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屋久島トレッキングツアー おすすめの人気コースベスト6

サブちゃん
サブちゃん
屋久島に行くのは初めてなんだけど、おすすめの屋久島トレッキングツアーって何?
ヤックン
ヤックン
屋久島トレッキングツアーでおすすめの人気コースベスト6を紹介するよ!

屋久島トレッキングツアー おすすめの人気コースベスト6

屋久島の大自然を思いっきり体感できるように、
屋久島プロガイド歴24年が選ぶ、
「屋久島トレッキングツアーおすすめの人気コースベスト6」をご紹介いたします。

縄文杉1泊キャンプツアー

1泊キャンプをすることで、早朝の神聖な空気に満ちた森を体感できます。
太古の昔から変わらない一日が始まり、早朝の最も神々しい縄文杉をじっくり堪能できます。

縄文杉までのトレッキングコースは、往復22キロのコースを約10時間歩く、かなりハードなコースになります。 日帰り縄文杉トレッキングツアーに行く方はまずは体力を付けてから行くようにしましょう!
縄文杉1泊キャンプツアーの場合、人がいなくなってから、一番最後に出発します。
トロッコ道を約8キロを歩きます。

縄文杉1泊キャンプツアーですと、時間的に余裕がありますので、トロッコ道の途中の沢で休憩をしたり、植物をじっくり観察することができます。

推定樹齢3000年の大王杉。 胸高周囲が約11mの大関クラスの屋久杉です。

荒川登山口が標高600mでトロッコ道を約8キロ歩き、トロッコ道終点が標高900mになります。
そして、大株歩道入り口が標高900mで縄文杉が標高1300mにありますので、高低差約400mで約3キロの登山道を登ります。

縄文杉ひとりじめキャンプツアーですと、途中で寄り道をしたり休憩も多く取りますので、縄文杉に到着するのが大体4時ぐらいになります。
ほとんど誰もいない縄文杉をじっくり堪能してください。

屋久島パーソナルエコツアーでは、ガイドがテント、食料、コッヘル、ガス、など約28キロにお荷物を運び、高塚小屋でガイドが作った手料理とお湯割りで乾杯!
屋久島の自然水で炊いたお米は美味しいですね!

朝日が森に差し込み、樹齢数千年という太古の昔から変わらない森の一日が始まります。
「今日という一日が良い日になりますように!」合掌。

天気が良ければ、朝日を浴びた神々しい縄文杉をじっくり堪能いただけます。
この朝の神聖な時間を体感できるのが縄文杉ひとりじめキャンプツアーの醍醐味です。

日帰り縄文杉ツアーですと、同じコースを慌ただしく行って帰ってくるコースにアンリますが、1泊キャンプツアーですと帰り道は違う屋久杉の巨木の森コースを歩きます。
名もなき屋久杉の巨木が林立するコースになります。

ガイド青木がおすすする絶景ポイント

屋久島パーソナルエコツアーでは、縄文杉の森で1泊キャンプをすることで、
太古から伝わる縄文杉の森をじっくり堪能していただけます。

早朝の神聖な空気に満ちた森の中に朝日が差し込み、
赤く染まる縄文杉が最も神々しい瞬間です。

荒川登山口往復のコースマップイメージ図
標高差とコーススケジュール

イメージ図
※発着時間は宮之浦からの設定になっておりますので、他の場所にお泊りの方は時間が異なります。
(詳しくはツアー前日に確認のご連絡をいたします)

 

 

2日間で満喫!屋久島まるごとエコツアー

海、山、川、滝が凝縮した南洋に浮かぶ山岳島、それが屋久島です。
とても1日では見どころが多すぎて行くことができません。

屋久島の大自然を知り尽くしている屋久島プロガイドが、2日間で効率よく屋久島を満喫できるトレッキングツアーです。

「もっと手軽に歩けて、屋久島の自然を満喫したい!」
「屋久島の自然の中でゆっくり森林浴をしたい!」
という方向けにおすすめするトレッキングツアーです。

1日目の見どころ

白谷雲水峡トレッキング


二代大杉付近の苔の沢まで往復で約2時間半ぐらいの軽めのトレッキングです。
森の中で深呼吸をしながら森林浴を楽しむトレッキングになります。
苔の沢に流れる湧き水がとても美味しいので、空のペットボトルを持っていくといいです。

いなか浜


屋久島の中で一番大きな砂浜で、5月から6月に千頭以上のアカウミガメが産卵しに上陸してきます。(ラムサール条約登録湿地)
波の音を聞きながら、裸足になって歩くのも気持ちいいですね。

