屋久島トレッキング(登山)の服装と気温


屋久島の森の中をトレッキングする場合、どんな服装で歩けばいいのかな?

屋久島は2000m級の山々が南洋の海にそそり立っている島なんで、
標高によってだいぶ気温が違うんだよ
屋久島の山間部の年間雨量は8000mmから10000mm以上の雨が降る事もありますので、雨対策についても詳しく解説したします。
標高帯によって気温がかなり違う

1月の花ノ江河(標高1600m付近)
屋久島は南の島なので暖かいと思っている方も多いかと思いますが、
冬になると屋久島の山間部では雪が降ります。
約2,000m級の山々が南洋の海にそびえ立っている屋久島。
標高帯によって気温がまったく違ってきます。
亜熱帯~冷温帯までの植生が山に垂直分布している屋久島。

沖縄~北海道までが凝縮された島ですので、
登山場所や目的に応じて服装も変わってきます。
屋久島の標高帯によるトレッキングコースの月別の気温です。

冬の屋久島は、山は寒そうだけど、人里の平均気温が12℃って暖かいね~

冬は北西の風が強いんで、島の南側と北側では気温が2度ぐらい違うんよ!
人里では一年中ハイビスカスが咲いてるぞ!
標高100m上がると気温が約0.7℃下がる
屋久島の気温データをもとに、各標高帯の気温を推定してみました。
人里の年間平均気温が20℃の場合
- 標高600mの白谷雲水峡の年間平均気温は約15.6℃
- 標高1300mの縄文杉では年間平均気温は約11.6℃
- 標高1936mの宮之浦岳では年間平均気温は約約7.6℃
このように山では標高がおよそ100m上がる毎に、
人里よりも気温が約0.6~0.7℃下がります。
風の影響について
風速1mの風が吹くと体感温度はおよそ1℃下がります。
雨に濡れるとさらに体感温度は下がります。
年間で最も気温が低い月が1月になります。
1月の宮之浦岳では、最低気温が-4.7°ほど。
風速5mほどの風が吹けば、-10℃ぐらいになります。
島という環境なので、
風が強い日は風速20mぐらいになることも
想定していたほうがいいです。
防寒、防風、防雨の対策は万全にしておきましょう!
屋久島トレッキング・登山の服装 12月から1月

屋久島は標高によって植生もすぐに移り変わっていきます。
亜熱帯から冷温帯までの森を体感できるトレッキング・登山コースが
屋久島にはいくつもあります。
主な屋久島トレッキング・登山コース
- 標高630m~1030m付近→ 白谷雲水峡~太鼓岩コース
- 標高1000m~1300m付近→ヤクスギランド・縄文杉コース
- 標高1300m~1936m付近→ 宮之浦岳コース
それでは、各コースの気温と服装を見て行きましょう。
白谷雲水峡~太鼓岩トレッキング・登山の服装
白谷雲水峡は標高600m~1,000m付近の森をトレッキングします。
夏の白谷雲水峡~太鼓岩トレッキングの服装 7月~8月

夏の白谷雲水峡の平均気温は20℃~22℃ぐらいになります。
行動中はTシャツ1枚がちょうどいいです。
日除け対策として長袖シャツと帽子があるといいですね。
暑くても生足に半ズボンの服装は不可です。
屋久島は花崗岩の岩の島ですので、
転ぶとカッターのように切れて非常に危ないです。
必ず長ズボン、
またはレギンスを履いて生足は出さないようにして下さい。
春と秋の白谷雲水峡~太鼓岩トレッキングの服装
3月~6月 9月~11月

春と秋の白谷雲水峡の平均気温は13℃~18℃ぐらいになります。
特に3月と11月は気温差が激しいので、
フリースと薄手のダウンと手袋は必需品ですね。
冬の白谷雲水峡~太鼓岩トレッキングの服装 12月~2月

