島の暮らし

岳参りに参加してきました!

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先日、屋久島の伝統行事である岳参りに参加してきました!
岳参りとは、山岳信仰の一つで、集落の代表者が信仰の対象となる山に年に2回(旧暦の5月と9月)お参りに行く行事です。
各集落ごとに信仰の対象となる山が違うのですが、今回は僕が住まわせてもらっている宮之浦集落の岳参りに参加させてもらいました!

宮之浦集落では、岳参りの文化が途切れていたのですが、中川スポーツさんが10年前から独自に取り組んでおられて復活!
今年は岳参り復活10周年ということで、里の浜から1泊で宮之浦岳まで歩く“総歩き班”と淀川登山口から日帰りで歩く“日帰り班”に分かれての岳参りとなりました。

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6月7日のまだ暗い夜中の3時30分。
まずは、岳参りの参加者達で集まって、里の浜で山の神様に届ける砂を竹筒につめます。
このあと代表の方におはらいを受け、いよいよ岳参りに出発です!
初めての参加なので、ちょっと緊張してドキドキしてましたね(笑)
ちなみに、僕は日帰り班での参加となりました!

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そんな感じで緊張しながらの参加でしたが、とても有難いことにこの日は最高の岳参り日和となりました!
気持ちの良い青空と、“20年に1度!”とまで言われるヤクシマシャクナゲの桃源郷を駆けぬけながら宮之浦岳頂上の祠へ。
ペースは速くて体はしんどいはずなのに、不思議と足が前へ前へと進んで行きます。

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日差しは強く山頂までは険しい道のりですが、途中ですれ違う人たちからの「がんばって下さいね!」という温かい言葉に元気をもらえました!
奥岳の景色に、中川スポーツさんが作ってくださった白装束と陣笠を着た岳参りの姿がよく映えます。
登山口から約3時間。あっという間に宮之浦岳のほこらに到着しました。

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宮之浦岳山頂のほこらの前で、里から持ってきたお供え物を山の神様に捧げます。
砂浜の塩、お神酒、米、塩…等々。
これらのお供え物が、山の神様に里から上がってきましたよ、と証明する証になります。

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そして、みんなで神事をとり行いました。
岳参りでは古くから、豊漁豊作、家内安全など集落のご加護と平安を祈ってきました。
僕も、山の神様に日頃の感謝を伝えて、山に登る人たちの安全などをお祈りさせてもらいました。
ぐっと、身が引き締まるような思いがしましたね。

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その後、里に帰ってからは公民館にてマチムケ(町迎え)。
婦人会の方々が作ってくださったおはぎを美味しく頂きました!

はじめての岳参りでしたが、参加してよかったと心から思えます!
心が洗われるような一日になりました。
普段から、山で仕事をして、山のおかげで生活をさせてもらえているので、岳参りには以前から行ってみたいと考えていました。
“宮之浦に3年以上在住の者”という資格に満たないにも関わらず、参加を許可して下さった中川さんやスタッフのみなさん、そして機会を与えてくれた屋久島の山の神様、本当にありがとうございました!!

 

 

 

青山直樹

 

ABOUT ME
青木高志
青木高志
1993年から屋久島に移住。 屋久島ガイド歴21年。 屋久島パーソナルエコツアー代表 屋久島公認ガイド 日本山岳ガイド協会認定ガイド。 大好きなこと。 ①音楽が大好きでバンドでギターを弾くのが楽しみ。 ②焚き火が大好きでダッチオーブンでサーモンやトビウオの燻製料理が得意。 ③旅が大好きで、20代の頃はインド、ネパール、タイ、などを放浪。 ④キャンプが大好きで、縄文杉キャンプツアーをしている。 ⑤自給自足的な暮らしがしたい。原木シイタケにはまっている ⑥写真を撮るのが大好きです。 屋久島に関するお役立ち情報をブログやSNSで発信しています。
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