横川渓谷


エメラルドグリーンのこの沢には大きな花崗岩の巨石がたくさんあります。
その岩に寝そべり、沢の音を聞きながら、ゆっくりマイナスイオンを身体に取り込み、
20分ほどマインドフルネス瞑想をします。
脳がものすごくクリアになり、脳内幸福物質のセロトニンやオキシトシン、そしてドーパミンが分泌され「気持ちいい!」「生きているのが楽しい!」「幸せ〜」になります。

世界自然遺産の照葉樹林


屋久島の中でも唯一、
海岸線沿いから世界自然遺産になっている照葉樹林(西部林道)を散策します。
ガジュマルやアコウといった亜熱帯植物も多く観察できる森です。
屋久島の最大の特徴でもある、垂直分布を体感してください。


2日目の見どころ

紀元杉


樹齢約3千年の屋久杉。胸高周囲約11mの巨木です。
目の前で見れるので屋久杉の大きさを体感できます。
樹齢数千年という屋久杉から発散されるフィトンチッド効果は凄そうですね!

ヤクスギランドトレッキング


森林の中に入ると、ほのかに臭う、樹木の香りが疲れた体を癒し、
安らぎを与え、気分爽快にしてくれます。
小鳥のさえずり、小川のせせらぎ、木の葉が風に揺れる音を聞ながら
森林を散策してみましょう。


森の中に充満している、フィトンチッドと、マイナスイオンを身体に深く取り入れると
ナチュラルキラー細胞が活性化し、リラックスした状態になり、
贅沢な森の時間を満喫できます。

千尋の滝


花崗岩の一枚岩が大迫力の千尋の滝。
水の島、屋久島を体感できます。

大川の滝


落差88mで日本の滝100選にも入っている、大迫力の大川の滝。
かなり近くまでいけるので、マイナスイオンをたっぷり浴びて気分爽快です。

2日間で満喫できる!屋久島まるごとツアーのプロモーション動画です。

苔の森、花崗岩の砂浜、エメラルドグリーンの沢、大川の滝、屋久杉の巨木など、
屋久島の絶景ポイントを2日間でまるごと体感できるエコツアーです。

屋久島は縄文杉だけではありません。
屋久島の多種多様な大自然で森林浴をし、心身ともにリラックスできるツアーになります。

コーススケジュール

1日目 安房地区起点
8:30 宿 出発
9:30 白谷雲水峡 着 (二代大杉〜苔の沢)
11:30 白谷雲水峡 発
12:00 一湊 着 (昼食お弁当)
13:00 いなか浜 着(ラムサール条約登録湿地 地区の一部)
13:30 横河渓谷 着
14:30 永田灯台
15:30 工芸品などのお土産屋
16:00 宿 着

 

2日目 安房地区起点
8:30 宿 発
10:00 紀元杉 着
11:00 ヤクスギランド 着
12:00 ヤクスギランド 発
13:00 千尋の滝 着(昼食お弁当)
14:00 千尋の滝 発
15:00 大川の滝 着
15:40 大川の滝 発
16:30 宿 着

※ 出発の宿は安房地区を想定してのコーススケジュールになります。
天候により1日目と2日目が入れ替わることがあります。

※ 天候やお客様の体力により、トレッキングの時間を変更することがあります。

 

 

白谷雲水峡トレッキングツアー 

白谷雲水峡の森に流れる沢にはマイナスイオンがたっぷり含まれていて、ゆっくり深呼吸をしながら森林浴をするのがおすすめです。

苔むした緑の森には、樹木から発散されるフィトンチッドとマイナスイオンが満ちていて、
深呼吸をして体内に取り込むと、セロトニンという幸せホルモンがたくさん分泌され、
脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があります。

ヒロハヒノキゴケ
屋久島には約650種以上の苔が生息していますが、特に白谷雲水峡は苔の種類が多いのが特徴です。

屋久島プロガイドの説明を聞きながら歩くと、森の見方が変わり、
ただ歩くだけでは味わえない屋久島の自然の魅力を体感できます。

太鼓岩(標高1030m)
天気がいいと屋久島の最高峰、宮之浦岳(1936m)から連なる洋上アルプスの絶景を楽しむことができます。

屋久島パーソナルエコツアーではお客様の体力や天候によりコースを臨機応変に変更いたしますのでご安心ください。


天気が良ければ、白谷雲水峡の一番上にある太鼓岩からの景色も絶景ポイントです。
特に新緑が綺麗な春がおすすめですね!
太鼓岩からの山桜は 3月下旬から4月上旬ごろが見頃になります。

ガイド青木がおすすめする絶景ポイント!

