

 

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シキミ(樒) もくれん科(今ではしきみ科?) しきみ属

 

分布 関東以西、沖縄

 

花之江河から黒味岳への登山道の途中で撮影したシキミです!
こちらは、白谷雲水峡などの標高が少し低いところでも普通に見かける植物ですね。
アセビと同じくシキミも有毒植物で、特に実の毒性が強いようです…。
花はクリーム色と、咲きはじめは薄いピンク色がかかったりして綺麗なんでけどね~。
まぁ、触ったりするのは問題ないので、見つけたら葉っぱをちぎって匂いを嗅いでみる事をオススメします!「スー」とした感じの清涼感のあるいい匂いがしますよ!

 

 

 

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アクシバモドキ(灰汁柴擬き) つつじ科

 

分布 屋久島の固有種

 

屋久島固有種のアクシバモドキの可愛い花も咲いていました~!
スギや他の樹木によく着生しているのを見かける植物です(逆に着生せずにはえている姿はみたことないかも…)。
写真では分からないかもしれませんが、花がめっちゃ小さくて1㎝にも満たない程度しかありません。
登山道で見つけると、思わず嬉しくなってしまうような花ですね!
いちおう分類ではつつじの仲間なのですが、あまり似てない気がするので個人的には「本当に!?」と疑ってしまいます(笑)

 

とりあえず、今回のブログはここまで!
次回は、奥岳で見つけた草本の花達について紹介していきますね~。

 

直樹

 

 

参考文献
新版 屋久島の植物
屋久島高地の植物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月上旬、屋久島の花情報(トロッコ道、白谷)

カテゴリー別 屋久島の花公開日時

こんにちは~。
先日は、大迫力の滝の様子をブログでお伝えしましたが、今日のブログでは趣向を変えて、5月上旬に見かけた花達の情報をお伝えしたいと思います!
今回は比較的たくさんの人が歩くトロッコ道沿いや、白谷雲水峡で見つけた花をいくつか紹介していきますね~。

 

 

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コガクウツギ(小額空木)  ゆきのした科 あじさい属

 

分布 伊豆諸島以南

 

トロッコ道沿いや、白谷雲水峡の入口にたくさん咲きはじめた「コガクウツギ」です!
暗いところでは、葉っぱが紺色(暗青色)っぽくなることから別名では「コンテリギ(紺照り木)」とも呼ばれます。
本州に分布するガクアジサイの仲間で、屋久島のものを「ヤクシマコンテリギ、ヤクシマガクアジサイ」という固有種とする文も見られましたが、実際はどうなんですかねー??
かなりマニアックですが、個人的にはそのあたりのことをを考えてみるのもなかなか面白かったりします(笑)
がくが花っぽく変化した、白い「装飾花」が綺麗で清楚な印象を受けます!

 

 

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ナナカマド(七竈)  ばら科 ななかまど属

 

分布 北海道~九州の山地帯(屋久島が南限)

 
ナナカマドの花も咲いてくれています!
四月はまだ新芽の時期で、「お、ナナカマドの葉っぱ伸びてきたな~」とか思ってたのに、もう花の時期なんですね~。
ナナカマドは秋になると、葉っぱと実が真っ赤に紅葉してくれて、とても綺麗です!
屋久島ではちょうど標高500~600m以上ぐらいになると見ることが出来るようになってきます。
本州から来られる人であまり植物に詳しくない方も、ナナカマドは知ってるよ~という人が多い気がしますね。
屋久杉にもよく着生しているので、杉にくっついたナナカマドが紅葉する姿が今年も楽しみです♪

 

 

 

 

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ヤクシマミヤマスミレ(屋久島深山菫)  すみれ科 すみれ属

 

分布 種子・屋久島の固有変種

 

 

