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雨上がりの太鼓岩はとても空気が澄んでいて絶景でしたね!宮之浦岳もばっちり見えましたね

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新緑の中、木漏れ日がいいですね!原生林コースの途中の沢で休憩

S様からの声

楽しさ先行の登山

高低差400mとはいえ、今回の白谷雲水峡コースは、
私たち夫婦にとってはやはり”登山”そのものでした。

それは太鼓岩まで行ったからです。

これまで年に1~2回、手軽な山に登っていますが、人に遅れてはならない、
早く着かなければと、しんどさばかりが先立つのが常でした。

ところが、今回は違いました。楽しさばかりが先行しました。

夫婦二人だけのガイドを引き受けてくださる方を探し出し、お願いした青木高志ガイドさんが、適宜立ち止っての樹林や山川などの説明、ペース配分をきめ細かく挟まれ、ゆっくりと息が整い続けた中、山の全てを存分に楽しむことが出来ました。一生思い出に残る旅となりました。

特に、素晴らしかったのは、緑の絨毯を引いたような森、屋久杉の生き様と太鼓岩からの眺望です。 
京都の北山杉と全く違います。屋久島の杉には、すさまじい執念と根性を感じました。
そうは言いながら、周りと共生しながら生きながらえていることに頭が下がりました。

今回、雨は全く降らず、太鼓岩からの眺望をさえぎるものはありませんでした。
遠くに宮之浦岳などを眺めたり、ガイドさんと岩の上で手足を伸ばして寝ころび、
束の間の気持ちの良さを味わったことは想像以上のことでした。

振り返ってみると、こういう山登りがあるのだな、時間を十分用意し、しんどいことがあっても
、楽しみながら前に進むことの素晴らしさを、この年になって学んだ次第です。
青木ガイドさんありがとうございました。

最後に、おいしい湧水で作ってくださった熱いコーヒーと味噌汁のうまかったことに改めてお礼を申し上げ、終わりとします。

(平成23年5月14日 京都府67歳と62歳の夫婦)