という事で、
いろいろ検討してみたいと思います。
屋久島の山をトレッキングするのに、ガイドは必要ですか?
という質問は結構多いかと思います。
屋久島ガイドは必要ないと言う方の理由としては
- ガイド料金が高い
- 自分たちでも迷わずに行ける
- 自分たちのペースで歩きたい
- 屋久島ガイドは登山資格を持っていない→
(これは勘違いで屋久島公認ガイドの方たちはみんな日本山岳ガイド協会の資格を持っている)
といったところでしょうか。
屋久島ガイドは必要です。
という方の理由としては
- 怪我をした時の対処法をしているので安全に登山ができる
- ガイドの自然解説があったほうがより深く屋久島を楽しめる
- 登山道だけではない絶景ポイントを案内してくれる
- 危ない箇所を事前に知っているので安心
- 休憩するポイントやペース配分がうまいのであまり疲れない
といったところでしょうか。
で、「屋久島でガイドは必要なのか?」
ということなんですが、
答えから言うと、
屋久島のトレッキングコースによって異なるという事です。
トレッキングコースによってはガイドがいたほうがいいコースもありますし、
ガイドがいなくても大丈夫かと思うコースもあります。
あとは、
その方の旅の予算と価値観でガイドが必要なのか決まるのではないでしょうか。
ガイドを雇ってトレッキングをするのは結構お金が必要です。
経済的に余裕がある方、
そして、
安全確保が第一で、
もっと詳しく屋久島の自然や歴史などを理解してより楽しい旅をしたい方は
屋久島ガイドは、やはり必要です!
屋久島にはいくつものトレッキングコースがあります。
日帰りトレッキングのメジャーコース
- 日帰りで荒川登山口から縄文杉を往復するコース
- 白谷雲水峡~太鼓岩までを往復するコース
- 屋久杉ランド~天文の森コース
- 淀川登山口から宮之浦岳を往復するコース
1泊2日で行くトレッキングキャンプコース
- 淀川登山口~宮之浦岳~新高塚小屋~縄文杉~白谷雲水峡コース
- 荒川登山口縄文杉~高塚小屋~白谷雲水峡コース
- 屋久杉ランド~石塚小屋~宮之浦岳~花山歩道コース
など、
まだその他にもありますが、
だいたいメジャーなトレッキングコースが上記になります。
絶景ポイントには行けないんだね
それでは、日帰りトレッキングコースで屋久島ガイドは必要なのか?
メリットとデメリットを検討したいと思います。
① 日帰りで荒川登山口から縄文杉を往復するコース
トロッコ道を約8キロ、山道を約3キロで片道11キロ。
往復で約22キロ、所要時間約10時間歩くトレッキングコースになります。
このコースで道に迷うことはまずありません。
とにかく距離が長く、時間が10時間かかるコースなのが特徴です。
まずは体力がないと行ってこれないトレッキングコースになります。
体力に自信のある方、登山靴、レインウエア、ザック、ヘッドライト、など
登山装備がしっかりしている方はガイドなしでも十分に行ってこれます。

しかし、山道はほとんど木道になっていますが、
ところどころにこのように根っこが露出している登山道なので
足元には十分注意をして歩いてください。
日帰り縄文杉トレッキングの場合、屋久島ガイドを頼むメリット
1、早朝4時半ぐらいのまだ暗い時間に、屋久杉自然館から出ているシャトルバスに乗ります。
ガイドなしで自分たちで行く場合は、
そこまで路線バスかレンタカーで行かなければならないのでちょっと大変。
ガイドを頼むと宿からバス停まで送迎してくれる。
2 往復22キロで10時間歩くコースですが、
ガイドは何回もこのコースを往復しているのでペース配分を十分に理解している。
休憩をとるポイントを熟知しているので楽に歩くことができる。
3 下りの時に足をひねったり転んだりすることが多いのですが、
ガイドがいると事前に危ない箇所を指摘してくれるので安心。
4 怪我をしてしまった時でも、
屋久島公認ガイドは救急法を普段から講習しているので
止血や骨折、捻挫などの応急処置をしてくれる。
また、
屋久島ガイド同士が無線などで連絡を取り合える状態にしていますし、
携帯電話の電波が入る場所を知っているので、
最悪歩けない場合でも救助隊の要請ができる体制にしている。
5 ガイドがいないとトロッコ道をひたすら歩くことになりますが、
ガイドがいると、
トロッコ道の途中にあるきれいな沢に案内してくれる。
6 トロッコ道は単調でガイドがいないとひたすら歩くことになりますが
ガイドがいると、
道沿いに咲いている花や植物の生態などを詳しく教えてくれる。
縄文杉日帰りトレッキングの場合、屋久島ガイドを頼むデメリットは
1 ガイド料金が高い?→
だいたい一人10,000円から13,000円ぐらいです。
(一日10時間のガイド料金についてはその方の経済状態がみんな違うので、
何とも言えないですね。)
2 団体パックツアーだと6,7人ぐらいでいろんな人と一緒に歩くので、
遅い人がいるとグループ全体が遅くなる。
自分たちのペースで歩きたい場合は貸切ツアーにするか、
自分たちで行ったほうがいい
3 ガイドの解説など聞きたくなく、とにかく早く縄文杉まで行きたい場合は
ガイドなしがいい。
② 白谷雲水峡~太鼓岩までを往復するコース