トロッコ道沿いや白谷雲水峡の登山道沿いに、ここ一週間ぐらいでたくさん咲きはじめてくれた「ヤクシマミヤマスミレ」です!
特にトロッコ道沿いでは、足元にもたくさん咲いてくれていて、長いトロッコ道歩きもスミレ達を探しながら歩くと時間が早く感じられたりします。
本州に分布する「ヒメミヤマスミレ」によく似ている種で、図鑑では種子島と屋久島の固有種となっていました!
とても小さくて可愛らしいすみれです。

 

 

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花の先に、とても小さな虫がついています。
なんでもない虫なのですが、スミレと一緒やとなぜかめっちゃ可愛くみえてくるんですよね(笑)
雲水峡の管理や整備などをしてくれている知り合いの方が言ってましたが、このスミレを珍しいからということで抜いて持って帰る人もいるそうです…。
植物は自然の状態で咲いているのが一番やと思うのですが、なんか悲しいですね…。
なるべくそうしたことをする人が少なくなることを願います…!

 

トロッコ道沿いや、白谷には他にも、サクラツツジ、ハイノキ、ムベ、タツナミソウ…など色んな植物が花をつけています!
みなさんも、登山道沿いの小さな花達にぜひ目をむけてもらうと嬉しいです♪

 

 

直樹

 

 

参考文献
新版 屋久島の植物
屋久島高地の植物

 

 

 

 

白谷雲水峡までの道がきれいです。

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白谷雲水峡に行くには、屋久島の港がある宮之浦の街から約10キロで車で約20分ほど登ったところにあります。
それで、4月に入ると山桜、ヤクシマオナガカエデ、タイミンタチバナ、タブ、クスノキ、バリバリノキ。。。
などの常緑樹の新緑がとてもきれいな時期になりました。

下に見える町が宮之浦。
もっと視界が良いときは鹿児島の開聞岳が見える時もあります。

 

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白谷雲水峡まで車でさっと上がらないで、途中で降りてみることをおすすめします。
車からでは見られないきれいな風景が広がっています。
少し赤くなっている葉が山桜でぱっぱと少し咲いてきてますね
来週(4月6日からの週)あたりが見頃といった感じです。

蛍光緑のきれいな葉がヤクシマオナガカエデで、この時期、山桜とのコラボがとてもきれいですね

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また、山桜だけじゃなく、このサクラツツジもこの道沿いで多く見られます。
現在、5分咲きぐらいで一番きれいな頃です。

このサクラツツジは鹿児島県から南にしか分布してなく、
奄美大島でもたくさん見ることができます。
関東や関西の方は見たことのないツツジかと思います。

この道沿いで咲いていた花は、リュウキュウキイチゴ、ヤクシマキイチゴ、ミヤマシキミ、タイミンタチバナ、
サクラツツジ、山桜、ソメイヨシノ、ヤクシマオナガカエデ、サツマイナモリ、イヌガシ
少し歩いていて見ることができた花です。

白谷雲水峡では苔むした緑と沢がきれいですが、
白谷雲水峡に行く前にこの道沿いの植物も観察してみるとおもしろいですよ!

 

 

 

この道も10年前に比べると、2車線にする道幅の拡張工事が進みました。
バスなどが簡単に行けるようにということで今現在も工事が進んでいますが、
最後の800m付近ではかなりな谷間になっており、これを2車線にするには
かなりな山を崩さないとできないとのことです。

その森の中に希少な植物がたくさんあるため、現在、反対運動をしているところです。

白谷雲水峡に行くまでの道のりが、何と言いますか、秘境的なところがあって
お客さんもそういうところに魅かれているのに。。。

便利さばかり追求しても、
自然がなくなってしまってはお客さんが来なくなってしまうわけです。

まさに、本末転倒といったところです。

最後の800mのところは白谷雲水峡の秘境的なところが残っているところなので
何とか反対運動をして残していきたいものです。

青木高志

 

 

 

