
屋久島といえば屋久杉や縄文杉が有名ですが、
苔の種類の豊富さにも驚かされます。
日本国内に生息している苔の種類が約1600種類あり、
そのうち屋久島だけで苔の種類が約600種!!
まさに苔の宝庫の島なんですね。
とても私には600種を分類することができませんが、
今回、
私たちガイドが白谷雲水峡トレッキングでよく見る苔達をご紹介したいと思います。
白谷雲水トレッキングでよく見かける苔

このように遠くから見ると同じモスグリーンですが、
よく見るといろんな色があることに気がつきますよね。
沢沿いが好きな苔だったり、岩の上だったりと、
場所によって苔たちも生息している場所が異なることがわかります。
是非、白谷雲水峡トレッキングをする時は、
足を止めていろんな種類の苔があることに気付いて欲しいです。
ヒノキゴケ

ヒノキゴケ ヒノキゴケ科
丸くてふわっとした群落をつくり、
イタチのシッポという別名もあるぐらい、触ると気持いです。
沢沿いの湿った腐植土の上によく生える。白谷雲水峡で一番よく見る苔です。
ホウオウゴケ

ホウオウゴケ ホウオウゴケ科
架空の鳥、鳳凰の尾に見立てたのが名前の由来です。
もう少し小さい個体でヤクシマホウオウゴケもあります。
フォーリースギバゴケ

フォーリースギバゴケ ムチゴケ科
日当たりの悪い沢沿いの湿った倒木の上に生息しています。
上の写真でも一際、緑が鮮やかなのがこのフォーリースギバゴケです。
水をよくはじき、雫の写真が綺麗に撮れます。
ケチョウチンゴケ

ケチョウチンゴケ チョウチンゴケ科
チョウチンは下向きにブラ下がる蒴が提灯に似ていることから、
提灯ゴケといいます。
チョウチンゴケの仲間は葉を光に透かしてルーペで見ると
大きな細胞がきれいに並んでいるのが見えます。

それがこちらです。 お~!!なんか綺麗ですね~
オオミズゴケ

オオミズゴケ ミズゴケ科
白緑色の柔らかい苔で、乾燥すると白くなります。
ミズゴケは体の中に穴のあいた袋状の細胞を多く持っているため、
スポンジのように多量の水を吸い込むことができる。
そのため、生きているミズゴケをつまむと水が染み出してきます。
ムチゴケ

ムチゴケ ムチゴケ科
屋久島には他にコムチゴケ、ヤマトムチゴケなど数種類あります。
ただ、
二又分枝(にさぶんし)を見れば、
すぐにムチゴケの仲間であることはわかります。
ウツクシハネゴケ

ウツクシハネゴケ ハネゴケ科
名前の通り美しい羽が優雅ですね。
屋久島の中でも特にこの白谷雲水峡に多く生息している苔です。
湿度の高い沢沿いに多く生息しています。
ムクムクゴケ

ムクムクゴケ ムクムクゴケ科
ルーペで見るとムクムク感がよくわかりますね(笑
全体的に柔らかくもこもこしているのは、
葉の先端が細かく糸状に裂けるため。
ホウライスギゴケ

ホウライスギゴケ スギゴケ科
ヒノキゴケと同じぐらい白谷雲水峡に多い苔がこのホウライスギゴケです。
他にコスギゴケやコセイタカスギゴケなどがあります。
白谷雲水峡をトレッキングする時によく見る苔でした。
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