ヤクシマシャクナゲは毎年5月末~6月上旬ぐらいまでがベストシーズンになります。
特に3分咲きから5分咲きぐらいがとてもきれいですね。
最初の蕾は赤く、そして徐々にピンクから白に変わって咲くのがとてもきれいです。

屋久島の標高1600mを超えてくると山一面にヤクシマシャクナゲの花が咲き、
それはまさに桃源郷のような世界になります。
天空のお花畑みたいですね!

ツツジ科で屋久島に自生する固有種です。
標高1300m付近から山頂部に咲くヤクシマシャクナゲ。
だいたい3年周期で花が多く咲く年が巡ってきます。
本土にあるシャクナゲの花弁は7枚ですが、
ヤクシマシャクナゲは合着した花弁が5枚あります。

10本の雄しべと、それよりも突き出た一本の雌しべがあります。
匂いはほとんどしませんね。
葉の裏側には寒さを耐えれるように細かい毛が生えています。
標高が低いところでは毛がついていませんが、標高が高くなるにつれて毛が濃くなっていきます。
もともとはネパールのヒマラヤから渡ってきたと言われるヤクシマシャクナゲ。
島という環境のため、原種のまま残っているのがヤクシマシャクナゲの特徴です。
先日、ドイツからツツジ科の専門家の方たちが屋久島へ来られ、
ドイツでもシャクナゲを栽培しているのですが、
もともとのルーツが実はヤクシマシャクナゲなんだそうです!
大正時代に曾おじいちゃんがドイツに持って帰ったそうで、
それが今では何十種類のいろんな色をしたシャクナゲを栽培しているんだそうです。
それで、
もともとのルーツでもあるヤクシマシャクナゲをぜひ見てみたいということで
屋久島まではるばる来られたドイツの方々もいました。
原種で残っているというのが非常に貴重なんですね!
その他にも、
ヤマボウシやヒメコイワカガミ(屋久島の固有種)
ヒメツルアリドオシ、
フタリシズカなどの高山植物の花も咲いている時期になります。
ヤクシマシャクネゲを満喫できるおすすめのトレッキングコースが
こちらになります。
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