11月上旬屋久島の高地で見つけた植物 花編

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

こんにちは~。屋久島パーソナルエコツアーの青山です!
11月のはじめの連休から、キャンプツアーが続き山の中で泊ることが多かったのですが気温がだいぶん下がっているのを肌で感じてます。
先週の大縦走キャンプツアーへ行った際は、高塚小屋周辺の夜は気温が5度以下になるほど冷え込みました。
この時期は気温の変化が激しく服装の用意などが難しい時期ですが、薄手のダウンジャケットやカイロなどの準備をしっかりされることをオススメします。
さて、屋久島の高地では紅葉が見ごろな時期ですが、それ以外にも登山道沿いに咲いている花や面白い実などが目に着きました!
今回のブログでは11月上旬に屋久島の高地で見つけた植物達を紹介していきますね!
まずは花編です。

 

 

 

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モミジバキッコウハグマ きく科
淀川登山口から淀川小屋へ行くまでの登山道でよく見かけたました!
10月に紹介させてもらったホソバハグマとよく似ていて、花はほとんど一緒です。
葉っぱの形が明らかに違いますね~。
この葉っぱが亀の甲羅に似ていることから、キッコウ(亀甲)という名がつけられました。
この葉っぱの形が色々と変化していて、屋久島には他にもマルバやタマゴバという名前がつく種類もいます。

 

 

 

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ヒメキクタビラコ  きく科

 

 

今年も見つける事が出来ました!屋久島の固有種のヒメキクタビラコです!
登山道沿いでは数が減ってきているのか、今回花の姿を見れたのもこの写真を撮った一カ所だけでしたね。
絶滅危惧ⅠB類にも指定されている貴重な植物です。
標高1600mを越える高所の湿った日陰に生育していて、頭花も5mmほどで全体的にとても小さい印象を受けます。
屋久島の高地には本当に小さな植物が多いですね~。

 

 

 

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ヤクシマダイモンジソウ ゆきのした科

 

10月のブログで詳しく紹介させてもらったヤクシマダイモンジソウの姿も見かけることができました!
こちらも屋久島の固有植物ですね。
見つけのはやっぱり沢沿いでしたが、まだまだそこではたくさん咲いていて驚きでした。
調べてみるとダイモンジソウの葉はアクが少なくて美味しく食べられるのだとか!
天ぷらの他にも、おひたし、サラダなどとしても使える優れた美味しい野草のようです。
意外ですよね…まぁ、屋久島のダイモンジソウは葉が小さすぎるとは思いますが…(笑)

 

 

 

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あとはこちらの写真のハナヤマツルリンドウやヒメウメバチソウなども咲いていましたね~。
花が少ない時期なので、山の中で花を見かけると嬉しくなります!
次回のブログでは、花ではなくて秋らしく登山道で見つけた実について紹介したいと思います!

 

 

 

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

ヤクシマダイモンジソウ発見!

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

こんにちは~。
台風19号が通過してから、気温がぐっと下がって屋久島もすっかり秋を感じられるようになってきました。
もう10月の後半なので、当然といえば当然なんですけど、シーズンが過ぎ去っていくのがあっという間に感じますね。
そんな秋が感じられる屋久島ですが、この前山を登っていると可愛らしい形をした秋の花を発見しました!

 

 

 

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ヤクシマダイモンジソウ  ゆきのした科  花期 9~10月
それがこちらの「ヤクシマダイモンジソウ」です。
屋久島の固有品種で、秋になると標高1000mの以上の荒川沿いなどの高所の沢沿いで花を咲かせています。
僕はこのダイモンジソウの花を見るのは去年が初めてやったんですが、この見た目のインパクトで一気に好きになってしまいました(笑)
本州~九州に分布している「ウチワダイモンジソウ(団扇ダイモンジソウ)」が矮小化したものと考えられています。
調べてみるとダイモンジソウの仲間は変異の幅が広く、地域によって差が色々とあるようですね。
淡いピンク色をしたダイモンジソウなんかもあって興味深かったです。

 

 

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名前の由来は見た目通りで、花の形が「大」の漢字に似ているから。
上側の短い花弁3枚と、下側の長い花弁2枚で見事な大の字を描いています。
一度見ると忘れられない花の形をしていますね!