白谷雲水峡トレッキングツアーのスケジュール

8:30 宿 お迎え
9:30 トレッキングスタート
楠川歩道~白谷小屋(トイレ休憩)
苔むす森
12:00 白谷小屋付近で昼食
13:30 苔むす沢
15:00 白谷雲水峡駐車場 下山
15:30~16:00 宿 お送り

 

 

淀川トレッキングツアー

淀川トレッキングツアーは針葉樹林の原生林を歩くコースで、世界自然遺産地域の森になります。
淀川登山口から淀川までは約1.5キロの距離で、通常ですと片道1時間ぐらいの行程なんですが、コースの途中にある様々な樹木や苔などをじっくりと観察しながら歩いていきます。

樹齢1000年を超える屋久杉だけではなく、モミやツガ(マツ科)の巨木が林立している原生林に圧倒されます。

コースの途中にはヤクシマシャクナゲを始め、屋久島の固有植物を観察することができます。
どのように屋久島へ渡ってきたのかなど、屋久島プロガイドの説明を聞きながら屋久島の独特な自然を体感することができます。

ゆっくりと2時間ぐらいかけて歩いたところに、淀川小屋があります。
宮之浦岳の頂上を目指す方達はここで1泊してから早朝から歩く方が多いです。
ここでトイレもありますのでしばしの休憩タイム。

小屋のすぐそばに淀川が流れています。
秋のシーズンはコハウチワカエデやヒメシャラの紅葉がとても綺麗で、鏡のような清流に写る森の景色が絶景です。

鏡のような水にうっとり。

ここでゆっくりお昼のお弁当食べます。
沢の水で沸かしたコーヒータイムが贅沢なひとときです。


淀川のほとりで苔観察会。
ルーペを持って苔の観察をするのも楽しいですね。

静かな森の中でリラックスしたい方におすすめなのが、
淀川トレッキングツアーになります。

ガイド青木がおすすめする絶景スポット

屋久島の中でもこんなに穏やかな川は珍しく、透明感のある鏡のような清流が絶景です。
春の時期はミソサザイ、コマドリ、ヤマガラ、アオゲラなどがよく鳴いていて、淀川の清流の自然音に癒されます。

淀川トレッキングのコーススケジュール

8:30 宿 お迎え
10:00 紀元杉
10:30 淀川登山口到着
トレッキングスタート
12:00 淀川到着〜お昼ごはん
苔観察
13:30 下山
15:00 淀川登山口到着
16:00 宿到着

 

 

屋久杉ランド・天文の森トレッキングツアー

屋久島といえば、「縄文杉」が有名ですが、このトレッキングツアーは縄文杉に行くツアーではありません。

樹齢1000年を超える屋久杉の巨木や、モミ・ツガなどの巨木が林立する針葉樹林を満喫できるのが屋久杉・天文の森トレッキングコースの特徴です。


樹齢二千年以上の母子杉
「屋久杉」と「縄文杉」と何が違うの?という質問をよくされますが、
樹齢1000年を超える杉のことを「屋久杉」と言います。
そして、
その屋久杉の中でも、紀元杉、大王杉、大和杉、など樹齢3000年クラスの杉が数本もあるのですが、その中で一番大きい杉が「縄文杉」になります。

この屋久杉・天文の森トレッキングコースには樹齢2千年以上の名も無き屋久杉の巨木を体感することができます。

江戸時代から薩摩藩によって屋久杉の伐採が始まります。
屋久島プロガイドの説明を聞きながら、なぜ屋久杉が切られるようになったのか?など屋久島の歴史を感じながら歩いていきます。

森の中で行われる世代交代。
太古の昔から変わらない、森の遷移を体感できます。

針葉樹林に流れる沢がとても綺麗です。
5月になると沢沿いに、さつきの花が満開に咲き絶景です。

縄文杉コースは往復22キロで10時間以上歩くかなりハードなコースになりますが、
屋久杉・天文の森トレッキングコースですと、9時ぐらいに歩き始め、15時ぐらいに下山しますので、森の中でリラックスしたい方におすすめのコースです。