白谷雲水峡トレッキングコースは太鼓岩まで歩き、
ぐるっと回っていくつもの沢を渡るコースで、
約8キロぐらいのトレッキングコースになります。
トレッキングコースには迷わにように、
ピンク色のリボンがポイントごとにつけてあり、
そのリボンを見失わずに歩けば、
ガイドなしでも迷わずに歩けるコースになっています。
もともとは江戸時代の人が山で伐採した屋久杉を背負子で運んでいた道です。
花崗岩の石畳と根っこが露出している道になり、
下りはこのようにトレッキングポールがあったほうがいいですね。
白谷雲水峡トレッキングでガイドを頼むメリット
1 白谷雲水峡は沢を5本渡るトレッキングコースになりますが、
トレッキングの途中で大雨になって一気に沢が増水する時があり、
その天候判断はやはり屋久島の天気に慣れている屋久島ガイドに任せたほうが安全です。
2 距離はそれほどないが、天候により真っ白に霧で覆われたときは縄文杉コースより道に道に迷いやすいので、ガイドがいたほうが安心。
3 苔の種類が多かったり、植物の種類も多いので、
ただ歩くだけではなく屋久島の植物をじっくり観察したい方はガイドが必要。
4 宿から白谷雲水峡の駐車場まで送迎してくれるので、
レンタカーを借りなくて済む
白谷雲水峡でガイドを頼むデメリット
1 ガイド料金が高い→だいたい一人7000円~10000円ぐらい
2 天気がよければガイドなしでもあまり迷わず歩ける
③ 縄文杉1泊2日キャンプコース
縄文杉1泊キャンプや宮之浦岳1泊キャンプの場合、
山小屋があるんですけど、すべて無人の避難小屋になります。
山小屋が満員で泊まれないこともしばしばありますので、
屋久島でキャンプ登山をする場合は必ず、
テント、シュラフ、コッフェル、ガス、食料、登山装備すべてを持参します。

高塚小屋です。
17人で満員になります。
小屋の裏にトイレがあります。
1泊2日キャンプ登山のガイドを頼むメリット
1 テント、食料、コッヘル、ガス、などキャンプ道具のすべてを担いでくれる。
2 山でお米を炊いたり、野外料理を作ってくれる
ガイドの手作り料理が楽しみ(ガイドにより料理は違う)
3 日帰りのツアーでは行くことができない違うコースを案内してくれる
4 怪我をしてしまった時でも、屋久島公認ガイドは救急法を普段から講習しているので
止血や骨折、捻挫などの応急処置をしてくれる。
また、
屋久島ガイド同士が無線などで連絡を取り合える状態にしているか、
携帯電話の電波が入る場所を知っているので、
最悪歩けない場合でも救助隊の要請ができる体制にしている。
1泊2日キャンプコースのガイドを頼むデメリット
1 ガイド料金が高い→だいたいお一人30,000円~35,000円ぐらい
(食事代付き)
2 2日間ガイドと一緒なので、おもしろくないガイドだとつまらないかも
いろいろと「屋久島ガイドが必要なのか?」
と検討してみましたが
いかがだったでしょうか。
結局のところ、安心して屋久島の自然を満喫するためには
ガイドが必要だということです。
でも、友達同士でわいわい話ながらトレッキングしたり、
恋人同士で力を合わせて歩くのもいいし。。
ご自分の旅の予算と相談して決めてくださいね。
いろんな屋久島ガイドがたくさんいてよくわからない
自社のホームページがあり、ガイド料金がわかるサイトで、
屋久島ガイドツアー(エコツアー)を催行している会社(個人も含めて)が約24社もあります。
そこで、自分にあった屋久島ガイドツアーを選ぶ 5つの方法を教えます。
募集型ツアーとプライベートツアー どちらいいのか?