冬の白谷雲水峡の平均気温は5℃~8℃ぐらいになります。
特に早朝は冷え込みますので、
フリースと薄手のダウンと手袋は必需品ですね。
帽子も温かいものがいいです。
寒い時にはレインウェアを上から着ると防風、防寒対策になります。
ヤクスギランド・縄文杉トレッキング・登山の服装
ヤクスギランドは標高1000m付近になります。
縄文杉が標高1300m付近の森をトレッキングします。
夏の縄文杉トレッキングの服装

夏の縄文杉の平均気温は17℃~19℃ぐらいになります。
行動中はTシャツ1枚で涼しく快適にすごせます。
キャンプの場合は夜に気温が下がるので、
防寒用に長袖シャツか薄手のフリースを用意して下さい。
日除け対策として、
長袖シャツと帽子があるといいですね。
暑くても生足に半ズボンの服装は不可です。
屋久島は花崗岩の岩の島ですので、
転ぶとカッターのように切れて非常に危ないです。
必ず長ズボン、
またはレギンスを履いて生足は出さないようにして下さい。
春と秋の縄文杉の服装

特に3月と11月は気温差が激しいので、
フリースと薄手のダウンと手袋は必需品ですね。
9月や6月などの温かい時期は
Tシャツと長袖シャツでも過ごしやすいです。
冬の縄文杉の服装
冬の縄文杉の平均気温は2℃~5℃ぐらいになります。
寒い日には雪が降ることもあります。
フリースと薄手のダウンと手袋は必需品ですね。
ネックウォーマ―や寝るときのためにカイロも持ってきたほうが快適です。
縄文杉は標高1300m~1500m付近の森を歩きますので、
人里と比べると気温差が8℃~10℃ほど違います。
宮之浦岳トレッキング・登山の服装
標高1300m付近になる淀川登山口から
標高1936mの宮之浦岳頂上までトレッキングします。
夏の宮之浦岳の服装

夏の宮之浦岳の平均気温は15℃~17℃ぐらいになります。
晴れていれば、行動中はTシャツ1枚でも涼しく快適に過ごせます。
しかし、
朝晩や風の強い日は
薄手のダウンジャケットがあるといいくらい寒くなることもあります。
頂上付近は日中は日差しが強く森林限界域といって木々がほとんどないので、
海より日焼けします。
日焼け対策として、
帽子、長袖シャツ、日焼け止めクリームは必需品ですね。
暑くても生足に半ズボンの服装は不可です。
屋久島は花崗岩の岩の島ですので、
転ぶとカッターのように切れて非常に危ないです。
必ず長ズボン、
またはレギンスを履いて生足は出さないようにして下さい。
春と秋の宮之浦岳の服装

春と秋の宮之浦岳の平均気温は4℃~12℃になります。
特に3月と11月は気温差が激しく、
雪が降る日もあります。
フリースと薄手のダウンと手袋は必需品ですね。
他にもネックウォーマ―や寝る時のためのカイロがあると快適です。
温かい季節の場合は、
長袖シャツや薄手のフリースを持ってきて下さいね。
冬の宮之浦岳の服装

冬の宮之浦岳の平均気温は0℃~2℃になります。
非常に寒く、2m以上雪が積もる日もあります。
フリース、薄手のダウン、手袋、温かい帽子、ネックウォーマ―、カイロは必需品です。
服を何枚も重ね着して、体温調節して下さいね。
屋久島で失敗しない「雨対策」の基本|現地ガイドが教える装備のポイント

屋久島は「1ヶ月に35日雨が降る」とも言われるほど、雨が多いことで知られています。
1時間に40mm前後の雨が降ることも珍しくありません。
だからこそ、しっかりとした雨対策が、快適な屋久島旅のカギになります。
【必須】レインウェアは上下セパレート+フード付き

ポンチョタイプは風に弱く、特に足元がびしょ濡れになります。
上下セパレート型のレインウェアを選びましょう。
おすすめは、防水透湿素材(ゴアテックスなど)を使った登山用のもの。最近は手頃な価格でも性能の良い製品が増えてきました。