屋久杉・天文の森

屋久杉・天文の森コースマップ

イメージ図
アップダウンのあるトレッキングコースです。
屋久杉・天文の森コーススケジュール

イメージ図
お宿へ8:30お迎え予定です。お送りは、お宿によって変動します。およそ15:30-16:30予定

 

 

宮之浦・黒味岳 キャンプツアー

宮之浦岳・黒味岳トレッキングツアーは世界自然遺産地域の森を歩くのが最大の特徴です。
まさに、屋久島の真髄ツアーと言っても過言ではありません。

日帰りですと往復で10時間ぐらいかかるコースになりますが、
宮之浦岳・黒味岳キャンプツアーでは石塚小屋に1泊することで屋久島の固有植物など屋久島の独特な自然をじっくり観察できるツアーになります。


淀川登山口から3時間ぐら歩くと花の江河(標高約1600付近)へたどり着きます。
花の江河は日本最南端の高層湿原になります。
この辺りの標高になると自然環境が厳しい中で生き残るために矮小化といって植物が小さくなる現象が見られます。

黒味岳(1831m)の頂上
森林限界を超えると屋久島のヤクザサやヤクシマシャクナゲなど高山植物の世界になります。屋久島の固有植物もたくさん観察することができます。

黒味岳頂上からの景色が絶景です。
九州最高峰の宮之浦岳(1936m)から永田岳(1886m),翁岳(1860m)と連なる洋上アルプスのパノラマを満喫できます。

体力がある方は黒味岳を超えて屋久島最高峰の宮之浦岳へ。
屋久島のロングトレイルを満喫できます。

1800mを超えると年間平均気温が札幌ぐらいになり、人里とは14度ぐらい気温差がありますので、夏の登山でも長袖やダウンなどの防寒機を必ず持っていきます。

ガイド青木がおすすする絶景ポイント

黒味岳頂上からは、九州最高峰の宮之浦岳、永田岳、翁岳などの洋上アルプスのパノラマを体感することができ、個人的には一押しの絶景ポイントになります。

宮之浦岳・黒味岳トレッキングツアーのベストシーズン

また、5月中旬から6月上旬にはヤクシマシャクナゲ(屋久島の固有種)が山一面に咲き、
まさに桃源郷のような景色になります。

 

 

  • 黒味岳ゆったりキャンプ スケジュールイメージ図
  • ※発着時間は宮之浦からの設定になっておりますので、他の場所にお泊りの方は時間が異なります。(詳しくはツアー前日に確認のご連絡をいたします) 1日目が雨で2日目が晴れそうな場合は、2日目に黒味岳頂上を目指します。

 

 

 

屋久島トレッキングツアーの装備


これは縄文杉1泊2日キャンプツアーの時にガイドが持って行く装備です。
日帰りトレッキングツアーの持ち物リストです。

登山用品・持ち物リスト

レインウエア 上下に分かれてフードのついたしっかりしたもの(お天気でも必ず持参ください)
トレッキングシューズ 足首までしっかりとサポートされているもの(靴下は厚手のもの)
ザック(カバー付) 20~25リットルサイズが適当です
ストック 下るとき、あると便利です
ペットボトル 水筒替わりに。500ml程度のもの
軽量折りたたみ傘 雨天時の休憩、お弁当をとるときに役立ちます
手袋 防水加工タイプがおすすめ 夏は軍手でも代用可
お弁当 エコツアー前日、宿で手配できます。もしくはガイドが代行手配できます。原生林コース・太鼓岩コースは昼のお弁当、スペシャルコースは朝昼のお弁当が必要です。
タオル 1~2枚程度。汗拭きや汚れ落としなど。
各自保険証
COVID-19対策用品 マスク、消毒液など

 

レインウエアーは上下しっかりした物が良い


よく見かける光景として、500円ぐらいの透明のレインウエアーだとびりびりに破けている状態を目にします。
やはり通気性がよく撥水性もあるゴアテックスのレインウエアーがベストですが
値段は結構します。(3万~5万円ぐらい)
最近ではいろんなスポーツメーカーが独自に開発しているレインウエアーもあり、
比較的安く売っています。

登山用品レンタルもあります


屋久島には登山用品レンタルをやっているお店がたくさんありますので、
これから登山用品をすべて揃えるとかなりな金額になりますので、
初心者はまずはレンタルでもいいのかなと思います。
今後も登山(トレッキング)をやりたい場合、まずは登山靴から揃えていきましょう。

登山靴 (トレッキングシューズ)