自分にあった屋久島ガイドツアーを選ぶ場合、
まず最初に確認したいのが、
旅行代理店から受託して、いろんな人たちが集まる募集型のガイドツアーなのか?
それとも、
個人ガイドが自由に企画したプライベートガイドツアーなのか?
を確認して見てください。
家族で参加するのか、カップルで参加するのか、一人で参加するするのか
友達同士で参加するのか、夫婦で参加するのかで、
どちらのガイドツアーがいいのか決まるかと思います。
募集型のガイドツアーのメリット
① プライベートツアーと比べるとツアー料金が安い。
② いろんな地方からくる旅行者と一緒になるので、友達になることもある。
募集型のガイドツアーのデメリット
① 歩くペースが遅い人がいるとその団体自体スローペースになり、
自分たちのペースで歩くことができない。
② 特に縄文杉ツアーの場合、距離が長いですので、途中でリタイヤした場合
ガイドが指定した場所で団体ツアーが帰ってくるまでずーっと待っていないといけない。
プライベートツアーのメリット
① 体力にあまり自信のない人でも自分たちのペースで歩くことができる。
② ガイドおすすめのポイントで写真をゆっくり撮ることができる。
③ 縄文杉や白谷雲水峡だけではなく、もっと他の屋久島のいいところを案内してくれる
プライベートツアーのデメリット
① 料金が割高
といったところでしょうか。
旅の目的も人それぞれですので、
まずは募集型のツアーがいいのか、プライベートツアーがいいのか
を選択してみてください。
直接電話やメールで問い合わせをしてみて、
その応対で判断してみる。

まずは直接、電話をして問い合わせをしてみる。
そこでの電話応対が決め手になります。
電話応対での話し方
わかりやすい説明
ガイドツアーの内容と料金の提示
安全の確保が十分なのかなど、
ちゃんと説明があるか聞いてみてください。
少しでも曖昧な答えだった場合は
やはりやめておいたほうがいいですね。
電話ができない場合は、
メールでの問い合わせをまずしてみてください。
すぐに返信が来るのか?
返信の内容に疑問点はないか?
親切に対応してくれるか?
で決めるといいと思います。
ガイド紹介の写真や説明を見て、直観で決める!
これは私、青木の自己紹介です。
東京都中野区出身
誕生日 5月5日 AB型
好きなこと:ギターを弾く、作詞作曲 バンド活動 家庭菜園 DIY 焚き火でダッチオーブン料理 飲み会 写真撮影 旅 「思いが現実になる」
屋久島パーソナルエコツアー主宰
日本赤十字社救急法救急員養成講習受講
アマチュア無線3級
屋久島観光協会会員
屋久島ガイド認定
屋久島移住 1993年~
屋久島の魅力にとりつかれ、1993年から屋久島に移り住みました。
20代の時にインド・ネパールのヒマラヤをトレッキング(巡礼)した経験を活かして、
これまでの間に屋久島の様々な山や沢を歩きました。
屋久島ガイドとして初心者から上級者までご要望にあわせてご案内いたします。
森の生態や植物の生態、屋久島の歴史を詳しく、わかりやすく説明いたします。
森の中でゆっくり、深呼吸をしながら日々のストレスを解消してもらい、
自然を壊すことなく自然を堪能していただくエコツアーを目指しています。
ガイドさんの写真 年齢 性別 趣味 資格、屋久島暮らしの事など、いろいろ書いてあるかと思いますが、結構、その時にピーンときた直観は大事だと思います。
特に趣味やどのような暮らしをしているかは重要なポイントですよね。
自分と共通した趣味だったり、共感する暮らしだったりするとツアーも楽しくなりますよね。
あとは、
損害の補償がちゃんと記載されているのかは必ずチェックしましょう!
ガイド業務を取り扱う会社が必ず表示しなければならない事項が
自賠責保険 障害保険の表示
になります。
屋久島でガイドを依頼するときには、
必ずこの損害の補償が記載されているかは
必ずチェックを入れるようにしましょう!
以上、
自分にあった屋久島ガイドを選ぶ方法でした!
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