コンビニやホームセンターで売っている500円前後のビニール雨具は、屋久島の強雨ではすぐに破けてしまい、まったく役に立ちません。
ゴルフ用の雨具も山には不向きなので避けてください。
【重要】ザックの中まで雨がしみ込まない工夫を

ザックには必ず「3重防水」を。
具体的には以下のステップです:
- ザックの中に大きなゴミ袋(45L以上)を入れる
→これが内側の防水層になります。 - 濡らしたくない物(着替え、タオル、スマホなど)はジップロックに個別収納
→空気を抜くとコンパクトに収まり、防水性もアップ。 - ザックカバーを装着する
→外側からの雨を弾きますが、これだけでは防ぎきれないので、内側の対策も忘れずに。
「レインウェア」と「ザックの防水対策」さえしっかりしておけば、屋久島の雨も怖くありません。
せっかくの旅を台無しにしないためにも、ぜひ装備の見直しをしておきましょう。
屋久島の服装選びで気をつけたい3つのポイント

屋久島の自然を安全・快適に楽しむためには、服装もとても大切です。
とくに登山やトレッキングでは、「濡れる」「寒い」「ケガをする」といったリスクを減らすための工夫が必要です。
① 服は「速乾性」のある素材を選ぼう
屋久島は雨が多く、汗もかきやすいため、綿素材のTシャツやジーンズはNGです。
綿は一度濡れると乾きにくく、体を冷やしてしまうことも。場合によっては低体温症の原因にもなります。
- 上下ともに速乾性・吸湿性に優れた化繊素材がおすすめ
- ズボンは登山用やジャージタイプが快適
- ジーンズは濡れると動きづらくなるため不適
② 生足はNG!肌の露出を避けましょう
屋久島は花崗岩の岩が多い島。転倒した際に岩の角でスパッと切れてしまうようなケガをする危険もあります。
- 登山中は必ず長ズボンを着用、または半ズボン+レギンスで肌をカバー
- 夏でも手袋(軍手でOK)を用意しておくと、岩場や木の枝で手を守れます
安全のために、肌の露出は最小限にしましょう。
③ 寒さ対策は「重ね着」で調整
屋久島の山は標高が高く、夏でも山頂付近は肌寒いことがあります。
また、登山中は汗をかいて暑くなりますが、休憩中は一気に冷えることも。
- 防寒は「重ね着」が基本(例:速乾Tシャツ+薄手のフリース+ダウン+レインウェア)
- 厚手の1枚よりも、何枚かを重ねて調整できる方が便利
- 行動中と休憩中ですぐに着脱できる服装を意識しましょう
服装は「屋久島の自然を快適に楽しむ」ための大切な準備です。
現地の気候に合った装備で、安心・安全な時間をお過ごしください
まとめ
屋久島の標高帯による気温差と服装の違いでした。
標高帯により気温がだいぶ違う事がわかったかと思います。
はじめて屋久島の山をトレッキング・登山する方かたへ、
当記事を参考に、
安全な屋久島トレッキング・登山を楽しんでください。

屋久島は標高によって気温がだいぶ違うんだね!

そうなんだよ!
服装・装備の準備ができたら、ツアープランもチェックしておきましょう!
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屋久島ツアー・観光に関するお役立ち情報

この記事の執筆者:

この記事の執筆者:青木 高志(屋久島パーソナルエコツアー代表)
1993年に屋久島へ移住、2006年に「屋久島パーソナルエコツアー」を創業(今年で19年)。屋久島在住30年超・ガイド歴25年。屋久島観光協会ガイド/屋久島公認ガイドとして、年間100組以上をご案内しています。森の歩き方から季節の楽しみ方まで、“現地プロならでは”の視点でお届けします。
メディア実績(一部)
- 2007年 テレビ東京系「いい旅・夢気分」出演(米良美一さん・坂本冬美さんと共演)
- 2016年 スカパー番組で女優・夏帆さんの取材コーディネートを担当
(▼メディア実績の詳細記事はこちら)
詳しくはこちらいい旅夢気分 2007年「放送1000回記念第一弾 」歌手の米良美一さんと坂本冬実さん
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