登山(トレッキング)をするときに最も重要な装備が登山靴(トレッキングシューズ)です。
屋久島のトレッキングコースは、岩場や木の根っこがむき出しの場所が多いため、しっかりとしたトレッキングシューズが必要です。また、グリップ力が強いものを選ぶと、足の滑りやすさを防ぐことができます。

長時間歩く縄文杉トレッキングコースでは足首がしっかりしている登山靴がおすすめです。
特に下りの時に根っこに引っかけて足をひねるケースが多いですが、
足首までしっかりしている登山靴の方が怪我をしにくいです。

一番いいのは、普段から履き慣れた自分の登山靴がベストです。
ただ何年も履いていない登山靴はソウルが良く剥がれますので注意が必要です。
古い登山靴をお持ちの方は必ずソウルをチェックしてください。

ザックについて


登山ザックは30Lぐらいの大きさであれば大丈夫です。
上部が上からかぶさっているタイプがおすすめです。
レインウエアーなど着たり脱いだりする時にその隙間に入れやすいので、
行動しやすいです。

バックカバー


ザックカバーも必需品です。
ザックカバーがなく雨が降ってきた場合、
ザックの中はびしょびしょになり、かなり重たくなりまスノで
必ず持っていきましょう。

 

屋久島トレッキングツアーの注意点


屋久島は花崗岩の巨石の島なので、根っこが地中にいかず、岩にへばりついたような登山道になっています。

雨で濡れている時は大変滑りやすいのでトレッキングポールを使用してください。
特に下りで根っこに引っ掛けて転んでしまう事が多いので、バランスよくゆっくり歩いてください。

大雨警報になった場合の対処法


屋久島の山間部では年間雨量が8000mm以上という、けた違いな雨が降ります。
ですので、
屋久島旅行中に雨が降ることは最初から想定しておきましょう!

では、大雨になってしまった場合、どうしたらいいのか?
という事なんですが、

大雨になってしまった時の対処方法

大雨警報が発令された場合
残念ながらすべてのトレッキングツアーは中止になります。
その場合、
宿で待機するしかないのですが、状況によって外に出れる場合は、
温泉や食事に行ってゆっくりすることをおすすめします。

大雨注意報が発令された場合
屋久島ガイドを頼んでなく、自分たちでトレッキングをするのはやめた方がいいです。屋久島の山は花崗岩でできている岩の島です。森の保水率がほとんどなく、山に降った雨がほとんど川に流れていきます。登山道なども川のようになり、少し強い雨が続くと一気に水かさが増し、
普段普通に渡っている沢も渡れなくなります。ですので、
屋久島の雨にいつも慣れている屋久島ガイドの判断が必要になるため、
屋久島ガイドを依頼していない場合は、山でのトレッキングはあきらめて、
島を一周ドライブすることをおすすめします。

ちょっとした雨の場合
白谷雲水峡や縄文杉でのトレッキングでしたら、雨具をしっかりしていれば大丈夫です。
苔に流れるしずくがきれいです。ただ、
宮之浦岳の頂上付近では人里とでは14度の温度差があり、
また風速1m吹くと体感温度も一度下がりますので、やはり、屋久島ガイドと一緒に行った方が安全です。


屋久島トレッキング時の気温と服装


縄文杉トレッキング(登山)コースは標高600mから1300mを歩きます。
基本的に標高が100m上がると気温が約0.7℃ぐらい下がりますので、
縄文杉付近の気温は人里と比べると、約9℃ぐらい低いです。

屋久島の人里の気温と縄文杉の気温

3月~4月 人里 18℃~20℃ぐらい→縄文杉 9℃~11度ぐらい
5月~6月 人里 20℃~25℃ぐらい→縄文杉 11℃~16度ぐらい
7月~9月 人里 30℃~33℃ぐらい→縄文杉 21℃~24度ぐらい
10月~11月 人里 18℃~22℃ぐらい→縄文杉 9℃~11度ぐらい
12月~2月 人里 7℃~15℃ぐらい→縄文杉 0℃~6℃度ぐらい

縄文杉トレッキングは距離が長く、時間がかかりますので、
速乾性のあるTシャツがいいです。
夏の時期はかなり汗をかきますので、Tシャツの着替えがあるといいです。
トレッキングパンツは伸びチジミする素材がいいです。

春や秋のシーズンは、
歩いているときは暑くても休憩すると寒くなってきますので、
(汗をかいていると冷えやすい)
長袖のシャツがあるといいです。

 

 

