屋久島の花・植物・自然

春に咲く屋久島の花特集

3月~4月になると屋久島は一年で最も花が咲く時期になります。
3月からは常緑樹の新芽が芽吹き新緑がとてもきれいな季節になります。
そんな春爛漫の屋久島でよく見かける花たちを紹介していきます。

春になると屋久島に咲く花 

ヤクシマキイチゴ

ヤクシマキイチゴ

ヤクシマキイチゴ ばら科
屋久島の固有種。 標高500mぐらいから道沿いでよく咲いています。
葉の裏の葉脈が赤くなっているのが特長です。
5月ぐらいから赤い実がつき、あまくておいしいです。

ヤマザクラ

ヤマザクラ

ヤマザクラ  ばら科
サクラの仲間では寿命が長く、ときに樹高30mを超える大木になります。
ヤマザクラを原種として品種改良された種も多い。

ナンゴクウラシマソウ 

ナンゴクウラシマソウ

ナンゴクウラシマソウ  さといも科
テンナンショウ属の仲間で、ウラシマソウとの違いは
付属体下部のふくれた部分に密にしわがある。
ウラシマソウにはしわがない。
付属体の先端から糸状に伸びたさまを浦島太郎の釣糸に見立てたもの。

タブノキ

タブノキ

タブノキ  くすのき科
屋久島の常緑広葉樹林を代表する樹木のひとつです。
若葉が赤いので、新芽の時は特にわかりやすいです。
かなりな巨木になる。

シマイズセンリョウ

シマイズセンリョウ   やぶこうじ科

シマイズセンリョウ  やぶこうじ科
屋久島では低地の林でよく見かけます。
西日本の林でよく見かける、イズセンリョウと比べると
葉の鋸歯が多くよく目立ちます。

アオモジ

アオモジ   くすのき科

アオモジ  くすのき科
低地の道沿いで多く見られます。
花や果実をつぶすと香りがいいです。
屋久島では花枝を仏前に供える風習があります。

アカボシタツナミソウ 

アカボシタツナミソウ 

アカボシタツナミソウ   しそ科
白く波模様の花が同じ方向に向いて花を咲かせているところから
立浪ソウという名がついています。
変種が多く、種を同定するのは難しいです。
屋久島では大川の滝の岩場にたくさん咲いています。

サクラツツジ

サクラツツジ

サクラツツジ ツツジ科
高知県、鹿児島県以南に分布しています。
屋久島では人里から標高1600m付近まで分布していますので、
3月上旬から5月中旬まで花を楽しむことができます。
園芸種のツツジとは違い、野生種のツツジはおひとやかできれいですね。
サクラ色をしたツツジ。

サツマイナモリ 

サツマイナモリ アカネ科
関東から南の暖かい地方から沖縄の林の中に群生している多年草です。
沢沿いなどの暗い林床でよく見かけます。
名は、薩摩産のイナモリソウからついています。

コミヤマカタバミ

コミヤマカタバミ  カタバミ属
屋久島では標高600m~1300m付近の森の中でよく見かけます。
葉はハート型をした三枚の葉になっていて人里にもあるカタバミの葉と一緒ですね。
シュウ酸カルシウムを含んでいて、植物の消化を阻害する働きがあるため
わずかに毒性があります。なので、ヤク鹿も食べないので森の中でよく見かけるのだと
思います。

ヤクシマミヤマスミレ

ヤクシマミヤマスミレ  スミレ科
屋久島、種子島に分布しています。 固有変種
4月中旬ぐらいから白谷雲水峡の岩場でよく見かけます。
ヒメミヤマスミレがもっと小さくなったものと考えられています。

ミヤマシキミ 

ミヤマシキミ ミカン科
有毒植物で葉や果実にアルカロイドのスキミアニンやジクタクミンが多く含まれています。
誤食すると痙攣をおこす。
どうりで、ヤク鹿もヤク猿も全く食べないわけである。
かつては、頭痛や目まいなどの民間薬として使用されていたようである。

ヤクシマオナガカエデ

ヤクシマオナガカエデ カエデ科
屋久島の固有植物
新芽の頃は葉が赤茶色でゆっくり緑色に変わっていきます。
葉が赤いのはアントシアニンといって赤や紫色の色素が多く含まれています。
アントシアニンは有害な紫外線を吸収する働きがあります。
新芽には葉緑体が十分にまだ育っていないので、
紫外線の有毒から身を守るため
アントシアニンが多く含まれているんですね。

シキミ

シキミ マツブサ科
花や葉、実、茎まですべてが毒成分が含まれています。
特に八角形のような実が猛毒で、食用すると死亡することもあります。
日本では昔から枝葉を仏前に供えています。
葉をちぎって嗅いでみるといい香りがします。
葉を乾燥させ粉末にして線香にしたりもします。
「悪しき実」ということからシキミと言われています。

アセビ

アセビ ツツジ科
馬酔木と書き、馬が葉を食べればひっきりかえるほどの毒性があります。
アセビは庭樹や盆栽などで観賞用によく利用されています。
最近では殺虫効果を自然農法として利用する試みがなされています。

ツクシショウジョウバカマ

ツクシショウジョウバカマ ユリ科
ショウジョウバカマの変種で、猩々というほどのピンク色はしていなく、
白い花が多いです。屋久島の山頂部で紫色になている花もよく見かけます。
ツクシショウジョウバカマは九州にだけ自生しているので筑紫がつきます。

オガタマノキ

ogatamanoki
オガタマノキ (モクレン科)
オガタマというのは、招霊のことといわれ、神事に用いられてきた。
香りが高く、神社や庭によく植えられます。
材はかたくて、家具材にすると高級品です。

 

以上、春に咲く屋久島の花特集でした。
屋久島に来られましたら、
是非いろんなトレッキングコースを歩いて、
多種多様な屋久島の植物を観察してみてください。

 

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ABOUT ME
青木高志
青木高志
1993年から屋久島に移住。 屋久島ガイド歴21年。 屋久島パーソナルエコツアー代表 屋久島公認ガイド 日本山岳ガイド協会認定ガイド。 大好きなこと。 ①音楽が大好きでバンドでギターを弾くのが楽しみ。 ②焚き火が大好きでダッチオーブンでサーモンやトビウオの燻製料理が得意。 ③旅が大好きで、20代の頃はインド、ネパール、タイ、などを放浪。 ④キャンプが大好きで、縄文杉キャンプツアーをしている。 ⑤自給自足的な暮らしがしたい。原木シイタケにはまっている ⑥写真を撮るのが大好きです。 屋久島に関するお役立ち情報をブログやSNSで発信しています。
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