 

 

 

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屋久島には「ヤクシマダイモンジソウ」ともう1種類同じく固有種の「ヒメウチワダイモンジソウ」が生育しています。
花はそっくりで見分けがつきませんが、葉の形に違いがあり、葉の基部がハート型ならヤクシマダイモンジソウ、くさび型ならヒメウチワダイモンジソウだということ。
ほとんど一緒なので、分かりづらいですね(笑)
今回見つけたのは葉の形から、ヤクシマのほうではないかなーという感じがしました。
とにかく、なかなか見れない花なのでちょうど群落をつくって咲いているところを見れてラッキーでした!
可愛らしい花に登山の疲れを癒されました~。
このダイモンジソウの花を見るのは、秋の屋久島の楽しみの一つですね。

 

 

 

青山直樹

白谷とヤクスギランドで見つけた植物達

カテゴリー別 屋久島の花, 植物公開日時

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昨日のブログでは、白谷雲水峡とヤクスギランドの様子について紹介させてもらいました。
台風のドタバタでしばらく家に缶詰状態やったので、久しぶりの森はめちゃくちゃ気持ち良かったです!
今日は2日間の白谷雲水峡とヤクスギランドで見つけた植物達をアップしていきますね~。

 

 

 

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ホソバハグマ  きく科  花期 9~10月

 

ヤクスギランドや白谷の渓流沿いではホソバハグマが花を咲かせていました。
白色の花びらと、花柱のピンク色が特徴的で可愛らしいですね。
標高200m以上の沢の岩上や水しぶきのかかる場所に生育しています。
このホソバハグマは屋久島の固有種なのですが、沢沿いの環境に適応するために葉っぱが細く流線型になっているのが大きな特徴。
こういった植物は「渓流沿い植物」とよばれており、水の抵抗を少なくする薄い葉っぱや、しなやかな茎と強靭な根をもつことで、増水すると水をかぶってしまうような沢沿いでも生きていけるようになっているんです。
小さくてかわいらしい見た目をしてますが、じつはたくましい植物なんですね~。

 

 

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サザンカ  つばき科  花期 10~11月

 

登山道を歩いていて白い花びらを見たらおそらくこのサザンカの花でしょう。
山野に自生する常緑の小高木で、普通は高さ5~6mといわれてますが、中にはすごく高いサザンカの木も見かけます。
サザンカと聞くと、園芸品種のピンクや赤色をした花の色を思い浮かべる方も多いかと思いますが、野生のサザンカの花は白色なんですね。
ツバキよりも一足早い晩秋から初冬にかけて花を咲かせます。
そんな寒い時期に花を咲かせるサザンカの花言葉は、「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」とかなり力強いです!
花の少ない今の時期に、綺麗な花を咲かせてくれるので見つけると良く目立ちますね。

 

 

 

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ヤクシマツチトリモチ  つちとりもち科  開花期 9~11月

 

変わった風貌をもつヤクシマツチトリモチが群落をつくって生えています。
初めて見る方は驚く人もいるかもしれないですね。
九州南部、屋久島に分布しており、標高1000m前後のハイノキの多い林内でよく見かけます。
葉緑素をもたない植物で、おもにハイノキ科の仲間の根に寄生して生きる寄生植物になります。
僕は初めてみた時にキノコのように思いましたが、立派な被子植物の仲間のようです。
森の中には不思議な生き物がたくさん生きてますね~。

 

以上で今回のブログを終わります!
最近山を歩いていると、シャツ一枚では肌寒く感じることが多くなってきました。
トレッキングをされる際は、薄手のフリースなどを準備して体温調節をしっかりとして下さいね。

 

 

 

青山直樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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