屋久島の登山道の安全な歩き方|根っこ・岩場・下りの注意点
「屋久島の登山道は、どんな道を歩くの?」
「体力に自信がないけれど、転ばずに歩けるかな?」
初めての屋久島トレッキングでは、歩く距離だけでなく、足元の様子も気になりますよね。
屋久島の登山道には、木の根が露出した場所や、岩の段差、木道などがあります。
雨で濡れていると滑りやすくなるため、足を置く場所を確かめながら歩くことが大切です。
基本は「小股で、ゆっくり、一歩ずつ」
特に下りでは、急がず足元を確認しましょう。
屋久島でガイドをしている青木が、登り・下りの歩き方と、トレッキングポールを使う際のポイントを紹介します。
屋久島の登山道は、根っこや岩の段差に注意
屋久島の森には、木の根が網の目のように広がる登山道があります。根っこの上で滑ったり、つま先を引っかけたりしないよう、足を置く場所を確かめながら歩きましょう。
根っこを踏むときは、足の向きも大切です。
根っこに沿って足を置くと滑りやすいため、靴の向きが根っこと十字に交わるように置くことを意識してください。
ただし、この置き方でも滑ることはあります。
特に濡れた根っこでは、小股でゆっくり、足元の安定を確かめながら進みましょう。
苔のついた岩や濡れた木道にも注意が必要です。
急に踏み出したり、向きを変えたりせず、一歩ずつ慎重に歩いてください。滑りそうな場所を避けるときも、登山道から外れて苔や植物を踏まないようにしましょう。
景色を眺めたり、写真を撮ったりするときは、足場のよい場所で立ち止まる。
足元の安全を確保してから、屋久島の森をゆっくり楽しんでください。
登りは、小股で息が上がりすぎないペースに
登りで大股になると、一歩ごとに脚を大きく持ち上げることになります。
最初から頑張りすぎず、小さな歩幅でゆっくり登りましょう。
岩や木の根で段差がある場所では、登山道の範囲内で、より小さな段差を使えないか確認します。
高い段差を無理に一歩で越えようとせず、足場を選ぶことがポイントです。
ペースは、会話ができる程度をひとつの目安にしてください。息が苦しくなるようなら速度を落とし、安全に立ち止まれる場所で休みましょう。
周りの人に合わせて急ぐ必要はありません。
帰り道の体力も残せるよう、自分に合ったペースで歩くことが大切です。
下りは急がず、足の置き場を確かめる
下りは息が楽になる一方で、ついスピードが出てしまいます。
疲れた帰り道こそ、根っこや段差に注意しましょう。
大きく踏み出したり、段差から飛び降りたりせず、一歩ずつ下りることが基本です。
- 次に足を置く場所を確かめる。
- 歩幅を小さくし、勢いをつけずに足を下ろす。
- 足場が安定していることを確かめてから、次の一歩へ進む。
大きな段差では、途中に使える足場がないか見てください。
必要に応じて体の向きを変え、安定した足場や手がかりを確認しながら下ります。
前の人との間隔も空けて、足元が見える状態で歩きましょう。
疲れて足が上がりにくくなったり、何度もつまずいたりするときは、いったん休憩してください。
トレッキングポールは、足場に合わせて使う
トレッキングポールは、バランスの補助や脚への負担軽減に役立ちます。
ただし、ポールがあれば滑らないわけではありません。
下りで使うときは、届く範囲の安定した場所に先端をつき、滑らないか確認してから足を進めます。
遠くについたポールへ、体重を大きく預けないようにしましょう。
トレッキングポールは1本? 2本?
屋久島の登山道には、手を使って岩や段差を越える場所もあります。
片手を空けやすい1本使いが便利な場面もあれば、2本でバランスを補いやすい場面もあります。
本数を一律に決めるよりも、コースや自分の使いやすさに合わせることが大切です。
両手を使う岩場やはしごでは、手前の安全な場所でポールを収納し、両手を使える状態にしましょう。
使い始める前には、長さの調節方法と固定の仕方を確認してください。
先端にはゴムキャップを装着する
屋久島では、登山道や植物を守るため、積雪時を除き、ポールの先端にゴムキャップを装着するよう案内されています。
歩いている途中も、外れていないか確認しましょう。
靴とザックを整え、歩きやすくする
靴は、足に合った登山靴を選び、出発前に履いて慣らしておきましょう。
防水性だけでなく、靴底のすり減りやソールが剥がれがないかも確認してください。
足首まである靴でも、捻挫を必ず防げるわけではありません。
靴に頼りきらず、足の置き場を選びながら歩きましょう。
ザックは、歩くたびに大きく揺れないよう、肩ベルトやウエストベルトを調整します。
重い荷物は背中の上部にまとめ、荷物が中で動かないようにすると安定しやすくなります。
服装や持ち物の詳しい準備は、こちらの記事をご覧ください。
屋久島トレッキング初心者必見!日帰り登山の装備と持ち物リスト
すれ違いは、安全な場所で譲り合う
登山道では、登る人を優先するのが基本です。
ただし、狭い場所や足場の悪い場所で、無理に道を譲る必要はありません。
お互いに声をかけ、安全に待てる場所で譲り合いましょう。
道を空けるために、登山道の外へ踏み出して植物を傷めないようにしてください。
この原則と状況に応じた判断は、屋久島の登山者向けマナーガイドでも案内されています。
屋久島の森を楽しむために、自分に合ったコースを
安全に歩くためには、歩き方だけでなく、自分の体力に合ったトレッキングコースを選ぶことが大切です。
旅行前から、普段の散歩や無理のない階段歩きなどで、少しずつ歩く習慣をつけておきましょう。
長時間の登山が不安な方は、歩行時間の短いトレッキングツコースから楽しむ方法もあります。
屋久島の森には、足を止めて眺めたくなる景色がたくさんあります。
歩くときは足元を確かめ、景色を楽しむときは立ち止まる。
小股でゆっくり、帰り道まで余裕を残して歩きましょう。
屋久島パーソナルエコツアーでは、貸切でご案内しています。
コース選びや歩くペースに不安がある方は、ご予約前にご相談ください。
まとめ|小股でゆっくり、余裕を持って歩きましょう
楽しいトレッキングのために大切なのは、無理なく歩くこと。その基本は、小股でゆっくり、自分に合ったペースで歩くことです。
息が上がりすぎず、会話ができる程度を目安にしましょう。急な登りや下りでは、歩幅をさらに小さくして、一歩ずつ進んでください。
濡れた岩や根っこの上で大股になると、バランスを崩して滑ったり、転んだりする原因になります。特に下りでは、足を置く場所を確かめながら、急がず歩きましょう。
大きな段差では、無理に一歩で越えようとせず、登山道の範囲内で小さな足場を探してください。必要に応じて体を横向きにするなど、段差に合わせて姿勢を調整し、安定を確かめながら進みます。
また、屋久島の登山を楽しむためには、旅行前から少しずつ体を慣らしておくことも大切です。
普段の散歩に加え、無理のない範囲で階段を使うなど、脚を動かす習慣をつけておきましょう。膝に痛みが出るような運動は控え、体力に合わせて続けてください。
疲れがたまると、思ったほど足が上がらず、根っこにつまずいたり、足元への注意が行き届かなくなったりします。疲れ切る前に休憩を取り、帰り道の体力も残しておきましょう。
自分に合ったコースを選び、小股でゆっくり歩く。景色を楽しむときは立ち止まり、屋久島の森をじっくり味わってください。
屋久島パーソナルエコツアーの公式サイトはこちら