 日帰り縄文杉コースはかなりハード

往復約22キロと言っても、平坦な道を歩くわけではありません。
トロッコ道は約8キロ、そして標高差約400mの山道を約3キロ歩きます。
そして同じコースを日帰りで往復しますので、 ただひたすら歩くだけでも10時間はゆうにかかってしまいます。 まるでハーフマラソンのような感じになり、体力とスピードが必要になります。
団体で行く日帰り縄文杉ツアーですと、いろんな方たちと歩きます。
往復22キロのコースを10時間以内に歩けるスピードでガイドは歩きますので、
そのペースについて来れないお客様はガイドの判断により(安全確保のため) 途中でリタイヤを告げられる事もありますので、十分にご注意ください。

事前の準備はまず体力をつける事


とにかく縄文杉トレッキングコースを1日で往復する場合、
体力が必要です!
山道も入れて往復22キロで所要時間10時間以上のトレッキングコースになりますので、
縄文杉に行く前に、平坦な道でもいいので一度歩いてみることをおすすめいたします。
歩いてみて余裕がない方はやはり、やめたほうがいいですね。
ただただしんどい1日になり屋久島の自然を満喫することができないです。

目標を持って今から毎日、歩くようにする

屋久島の森をトレッキングしたい!という目標を持って、今から毎日30分以上歩くようにしましょう。
できましたら登り(下り)坂を歩く練習をするといいです。
足の筋肉はすぐに衰えますので、毎日毎日の積み重ねが重要になります。

体重は減らした方がいい

体重を5キロほどでも減らすとだいぶ楽になります。
体重のBMIの値が28を超えているいる方は注意が必要です。
膝などに与える負担が大きく体力を消耗しやすいです。
食事制限と毎日のウオークで、まずは5キロ以上のダイエットを目指しましょう!!

特に太ももの筋肉を鍛えましょう!

スクワットを1日15回を3セットをしてみましょう!
できる限りゆっくりスクワットをしてみてください。

特に上り坂を歩く場合、太ももの筋肉を使いますので、
太ももの筋肉をつけておくとかなり楽に登れます。

 

屋久島のベストシーズン


屋久島トレッキングツアーのオンシーズンは3月~11月になります。
12月~2月では標高(1300m)から山頂部では雪が降ります。
頂上付近では、多い日には2m近く降ることもありますので、
基本的には12月から2月はオフシーズンになります。
ただ、12月上旬は意外と晴れている日が多く、
白谷雲水峡や島周遊エコツアーなど、
屋久島トレッキングツアーを楽しめるコースはいろいろあります。

 

屋久島トレッキングツアーについてよくある質問 

はじめて屋久島トレッキングツアーに参加される方はこちらの、
よくある質問ベスト5を参考にしてください。

 

 

屋久島ガイド歴24年の経験から見る、屋久島の自然の魅力とは

こんにちは!屋久島パーソナルエコツアーの代表をしている青木高志です。
私はインドとネパールのトレッキングの旅を終えた後、縁があり1993年から屋久島で暮らし始め、1999年から屋久島の大自然に魅了され屋久島ガイドの仕事をしています。

多種多様な自然が屋久島の魅力です

屋久島は南洋に浮かぶ山岳島で、山、森、川、滝、海が凝縮した島です。
また、亜熱帯から冷温帯までの植生が急峻な山々に垂直分布しいるのが屋久島の最大の特徴になります。
そして、標高1800mを超える山々が連なる山岳島に黒潮の暖かい空気がぶつかり、年間雨量が8000mm以上という多量な雨が山間部に降り、その影響で深い谷間を作り複雑な地形を作り出しています。

まさに日本列島を凝縮したような植生を楽しめるのが屋久島の魅力になります。

屋久島は縄文杉だけではありません。


屋久島は縄文杉だけではありません。
屋久島の最大の魅力は、太古の昔から変わらない原生林が残っていることです。

屋久島が世界自然遺産になった理由は3つあります。

1、亜熱帯から冷温帯までの植生が急峻な山々に垂直分布しいること。
2、屋久杉の巨木が生息している針葉樹林の原生林が残っていること
3、アジアでも最大級の照葉樹林が残っていること
です。

屋久島ガイドの仕事をはじめて24年になりますが、屋久島の原始の森は今も変わりません。
大きな台風が来るといろんな大木が倒れます。
そして大木が倒れると陽が差し込み、また新たな命が芽吹きます。

すべては大きな循環の中で移り変わっていきます。
太古の昔から変わらない屋久島の大自然を体感してみてください。

 

 

 

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